おしゃれな平屋の家づくり
モダンなデザインや施工例を紹介

平屋はシンプルな構造ながら、工夫次第で魅力的かつ機能的な住まいが実現できます。本記事では、平屋の特徴やおしゃれな間取り・デザインのコツ、実際の施工事例を詳しく解説します。これから家づくりを始める方や、家族で快適に暮らせる住まいをお探しの方にぴったりの内容です。ぜひ参考にしてください。

平屋のメリット・デメリット

おしゃれな平屋を建てるためには、平屋の特徴をよく知る必要があります。長所と短所を理解することで、住む人の好みやライフスタイルに合った家づくりが可能です。ここでは、平屋のメリット・デメリットを解説していきます。

​​​​メリット

平屋の主なメリットは以下のとおりです。

• バリアフリーに対応できる
• 間取りの自由度が高い
• 災害に強い

それぞれポイントを解説します。

​​​​バリアフリーに対応できる

平屋は階段がないワンフロア設計のため、上下移動が不要でバリアフリー住宅に適しています。新築時から段差をなくすことで、小さな子どもや高齢者が安心して暮らせるだけでなく、将来的なリフォームの手間も省けるでしょう。

間取りの自由度が高い

平屋の魅力は、間取り設計の柔軟性にもあります。2階建てとは異なり階段が不要で、スペース効率を高めやすく、廊下を減らして居住面積を広げることが可能です。天井の高さも自由に設定でき、快適な住環境を整えられるでしょう。

​​​​災害に強い

平屋は建物の高さが低く、地震や台風などで発生する揺れに強い特徴があります。低重心設計により耐久性が高く、揺れによる建物へのダメージが軽減されるため、安全性が高く安心して暮らせます。災害時のリスクを抑えたい方に、平屋住宅は最適です。

デメリット

一方、平屋のデメリットには以下のような点が挙げられます。

• 広い敷地が必要
• 建築コストがかかりやすい
• 中心部の採光・通風を確保しづらい

それぞれポイントを確認しましょう。

​​​​広い敷地が必要

平屋は上下ではなく横に面積を広げるため、必要な延床面積を確保するには広い土地が必要です。地域ごとの建ぺい率や容積率も制約となり、土地代が2階建てより割高になる場合があります。平屋をつくる際は、敷地選びが重要なポイントです。

​​​​建築コストがかかりやすい

平屋は、材料費が高い基礎や外壁、屋根の面積が広くなるため、建築コストが高くなりがちです。しかし、建物の高さがないため修繕時の足場費用がかからず、メンテナンスしやすいため長期的にはコストを抑えられる可能性があるでしょう。

​​​​中心部の採光・通風を確保しづらい

平屋は中心部に窓を設けにくいため、十分な採光や通風が得られないことがあります。間取りの工夫や周囲の環境を考慮することが必要で、快適な住空間を実現するには中庭や天窓・高窓の設置などが有効です。

平屋のおしゃれな間取り・デザイン

ここでは、おしゃれな平屋をつくるための間取り・デザインを紹介します。主な間取り・デザインとして、中庭、勾配天井、天窓・高窓、テラス・ウッドデッキの4つをピックアップしました。それぞれの特徴とメリット・注意点を解説します。

中庭

中庭は、建物の中心部に設けられる屋根のない庭です。採光や通風の問題を解消する効果が期待できるほか、中庭を囲むコの字型の家など、おしゃれで開放的な間取りを実現できます。中庭を囲む間取りにすることで、家のどこからでも自然を感じられるでしょう。ただし、中庭を設けるには広い土地が必要で、建築費や維持費が割高になる可能性があるため注意が必要です。

勾配天井

勾配天井は、屋根の傾斜を活かして設計され、斜めの形状に仕上げられた天井のことをいいます。圧迫感を解消し、空間に広がりを与えるデザインが魅力です。場所ごとの高さを調整できるため、住空間にメリハリをつけられるでしょう。ただし、通常の天井より高いため、施工費が割高になりやすく、メンテナンスの手間も増えます。冷暖房の効率が落ちることで光熱費が高くなる点には注意が必要です。

天窓・高窓

天窓や高窓は、天井や高い位置に設置される窓を指します。平屋特有の採光確保の問題を解消し、おしゃれで開放感のある明るい空間を演出できます。ただし、掃除が難しく、高所設置のためプライバシーや室温の管理に配慮が必要です。特に直射日光による暑さや雨漏りのリスクがあるため、設置場所や断熱性能を慎重に検討しましょう。

