コラム
ウッドデッキのある平屋住宅|
おしゃれな間取りにするポイントとは
家づくり
2025.09.11

平屋住宅にウッドデッキを設置すると、屋内と屋外がつながり、開放感のある暮らしが実現します。しかし「費用はどれくらいかかるのか」「デメリットはあるのか」など、気になる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、平屋にウッドデッキを取り入れるメリットやデメリット、費用相場などを解説します。実際の施工事例も紹介するので、ウッドデッキを検討している方や快適な平屋づくりを検討している方はぜひ参考にしてください。
平屋にウッドデッキを設置するメリット
まずは、平屋にウッドデッキを設けるメリットを紹介します。
屋内と屋外がつながり開放感が生まれる
ウッドデッキをリビングと同じ高さに設けることで、屋内と屋外の境界が自然につながり、一体感のある空間が生まれます。
大きな窓や扉を開け放てば、視覚的にも広がりが感じられ、実際の床面積以上のゆとりを体感できるでしょう。外の開放感を取り入れることで、快適さをプラスできるのが大きな魅力です。
洗濯物を干しやすくなる
平屋住宅では、限られた敷地の中で洗濯物を干すスペースを確保するのが難しい場合があります。一方、ウッドデッキの上であれば動線が短く、干すのも取り込むのもスムーズに行えます。
ただし、場合によっては外からの視線が気になることもあるため、フェンスの設置や植栽で目隠しをするなど、環境を整えることが大切です。
自然光を取り入れやすい
平屋住宅は、2階建てと比べて採光の面で不利になり、室内が暗くなりがちです。庭にウッドデッキを設け、さらに大きな窓を設置すれば、光を十分に取り込むことができます。
窓のサイズを大きくしたり数を増やしたりすると、自然光が室内全体へ届きやすくなり、明るく開放的な空間を実現できるでしょう。
アウトドアリビングとして使える
アウトドアリビングは、室内リビングとは異なる使い方ができるのが魅力です。バーベキューなどの煙やニオイが気になる食事を楽しんだり、子どもやペットがのびのびと遊べるスペースにしたり、リラックスタイムを過ごしたりする場所として使えます。
さらに、ウッドデッキは多少の汚れを気にせず使えるため、アウトドア用品のお手入れなどにも最適な空間といえるでしょう。
平屋にウッドデッキを設置する際の費用相場
平屋にウッドデッキを設置する際の費用相場は、3坪〜5坪の場合で30万円〜60万円程度です。ただし、天然木か人工木かなど、使用する素材によって差があります。
さらに、照明や水道、コンセントなどの設備を加えると追加費用が発生するため、希望する暮らし方に応じて予算を調整し、計画的に検討することが大切です。
なお、ウッドデッキの広さは、家族3~4人で約3坪が目安ですが、来客を迎えてホームパーティーやバーベキューを楽しみたい場合は、3~5坪ほど確保するのがおすすめです。
平屋にウッドデッキを設置するデメリットと対策
平屋にウッドデッキを取り入れると暮らしが便利になる一方で、設置費用やプライバシー確保などの課題もあります。
ここでは、平屋にウッドデッキを設置するデメリットと対策を解説します。
メンテナンスの手間がかかる
木材を使用するウッドデッキは、汚れや塗装の剥がれを放置すると劣化が進み、見た目や安全性に影響を与える可能性があるため、定期的なメンテナンスが欠かせません。
清掃や塗り直しなどのメンテナンスを想定し、頻度や費用をあらかじめ確認しておくことが大切です。
メンテナンスの手間を抑えたい場合は、人工木などメンテナンス性に優れた素材を選んだり、雨や紫外線を避けられるよう屋根やシェードを設置したりなどの工夫も有効です。
設置費用・メンテナンス費用がかかる
ウッドデッキの設置には本体工事だけでなく、外構工事の費用もかかります。また、将来的には耐用年数を見据えた補修や交換も必要です。
