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玄関から一番奥のパントリーまで土間が続く家。リビングに隣接する土間部分は、薪ストーブの周りをアーチ状に。広さがあるため、薪を置いたり、道具を使ったりしやすく、家族全員がゆったりと腰掛けられるのも嬉しい。あえてダイニングと壁一枚隔たせたキッチンは料理に集中しながらも、ダイニングの様子を感じられるよう開口を設けた。洗濯やパソコン作業ができる家事室も同様のつくりに。

▲独立型キッチンの一部に開口を設け、料理を出し入れしやすく。宿題をしているのを見ながら調理できるのも魅力。

▲ロフトに向かう階段の小窓から子どもが顔を出すことも。

▲ロフトは子どもの遊び場として大活躍。

▲大人が二人並んでも余裕がある造作洗面台。

▲ワークスペースの足もとは愛犬の通り道。

▲犬との散歩帰りに土間へ直接入れる動線も便利。

▲リビング部分は勾配天井に、土間部分は平らな天井にして外の軒天と高さを合わせた。外と土間がつながり、広く感じる。

Designer’s comments

お施主様のご希望だった「薪ストーブのある土間空間」を、リビングとつなげてアーチ状に設計しました。家族みんなが腰掛けたり、愛犬の居場所として使えたりと、多目的に活躍する場所に。散歩後に直接入れる動線や、足洗い用の温水水栓 も備えました。

大開口の窓とウッドデッキが、空間にさらなる広がりを。 天井・床の高さを揃え、屋外との一体感を生み出しました。

キッチンは壁一枚でダイニングと区切り、開口から気配を感じられる設計に。 家事室も同じ考え方で、集中しやすく落ち着いた空間になっています。

土間からリビング、パントリーへとつながる動線や、インテリアに合わせた造作など、こだわりが暮らしにしっくり馴染む住まいが完成しました。