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【土間リビングの後悔例】よくある後悔とは? 失敗を防ぐポイントや実例を紹介

家づくり

2026.01.23

【土間リビングの後悔例】よくある後悔とは? 失敗を防ぐポイントや実例を紹介

土間リビングとは、リビング内に土間スペースを設けた空間のことで、おしゃれな間取りになると人気があります。一方で、寒さを感じやすかったり、うまく使いこなせなかったりといった後悔につながるケースも少なくありません。

本記事では、よくある後悔事例と対策を解説しますので、理想の土間リビングについてイメージを固めましょう。

<このような方におすすめ>

  • 土間リビングのデメリットは?失敗・後悔するポイントを知りたい人
  • 寒さなどをカバーできる土間リビングを設計したい人
  • 犬のいる家庭はどうしている?土間リビングのあるおしゃれな家の実例を見たい人

<この記事のまとめ>

  • 土間リビングには寒さやメンテナンス性、利用しなくなるなどの後悔が多い
  • 後悔を避けるには、断熱加工や移動・掃除の手間軽減を意識した設計が有効
  • 土間リビングがあると生活の幅が広がり、人やペットが快適に過ごせる

土間リビングによくある5つの後悔

まずは、土間リビングを設計して後悔しがちなポイントを5つ紹介します。

寒い時期に室内が冷える

土間づくりに用いるタイルやコンクリートには、熱を伝えやすい性質があり、屋外からの冷気の影響を受けやすい素材です。

土間と外が接している構造の場合、外の冷たさが床から室内へ広がり、冬場は足元を中心に冷えを感じやすくなります。結果として、室内全体が寒く感じられ、後悔につながりやすいです。

室内との段差や靴の着脱が手間に感じる

土間リビングは、土間と居室の床に高低差を設ける構造が一般的です。しかし、段差があると子どもや高齢者にとっては転倒の原因になりやすく、実生活で安全面に不安を抱く方も少なくありません。

また、居室へ移動するたびに靴やスリッパへ履き替える必要があり、頻繁に移動する必要があると、手間や煩わしさを感じやすいでしょう。

掃除が頻繁に必要で面倒に感じる

土間リビングは土足での行き来が前提となるため、砂や泥、雨水・雪の水滴が室内側へ入り込みやすくなります。

汚れがリビングまで及ぶと、足触りや見た目が気になり、こまめな掃除が欠かせない状態に陥りやすいです。土間と居室の両方を常に清潔に保つための手入れが、負担になるケースもよく見られます。

土間をうまく使えず持て余してしまう

土間リビングは屋内外の要素を併せもつ便利な空間であるものの、使い道を明確にしないまま取り入れると、活用できず持て余してしまうことがあります。

たとえば、土間とはいえ室内空間のため、水を豪快に使えず、本格的なアウトドア用途には不向きです。また、子どもの成長とともに利用頻度が下がり、単なる物置になってしまうケースも少なくありません。

工事費が圧迫して他の部分にコストをかけられなかった

住まい全体の設計次第では、土間リビングの採用によって工事費が増える場合があります。

土間リビングでは、一般的なフローリング施工に加え、土間用の床工事が必要となり、左官やタイル職人といった専門職の工程が発生するのが一般的です。費用は素材や広さにもよりますが、目安として1㎡あたり1万円前後かかるため、ほかの間取りに使える予算を圧迫する可能性も否めません。

後悔なく土間リビングを完成させるための設計ポイント

後悔なく設計するためには、以下のような点を意識して進めると満足度の高い土間リビングに仕上がるでしょう。

寒さ対策:断熱加工や防寒設備を取り入れる

寒さ対策として、断熱性能を意識した設計が欠かせません。たとえば、基礎部分に断熱材を施し、開口部には樹脂サッシや三層ガラスを採用することで、外気の影響を受けにくくなります。加えて、床暖房や薪ストーブを取り入れるのも有効です。土間の床材を通じて蓄熱し、やわらかな暖かさが持続するでしょう。