テラス・ウッドデッキ

テラスやウッドデッキは、平屋に設置すると外観を引き立ててくれる屋外スペースです。リビングとフラットに接続する設計により、屋内外をシームレスにつなげ、家族での団らんやバーベキューを楽しむ場所として活用できます。素材の選び方でデザイン性を高めることも可能ですが、直射日光による高温や降雨後の水たまりに注意が必要です。適切な遮熱対策や、排水設備を整えることが求められます。

おしゃれな平屋の施工事例

おしゃれな平屋を建てたいと思っていても、具体的なイメージがつかない方もいるでしょう。ここでは、個性的なデザインを取り入れた平屋の施工事例を3つ紹介します。理想の家づくりの参考に、ぜひご覧ください。

上下の大窓で縦に広がる平屋

まるで2階建てのような高さをもつ、シンプルモダンな平屋です。LDKの壁の上下に大きな窓を配置することで、平屋とは思えない縦の開放感を実現しています。大窓は光を室内へとたっぷり取り込み、庭の美しい植栽も室内に溶け込んで、まるで外にいるかのような気持ちよさです。緑と光に包まれた住空間が、心豊かな暮らしを提供します。

施工事例｜上下の大窓で縦に広がる平屋

ドレスルームがある片流れ屋根の平屋

片流れ屋根の直線が描く洗練されたフォルムが印象的な平屋です。窓の少ない外観はクールで控えめながら、室内は広々としたLDKや趣味を楽しむ空間が広がります。壁に飾られた自転車や、洋服に囲まれるドレスルームなど、施主のこだわりと日常が調和する設計です。一方向に傾斜した屋根がもたらす開放感と個性が、唯一無二の住まいをつくっています。

施工事例｜ドレスルームがある片流れ屋根の平屋

アンティークショップみたいな平屋

沖縄を感じられるアンティークな平屋の事例です。外観は花ブロックとツートンの塗り壁で個性を演出し、玄関にある広々とした斜め框とアーチ型の垂れ壁が客人を迎えます。リビングから庭へと続くテラスは、家族や友人と楽しむBBQの舞台になるでしょう。一歩足を踏み入れると、まるでアンティークショップのような空間です。毎日が特別になる、実用性とデザイン性を兼ね備えた住まいが実現しました。

施工事例｜アンティークショップみたいな平屋

おしゃれな平屋にするためのポイント

おしゃれな平屋にするためには、外観デザインだけでなく内装や間取り、空間、室内の明るさなどを総合的に考慮することが大切です。特に重要なポイントを3つ紹介しますので、確認しましょう。

トータルデザインを決める

理想の平屋を形にするためには、全体を俯瞰したデザイン計画が必要です。内装、外観、外構の調和を考えることで、洗練された住まいが完成します。テーマから外れた要素を取り入れると統一感が崩れるため、素材や色味、配置に至るまで慎重に検討することが大切です。計画段階から全体像を明確に描くことで、バランスの取れた魅力的な平屋を実現できるでしょう。

開放的かつ明るい室内空間をつくる

おしゃれな平屋をつくるには、明るく開放的な室内空間を設計することが欠かせません。明るく開放的な室内ではインテリアの魅力が引き出され、内装のおしゃれ感をアップしやすいのが利点です。ポイントは、窓の配置やサイズを工夫することで、高天井や高窓、中庭を採用することで、自然光が差し込む広々とした居心地のよい空間を実現できます。

室内と外がつながるような空間をつくる

室内と外をゆるやかにつなげて一体化する間取りは、平屋の開放感とデザイン性を高める重要なポイントです。例えば、リビングから続くウッドデッキや大開口の窓を取り入れると、内外のつながりがスムーズになり、開放感あふれる空間を実現できます。庭の緑や空の景色が室内に溶け込み、自然と調和する快適な暮らしを楽しめます。憩いの場や物干しなど用途も広く、おしゃれなだけでなく利便性も抜群です。

内装も外観もこだわりのおしゃれな平屋を建てよう

おしゃれな平屋を建てるには、採光・通風や敷地条件を考慮し、予算とのバランスを図った設計が欠かせません。コラボハウスにはデザインと建築の知識を兼ね備えた専門家が揃い、家づくりをトータルサポートします。おしゃれで快適な空間をつくるため、打ち合わせを重ねて納得のいくプランを提案可能です。無料相談も行っていますので、おしゃれで理想の平屋づくりをスタートさせたい方はぜひご利用ください。