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玄関の土間収納のアイデア5選!
メリット・デメリットや活用事例も紹介

家づくり

2025.03.13

玄関の土間収納のアイデア5選!メリット・デメリットや活用事例も紹介

「土間収納」とは、玄関の一部や隣接するスペースを広く取り、土間続きで設けた収納場所のことです。ベビーカーやアウトドアグッズ、大きな荷物の収納に便利なため、新築住宅で採用されるケースが増えています。
この記事では、近年人気が高まっている土間収納について、導入時の費用や設計のポイント、実際の施工事例を紹介します。土間収納のある家づくりを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

土間収納とは?

近年人気の土間収納は、玄関近くや玄関とつながる空間に設けられる収納スペースです。モルタルやコンクリート、タイル張りの床で施工するのが一般的で、泥や汚れがつきやすい屋外用品をそのまま収納できるのが特徴といえます。
一般的な玄関収納といえば、靴や小物を収納する「シューズボックス」が中心ですが、土間収納はより広く、用途が柔軟なのが魅力です。

土間収納の間取りについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。

土間収納の間取りアイデア!広さ別・用途別のおすすめプラン(後日公開予定)

【施工事例】土間収納の活用アイデア4選

ここでは、コラボハウスが手がけた住まいのなかから、土間収納によって生活の利便性や快適性が向上した施工事例を4つ紹介します。土間収納の使い方をイメージしながらご覧ください。

収納力と使い勝手を両立させた土間収納

収納力と使い勝手を両立させた土間収納

こちらの住まいでは、横に広い土間収納の壁一面に棚を設置し、広々とした収納スペースを確保しました。収納棚にボックスを配置することで、アイテムを分類して整理できる設計になっています。見た目がスッキリとしており、必要なものが取り出しやすい収納テクニックです。
また、土間収納の一部は書斎と一体化しており、ご主人の趣味である靴磨きを気軽に楽しめるのもポイントです。

収納力と使い勝手を両立させた土間収納がある住まいの施工事例を見る

可動式の棚で収納力抜群の土間収納

可動式の棚で収納力抜群の土間収納

玄関横に設置された土間収納の棚は可動式になっており、さまざまなサイズのアイテムを自由に収納できるのが魅力です。靴や傘だけでなく、家族の趣味であるキャンプ道具やアウトドア用品、非常時の備蓄品などもたっぷり収納できます。
また、ハンガーパイプを設けることで、アウターを室内に持ち込まず収納できる設計になっているのも特徴です。

可動式の棚で収納力抜群の土間収納がある住まいの施工事例を見る

効率的に収納する工夫が光る土間収納

この土間収納は、玄関から奥に長く続く間取りになっており、趣味のSUPボードやパドルを壁掛け収納できるようになっています。壁面に設置されたフックには、帽子やヘルメットなどもかけることができ、使いやすさが向上しています。
さらに、玄関から見えない奥まったスペースには、シューズラックとハンガーパイプを設置し、散らかりがちな靴やアウターも整理整頓しやすい設計です。
広々としたスペースを最大限活用することで、動線がスムーズで使いやすい土間収納になりました。

効率的に収納する工夫が光る土間収納がある住まいの施工事例を見る

コンパクトで機能的な土間収納

コンパクトで機能的な土間収納

最後に紹介する土間収納は、ウォークスルータイプになっており、玄関を2WAYで利用できる設計が特徴です。土間収納を家族専用の玄関として使うことで、小物や帽子、アウターを収納でき、外出時や帰宅時の動線がスムーズになります。
また、足元の収納スペースは奥行きを活かした無駄のない設計になっており、クーラーボックスや三輪車などの大型アイテムを置いても動線を邪魔しません。

コンパクトで機能的な土間収納がある住まいの施工事例を見る

土間収納のメリット

4つの事例で見たように、土間収納を活用すると、住まいの利便性や快適性が向上します。具体的にどのようなメリットがあるのか、順番に見ていきましょう。

室内への汚れの持ち込みを防ぐ

土間収納は玄関やその近くにあるため、アウトドア用品についた泥や砂、雨で濡れた荷物、花粉や砂ぼこりが付着したアウターなど、室内に持ち込まずに収納できるのが大きなメリットです。雨の日やアウトドアからの帰りでも、室内を汚さず清潔な状態を保てます。

ベビーカーやアウトドア用品、防災グッズの保管に便利

土間収納は、場所を取るベビーカー、汚れた外遊び用のおもちゃをそのまま収納できるため、子育て世帯にとって便利です。また、ガーデニング用品や車椅子の一時保管場所としても活用できるので、高齢になっても使い勝手が良いでしょう。
キャンプ道具やスポーツ用品など、大型で汚れやすい物を収納するのにも最適です。アウトドアやスポーツの趣味がある方にもおすすめです。
さらに、地震などの災害に備えて防災グッズを保管する場所としても役立ちます。土間は比較的涼しいため、水や非常食を保管するのに適しており、玄関近くにあることで、いざという時にすぐ取り出せるので安心です。

土足で出入りでき、外出時や帰宅時の動線がスムーズ

土間収納は、外出時や帰宅時の動線をスムーズにする効果も期待できます。土足のまま入れるため、靴を履き替える手間もなく荷物の出し入れが可能です。例えば、アウトドア用品や自転車を持ち帰った際、靴を脱がずにそのまま収納できるので、利便性が高まります。
また、慌ただしい外出時や帰宅時の動線がスムーズになれば、日常のストレスも軽減されるでしょう。加えて、玄関周りを美しい状態に保ちやすくなり、生活空間全体の快適性も向上します。