そこで、無理に新築時にすべてを詰め込まず、後からデッキを追加できるよう間取りや構造を工夫しておくのも一案です。初期費用を抑えつつ、ライフスタイルや予算に合わせて最適なタイミングで導入を検討できるでしょう。
場所によっては外部からの視線が気になる
平屋では、ウッドデッキにいると通行人などと同じ目線になるため、外からの視線が気になり、思うようにくつろげないことがあります。
そのため、事前に外からの見え方をシミュレーションし、目隠しフェンスや植栽で視線を遮るなどの工夫を施すのがおすすめです。また、敷地と前面道路に高低差をつけることで、道路や隣地からの視線を避けやすくするという方法もあります。
ウッドデッキを採用した平屋の施工事例
ここでは、ウッドデッキを取り入れた平屋住宅の施工事例を5つ紹介します。
庭を囲む焼杉の平屋
「スタイリッシュな平屋」「和モダンの雰囲気」「子どもが安全に過ごせる家」の希望を叶えた住宅の事例です。設計にあたり、庭とウッドデッキを中心にしたL字型の平屋を提案しました。南向きの大きな窓からは季節ごとの光が入り、室内にいながら庭で遊ぶ子どもを見守れます。段差をつけたウッドデッキは椅子代わりにもなり、天気の良い日には屋外で気持ちよく過ごせます。
海を切り取る旅館スタイルの平屋
小高い丘の上に建つ平屋住宅は、どの部屋からも瀬戸内海の絶景を楽しめる設計です。玄関ホールの大窓から見える海の景色が来客を出迎え、ダイニングの窓はどの位置からも景観を楽しめるよう、高さやサイズが工夫されています。
また、リビングからウッドデッキへと続く空間は、室内と屋外が一体となるよう工夫されています。朝日や夕焼けを眺めながらの食事や、家族とゆったり過ごす時間が日常をより特別にしてくれる空間に仕上がりました。
田園を切り取るコの字の平屋
のどかな田園風景を家のどこからでも楽しめる平屋です。中庭をコの字型に囲む間取りによって、玄関やLDK、寝室側の廊下からも景色を堪能できます。道路側の窓を最小限に設置することで、プライバシーを確保しています。
段差のある中庭は家族の憩いの場として、第2のリビングのように活用可能です。周囲の視線を気にせず、のびのびとバーベキューやアウトドアの時間を楽しめるのが、コの字型住宅の大きな魅力といえるでしょう。
中庭を囲むコの字の平屋
家族が自然に集まる、広々とした24畳のLDKを実現した平屋住宅です。リビングから中庭へとつながる設計で、平屋ながらも開放感が際立ちます。
「外を眺めながら料理がしたい」という奥様の希望を叶えるため、1階はコの字型の間取りに設計しました。中庭とリビングが一目で見渡せる設計で、晴れた日には中庭のデッキでブランチを楽しめます。
広いウッドデッキで四季を愉しむ平屋
LDKの勾配天井が高さと奥行きを生み、面積以上の開放感を演出している住宅です。リビングに面したウッドデッキが室内と外を自然につなぎ、さらに広々とした印象を与えています。
天候を気にせず外に出られるよう軒を深めに設計し、床材やウッドデッキなどを無垢の木で統一することで、温かみのある外観に仕上がりました。大きな掃き出し窓と高窓から光を取り込んだ明るい室内や、美しい庭を楽しめるリビング・ウッドデッキが魅力です。
平屋にウッドデッキを組み合わせておしゃれな暮らしを実現しよう
平屋にウッドデッキを取り入れることで、室内と屋外がつながる開放的な空間を実現できます。リラックス空間やバーベキュースペースなど多目的に活用でき、家族や友人との時間をより豊かに彩る暮らしを実現できるでしょう。
コラボハウスの住宅は、暮らしやすさと使いやすさを重視したデザインが魅力です。長く住み続けても飽きがこず、愛される住まいを提供します。家づくりに役立つ情報が満載のカタログを無料でお届けしていますので、ぜひお手にとってご覧ください。
平屋に関連するその他の情報は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
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