家づくり先輩ルポ
今回訪れたのは、愛媛県松山市。
松山城や大街道などの中心部から一歩引いた、閑静な住宅街。ほどよい利便性と穏やかさを兼ね備えたエリアで、昔ながらの田畑や住宅のなかに新たな宅地開発が進んでいて、キレイに整備された街並みが広がります。
閑静な住宅街のなかで目を引く
ふたりの好みを融合した外観

幹線道路をそれて進んだ先に現れたのは、緑のガルバリウム鋼板とグレージュの塗り壁に、三角のフォルムと箱を重ねたような意匠が印象的な家。周囲の景色に溶け込みながらも、さりげない個性と確かな存在感を放つ外観です。
スタイリッシュな外観は、駐車場や植栽も含めて、担当設計士がトータルで設計してくれたのだとか。緑のガルバリウム鋼板はご主人、グレージュの塗り壁は奥さま。おふたりの好みを巧みに組み合わせた、唯一無二のデザインです。
2年半ほど前から、この家に住み始めたK様ご家族。家づくりの最中はご夫婦ふたりでしたが、昨年かわいらしいお子さんが増え、3人家族になりました。
「オシャレなだけ」じゃない
信頼のおける知識と人柄
付き合っていた期間が長かったのもあり、「早めに家を建てたいね」と話していたおふたり。戸建て住宅で育った経験から、自分もいつか一戸建てのマイホームが欲しいとあこがれを抱いていました。
結婚してすぐ、気になった住宅会社を見学したり、すでにマイホームを建てた友人に相談したり、家づくりを本格的に検討し始めました。

とあるハウスメーカーで、吹き抜けのあるモデルハウスを見学したときのこと。
吹き抜けについて詳しく聞こうとすると、案内してくれた営業担当から「オシャレなことだけがメリットです」と断言されたそう。「そうなんですか?」と、その場は盛り上がりつつも、内心は半信半疑に思っていました。
後日、はじめてコラボハウスを訪れたときに、そのときのエピソードを話してみると、「それだけじゃないですよ」と、吹き抜けを作るメリット・デメリットを丁寧に説明してくれたといいます。豊富な知識をもとに、フラットな目線で説明してくれる設計士の姿勢と、気さくで話しやすい人柄に好感を抱いたことが、家づくりを依頼する決め手になりました。
住宅密集地とは思えないほど
明るく開放感のあるLDK
担当設計士のなかでは、「奥さまの大好きなキャラクターが住んでいそうな北欧テイストの家」がテーマになっていたそう。白と木目を基調としたナチュラルで温かみを感じられる室内に、さりげなく飾られたぬいぐるみやオブジェがしっくりと馴染んでいます。

LDKに入るとまず、外の鮮やかな緑を切り取るピクチャーウィンドウに、目が奪われます。中庭に接する2面に大きな窓を設けているので、視界に抜け感が生まれ、陽光がやわらかく室内に降り注ぎます。
この窓は、置きたいソファから逆算して設計したといいます。
奥には小上がりの畳スペースがあり、段差に腰掛けたり、畳の上で寝転んだり、好みのスタイルでくつろげるよう設計しました。今はキッズスペースとして活躍中です。


キッチンは、既製品と造作を組み合わせたセミオーダー。使いやすさと統一感のあるデザインを両立しています。
扉の向こうは、「ミナ ペルホネン」のかわいらしいタイルが目を引く洗面所。左手はランドリールームと浴室、右手は収納を介して玄関ホールへとつながっています。
家族それぞれの“好き”を尊重して


家族で分かち合う「心地よさ」と、一人ひとりが大切にしたい「こだわり」。
それぞれ互いに尊重しながらも、やさしく調和しているのが、この家の何よりの魅力です。
たとえば、壁掛けテレビのある壁面は、裏が一面の本棚に。
手のひらサイズの文庫本やコミックから大判の写真集やDVDボックスまで、おふたりがそれぞれ集めた多種多様なアイテムを、余裕を持って収納できる大容量サイズ。棚板が固定されているので、たくさんの蔵書もしっかりと受け止められる頑丈さを兼ね備えています。
テレビの周辺機器やお掃除ロボットもここが定位置。趣味のアイテムだけでなく、リビングで使う細々としたものの収納まで、この1ヵ所に集約されているので、片付けや管理しやすいのもメリットです。
玄関脇には、ご主人の趣味部屋を設けました。
麻雀の自動卓に合わせたサイズの小部屋は、ゲストが迷わず入れて室内外に音が響きにくい、「離れ」のような造りに。今は子育てがメインの生活に変わり、住み始めた直後より頻度は控えめになりましたが、時折友人を招いて卓を囲んでいるそうです。
おふたりの思いを
設計士が確かな形に

外観も内装も、設計士にお任せにした部分が多いと、控えめに話すおふたり。
しかし、室内を案内してもらいながら詳しくお話をうかがうと、「このタイルやペンダントライトが使いたくて」「友人と遊べる趣味部屋がほしい」「外観は好きな色を」など、ご夫婦の家づくりにかけた熱意が、そこかしこに感じられます。
玄関先には、この家の模型と間取りのイラストが飾られていました。どちらも家づくりの記念として、コラボハウスからプレゼントしたもの。信頼できる設計士と二人三脚で叶えたマイホーム。新しく迎えた小さなお子さんの成長を見守りながら、これからも家族の幸せな時間をやさしく包み込んでいくことでしょう。