いつも玄関が片付いた状態になって来客時も安心

土間収納があれば、玄関を常に片付いた状態に保てるため、急な来客があっても慌てることなく対応できます。玄関周りの印象が格段に良くなり、訪れたゲストも心地よく過ごせるでしょう。
また、整理整頓された玄関は見た目が美しいだけでなく、家族にとっても使いやすい空間になります。掃除や片付けがしやすくなることで、清潔な状態を維持しやすくいのも大きな魅力です。

土間収納のデメリット

土間収納のデメリット

魅力が多い土間収納ですが、いくつかのデメリットがあることも理解しておかなければなりません。土間収納を検討する際は、メリットとデメリットを比較し、ライフスタイルに合うかどうかを見極めましょう。

湿気がこもりやすく、冬場は冷えや結露が発生しやすい

土間の通気性が悪いと、湿気がこもりやすくなります。特に食品や衣類を保管する場合は注意が必要です。間取りや構造によっては、換気システムや除湿機の導入が必要になることもあります。
また、コンクリートやタイルの床は冬場は冷えやすく、結露が発生しやすい点にも要注意です。結露を放置すると、保管している物が劣化するリスクもあるため、定期的な換気や湿気対策が不可欠です。

スペースを確保するのが難しい

土間収納を設置するには、ある程度の広さが必要なため、狭小住宅では導入が難しい場合があります。また、間取りによっては玄関やほかの居住スペースとの動線が悪くなり、かえって使い勝手の悪い収納になってしまうこともあるでしょう。土間収納を取り入れる際は、生活動線を考慮し、無駄のない設計を意識することが重要です。

使用しなくなって物置になってしまうことも

土間収納は活用次第で便利な一方、計画的に設計しないと不用品物き場になってしまうリスクがあります。使用頻度の低いアイテムばかりを収納すると、結果的にほとんど使われない無駄なスペースになりがちです。収納するアイテムの優先順位を決め、定期的に整理整頓を行うことで、快適で使いやすい土間収納が維持できます。

土間収納を検討するときの4つの設計ポイント

最後に、土間収納を検討するにあたって特に重要な設計ポイントを4つ紹介します。使い勝手の良い土間収納を実現するためにも、以下のポイントを意識して設計しましょう。

ポイント1:収納する荷物に応じたサイズ設計

土間収納は、収納したいものの種類や量によって適切な設計が異なります。まずは家族全員の持ち物をリストアップし、土間収納に入れたいものを整理しましょう。使用頻度の高いものは出し入れしやすい位置に、季節物は奥や上部に収納できるよう設計するのがポイントです。
特に、自転車やスキー板などの高さが必要なもの、工具箱などの重いもの、衣服などの湿気に弱いものに合わせて、収納スペースを計画すると使いやすくなります。

ポイント2:収納スペースの広さ

以下の表は、家族の人数やライフスタイルごとに、土間収納の広さの目安を表したものです。

土間収納の広さの目安

1〜2人家族 1.5帖(約2.5平方メートル)程度
3〜4人家族 2〜3帖(約3.5〜5平方メートル)程度
アウトドアが趣味の家族 3帖(5平方メートル)以上

ただし、土間収納を広くしすぎると玄関や居住空間が狭くなってしまいます。この目安を参考にしつつ、生活動線や他の収納スペースとのバランスも考慮して、適切な広さを決めましょう。

ポイント3:使いやすい配置・動線

どれだけ十分な広さを確保しても、使い勝手が悪ければ無駄なスペースになってしまいます。
土間収納は、玄関すぐ横に設置するのが一般的です。玄関と直結していれば、外出時や帰宅時にアウターや荷物をすぐに出し入れできて便利でしょう。また、土間収納を経由して玄関やリビングにアクセスできる「回遊動線」を取り入れれば、さらに使い勝手がアップします。
また、ガレージや庭に近い位置に設置すれば、自転車やアウトドア用品の出し入れがスムーズになります。

ポイント4:設備や仕様の選択

用途に応じて設備や仕様を選ぶことで、土間収納の使い勝手が向上します。ポイントは以下の通りです。
床材の選択
・タイル、モルタル、コンクリートなどの素材を選ぶと、汚れに強く、水で流すだけで簡単に掃除ができる
・滑りにくい加工が施された素材を選ぶことで、転倒リスクを軽減できる

収納の工夫
・可動式の棚を採用すると、収納物に合わせて高さを調整でき、柔軟に対応できる
・壁面に有孔ボードやフックを設置すれば、小物をかけることができ、スペースを有効活用できる

照明の設置
・センサーライトを設置すると、荷物を持ったままでも照明を点灯できるため、収納や準備がしやすくなる

土間のある家については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

土間のある家の間取りとは?おしゃれな活用方法や注意点を紹介

理想の土間収納のある家をコラボハウスで実現しよう!

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最近人気の土間収納は、生活動線や用途を考慮した設計にすることで、住まいの利便性や快適性を大きく向上させるスペースになります。土間収納のある間取りを検討する際は、今回紹介した4つのポイントを意識し、自分たちの暮らしに合ったスペースを確保するようにしましょう。
「設計士と直接話しながら家をつくる」スタイルが特徴のコラボハウスなら、家族構成やライフスタイルに合わせて、土間収納の広さ・位置・仕様を完全オーダーメイドで設計できます。玄関やリビングとの連携も重視し、統一感のある美しい空間を実現します。また、設計士と直接打ち合わせすることにより、動線や収納効率を考えた実用的な設計を、高いコストパフォーマンスでご提案できる点も強みです。
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