それぞれのお客さまと設計士が相談して作り上げた図面を元に、工事に必要な情報を具体的に盛り込んだ図面を作ります。
　
　父は、塗装業を営む職人でした。現場が家の近くにあって、小学生の頃は、よく連れて行ってもらったりして。父の仕事場は、楽しい外遊びの場所の一つでした。家に関わる技術を身につけようと、デザイン専門学校でインテリアを学んだあと、インテリアデザインの事務所に勤め、様々なデザインの仕事に携わりました。現場へ行って、職人さんの仕事を近くで見る機会も多く、インテリアだけでなく、家全体に関わる仕事をしたいと思い、転職しました。
　
　現場監督に同行して、職人さんの仕事の様子を見る機会がありました。職人さんが「コラボハウスの図面は見やすい」と言ってくださり、うれしかったです。自分たちがつくる図面の一本一本の線が、建築現場ではどんな材質や構造のものになっているのかを実際に見ると、使われる木材の質感など実際の機能やサイズを肌で感じることができます。職人さんたちが作業しやすい図面を描けるようになりたいです。
　
　休日は、雑貨屋さんやインテリアショップに行ったり、部屋の模様替えをしたりします。北欧の家具や雑貨が好きです。将来について相談したとき、「好きなことをやりなさい」と言ってくれた父の背中から学んだことを、大切にしたいです。