さらに、日差しが届くような配置にしたり、冬場のみ建具やカーテンで仕切れるように工夫したりする対策もおすすめです。

移動の手間対策:負担にならない段差にする

土間と居室間の段差は、移動時の負担を軽減できるように設計しましょう。

小さな子どもや高齢者でも上り下りしやすい高さを意識し、15〜20cm程度にすると安心です。また、動線上に段差を設けると転倒リスクが増すため、設置位置や床材、色のコントラストを工夫し、視覚的にも認識しやすくします。

将来を見据えて、スロープや手すりを取り入れておくと、より安全な空間にできるでしょう。

メンテナンス対策:清掃用具をすぐに取り出せる環境にする

汚れやすく掃除の手間が多い土間リビングでは、日常の手入れを前提とした環境づくりが欠かせません。

靴の着脱が多いと、砂や汚れが溜まりやすいため、ほうきや掃除機をすぐに取り出せる収納コーナーを設けておくと、気づいたときに素早く掃除ができます。ガーデニングやバーベキューを楽しむ家庭では、シンクを備えておくと汚れ物をその場で洗えて便利です。

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用途に合った清掃設備を整えると、メンテナンスの負担を大幅に軽減できるでしょう。

使用頻度を高める対策:複数用途で使えるスペース・動線設計にする

使用頻度を高める工夫として、使用目的を限定せず、複数の役割をもたせることが挙げられます。

趣味専用にすると利用機会が減りやすいため、作業スペースや室内干し、収納など幅広く使える設計にするのが有効です。

また、暮らし方によっては、土間のないリビングのほうが落ち着く場合もあります。どうしても取り入れたい場合は、玄関から土間、リビングへとつながる動線を意識し、買い物・帰宅動線をつくって日常的に使いやすい配置にするのがおすすめです。

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コストアップ対策:床材は総合的な視点で決める

土間リビングの床材は、価格だけで選ばず総合的な視点で検討することが大切です。

たとえば、コンクリートは初期費用を抑えやすい反面、ひび割れが起きやすく、仕上げや補修に追加費用がかかる場合があります。一方、タイルは材料費こそ高めですが、掃除や手入れがしやすく、長期的には維持コストを抑えられる可能性があります。

設計にかかる初期費用だけでなく、利用目的や安全性、メンテナンスのしやすさまで考慮して最適な素材を選ぶと、結果的にコストダウンを実現しやすいでしょう。

土間リビングの使い勝手は?メリットを紹介

土間リビングの設計では、後悔の声が聞かれることもありますが、設置することで暮らしが豊かに感じられる場面も多くあります。

ここでは、土間リビングならではのメリットを紹介します。

夏場は涼しく過ごしやすい

土間には、コンクリートやタイルといった熱を伝えやすい床材を使うため、夏は足裏に心地よい冷感を得られるのが魅力です。体温調整が苦手なペットにとっても、程良くひんやりする土間は快適な居場所になるでしょう。

また、土間の面積が広いほど室内全体も涼しく感じやすく、冷房に頼りすぎない暮らしが叶います。結果的にエアコンの稼働を抑えられて、電気代の節約につながるでしょう。

さまざまな用途で利用できて便利

土間リビングは、屋外と室内をゆるやかにつなぐ構成のため、多用途に使いやすい空間です。たとえば、以下のような使い方ができます。

  • 子どもやペットがのびのびと過ごせる遊び場
  • ガーデニングやDIYの作業スペース
  • ベビーカーやアウトドア用品など大型アイテムの収納場所
  • 室内干しのためのスペース
  • 来客時のおもてなし空間

天候に左右されにくく、ライフスタイルの変化にも柔軟に対応できる点が魅力です。

ゲストが多く集まっても広々と過ごせる

土間リビングは、土間とリビングの間に高低差を設ける構造のため、リビング全体に奥行きが生まれ、実際以上に広く感じられる空間を演出できます。フローリングと土間で素材を切り替えることで、視線的にも変化が生まれ、空間にメリハリが生まれます。

段差部分は縁側のように腰掛けられ、人が集まっても圧迫感が出にくく、自然と会話も弾むでしょう。家族やゲストが楽しく集える開放的な場として活用できます。

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土間リビングを採用した間取りの施工事例3選

土間リビングを実際に間取りに取り入れた住まいの事例を、3つ紹介します。使い勝手の良さをどのような工夫で高めているか、確認しながらご覧ください。

アーチ状の土間に薪ストーブを設置したリビングの家

リビング内にアーチ状の土間を隣接させている住まいの事例です。土間には薪ストーブを設置し、薪や道具を置いても、十分にゆとりが感じられる広さを確保しています。土間は犬の遊び場としても機能しており、床の段差では家族がゆったりと腰掛けて犬を見守れます。

また、玄関やパントリーともつながる間取りになっており、散歩帰りもスムーズです。

アーチ状の土間に薪ストーブを設置したリビングの家の施工事例を見る

窓から日差しをたっぷり取り込める土間リビングの家

こちらの住まいでは、リビングの南側に土間を設けました。土間には大きな掃き出し窓を設置し、隣接する庭から明るい光がたっぷりと差し込む設計で、採光性も抜群です。

土間を経由してリビングから庭へ出られる動線になっているため、室内でくつろぐ猫が気ままに庭へ出て遊ぶこともできます。また、土間空間に椅子やテーブルを置くことで、アウトドアリビングのように使える点も魅力の一つです。

窓から日差しをたっぷり取り込める土間リビングの家の施工事例を見る

玄関や収納コーナーとも動線をつなげた土間リビングの家

玄関・収納・リビングにまたがるように、L字型に土間を配置した住まいの事例です。玄関からでも、土間空間に設けた掃き出し窓からでも出入りができるようになっており、子どもや犬が庭遊びする際もスムーズに移動できます。

土間自体もゆとりのある広さで、ベンチを置いてゆったりとくつろいだり、大型犬の寝床にしたりと複数の用途に活用されています。

玄関や収納コーナーとも動線をつなげた土間リビングの家の施工事例を見る

後悔しないよう対策しながら理想の土間リビングを完成させよう

土間リビングを後悔なく完成させるには、自分たちのライフスタイルを考慮し、土間をどのように活用するかを長期的な視点で決めておくことが大切です。その上で必要な設備を選定し、快適に過ごせるように設計を進めましょう。

土間リビングを取り入れたいけどどのようなスタイルにすべきか迷っている方は、ぜひ一度コラボハウスへご相談ください。専任の設計士がお客さまへ丁寧にヒアリングしながら、理想を形にできる現実的なプランをご提案いたします。無料相談が可能ですので、まずはお気軽にご利用ください。

後悔しない土間リビングに関するよくある質問

Q. 土間リビングは子育て世代に向いていますか?

外遊びやベビーカー利用には便利ですが、安全面や寒さ対策が必要です。

Q. ペットがいる家庭で土間リビングは後悔しませんか?

汚れに強い反面、冬場の冷えや滑りやすさに注意が必要です。

Q. 土間リビングの段差で後悔することはありますか?

つまずきやすさや将来のバリアフリー面で後悔する例があります。

Q. 土間リビングをおしゃれにしたつもりが失敗する原因は?

デザイン優先で、生活動線や温熱環境を軽視してしまうケースです。

Q. 土間リビングは来客時に使いにくいですか?

靴のまま使うかどうか迷いやすく、運用ルールが曖昧だと使いづらくなります。

Q. 土間リビングをやめたほうがいいケースは?

寒冷地や床座中心の暮らしを想定している場合は慎重な検討が必要です。

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この記事を書いた人

Writer’s profile

コラボハウス 設計士

2024年度 注文住宅施工棟数 「四国ブロックNo.1」
「愛媛・香川・徳島・高知・岡山・大阪・秋田」エリアで、完全自由設計の注文住宅を数多く手がけてきたコラボハウスの設計士。

「暮らしを自由にデザインする」を掲げ、設計士が土地探しから設計までを一貫して担当し、デザイン性と暮らしやすさを両立した家を実現します。

これまでの豊富な施工事例と設計現場で培った知見をもとに、間取り・動線・デザイン・性能に関する後悔しない家づくりのポイントをお伝えします。