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犬と暮らす家におすすめの土間リビングとは?
間取りや注意点を解説

家づくり

2025.02.09

犬と暮らす家におすすめの土間リビングとは?間取りや注意点を解説

犬を飼う家庭の間で近年注目を集めているのが、土間のある住まいです。犬を飼う家庭にとって愛犬が快適に過ごせることは非常に重要であり、犬との生活に多くのメリットがある土間を取り入れたいと考える人も少なくありません。

そこで本記事では、土間のある住まいのメリットやおすすめの間取り、また取り入れる際の注意点などについて紹介します。

土間とは?

土間とは、屋内でありながら土足のまま利用できるスペースのことです。主に玄関付近に設けられることが多く、居室と屋外の中間のような役割を果たします。
日本の伝統的な住宅では、土間は床板を敷かずに地面を固めた「三和土(たたき)」や、漆喰で仕上げたものが一般的でした。一方、現代の住宅における土間はコンクリートやタイルなどで仕上げられることが多く、デザイン性と機能性を兼ね備えた空間として再評価されています。

犬を飼う家庭で土間が人気の理由

土間は汚れが付きにくく、掃除が簡単なため、犬を飼う家庭に人気があります。また、フローリングと違って滑りにくいため、犬が安心して歩けることも大きな理由といえるでしょう。
さらに、暑さに弱い犬にとって、床が冷たい土間は夏の時期の最適な休憩場所にもなります。リビングに土間を設ければ、愛犬と家族が一緒に過ごす時間が増えるため、より絆を深めることもできるでしょう。

愛犬も家族も快適!土間のある家で暮らすメリット

土間のある家は愛犬だけでなく、人間にとってもさまざまなメリットがあります。ここでは、土間のある家で暮らすメリットについて解説します。

床が滑りにくく、ペットが安全に過ごせるうえ、耐久性もある

犬に限らずペットと一緒に暮らす家では、床材選びが非常に重要です。なぜなら、滑りにくい床材はペットの足腰への負担を軽減するだけでなく、転倒による怪我も起こしにくくするからです。
その点、土間は表面がコンクリートやタイルで仕上げられたものが多いため、ペットが走り回っても滑りにくく安全に移動することができます。また、傷や汚れに強い耐久性のある素材を選べばお手入れも楽になり、常に美しさを保ちやすいでしょう。

夏涼しく、快適に過ごせる

季節に応じた快適性も、土間の持つメリットの一つです。特に暑い夏には、土間のひんやりとした床が愛犬にとって快適な休憩場所になるでしょう。
また、通気性に優れた土間は適切な換気設備を設けることで、犬特有のにおいを軽減する効果も期待できます。

ペットのケアや掃除がしやすい

屋外と屋内を自然につなぐ土間があれば、室内に入る前に愛犬の足を洗ったり、子どもの泥遊び後のケアをしたりすることができます。玄関や庭から直接アクセスできる場所に配置すれば、屋外での汚れを室内に持ち込まずに済むでしょう。

多用途に利用できる

土間は愛犬の帰宅後のケアを行うだけではなく、収納や作業場、趣味のスペースなど、多用途に利用することができます。ペット用品はもちろん、かさばりがちなアウトドア用品や自転車の保管場所にもぴったりでしょう。
また、DIY作業やガーデニングの準備など趣味の場所としても活用できるほか、愛犬のケージやベッドを設置すれば、普段の居場所としても便利です。

土間を活用!犬と暮らす家のおすすめ間取りアイデア

土間のメリットが分かったところで、ここからは犬と人間が快適に暮らすための間取りのアイデアについて紹介します。土間の具体的な活用方法が気になる方は、ぜひ参考にしてください。

広めの玄関土間

土間を通常の玄関よりも広めに設け、愛犬が自由に動き回れるスペースを確保した間取りです。土間内に洗い場やシャワースペースを設置すれば、散歩やアウトドア後に付いた泥や汚れをすぐに落とすことができます。
また、愛犬のリードやタオル、おもちゃなどをしまえる専用収納を玄関付近に配置すれば、犬と人間の生活動線もよりスムーズになるでしょう。

リビング直結の土間

リビングと土間を直接つなげれば、移動がしやすくなり便利です。必要に応じて仕切りのドアやカーテンを設置すれば、来客時にも気を使わずに済みます。
また、玄関土間から洗面所へとつながる専用の通路を設けることで、散歩帰りにそのまま洗面所で愛犬の体や足を洗うこともできます。

専用ドッグスペースを設けた土間

土間に犬専用のスペースを作り、愛犬がリラックスできる環境を整えるのもおすすめです。土間から屋外やリビングに自由に出入りできるペットドアを設けると、さらに便利です。
また、愛犬がくつろぐスペースの近くに窓を設けて外を眺められる設計にすれば、愛犬のストレス軽減にも役立ちます。

住まいに土間を取り入れる際の注意点

土間は犬と一緒に暮らすうえで非常に便利ですが、設計や施工の際には注意が必要な点もあります。実際に土間を取り入れる際には、以下で解説するポイントをしっかりと意識するようにしましょう。

土間は耐久性が高く、掃除しやすい素材を選ぶ

土間は汚れやすく傷がつきやすい場所でもあるため、一般的には耐久性が高くお手入れのしやすいコンクリートやタイルなどの素材がおすすめです。表面に滑り止め加工をすれば、愛犬も滑りにくくケガも防ぎやすいでしょう。特にタイルは滑りやすいため、安全性を高めるためにもしっかりと滑り止め加工のされた製品を選ぶことが重要です。

土間の換気計画をしっかり立てる

土間は湿気がこもりやすいため、カビやダニの発生源となる可能性があります。衛生的な環境を保つためには、窓の設置や換気扇を導入し、適切な換気を確保することが大切です。
また、調湿効果のある内装材を使用することで、湿気対策として効果的です。消臭・分解機能を持つ壁紙などを使用すれば、ペット特有の臭いも軽減してくれます。愛犬の健康維持やアレルギーの予防にもつながるため、しっかりとした換気対策は特に意識したいポイントの一つです。

土間の断熱性を確保する

夏は涼しく快適な土間ですが、一方で冬は冷えやすく、室内の温度低下を招きやすくなります。できるだけ冬場も暖かく過ごすためには、断熱材を使用したり、床暖房を取り入れたりしてもよいでしょう。
特に犬は寒さに弱く、直接床に触れる機会も多いため、断熱性をしっかり確保してあげることが大切です。

土間の安全性を配慮した設計にする

土間と他の部屋との間に段差があると、犬や人がつまずきやすく、ケガの危険が高まります。できるだけ段差をなくし、スロープを設けるなどの工夫を取り入れるとよいでしょう。
また、壁や柱の角の部分には丸みを持たせるなど、なるべく安全性に配慮した設計にすることが大切です。

犬と暮らす家の施工事例!土間を活かした快適な間取り

ここからは、実際にコラボハウスが手がけた土間のある住まいの施工事例について紹介します。

リビング横に5帖の土間がある平屋の住まい

散歩から帰ってきた犬がそのままリビングに行けるよう、リビングの隣に5畳の土間を取り入れた平屋の住まいです。モルタルデッキと土間を直接つなげることで庭に出やすく、窓を開けて開放すれば空間を広く使うことができます。また、軒を1m80㎝ほど広く取り、雨の日でも濡れない工夫を凝らしました。

玄関からリビングに通じるL字の土間がある住まい

玄関から収納、リビングまでL字型で広くつながる土間を取り入れた住まいです。玄関だけでなく掃き出し窓からも出入りが可能な設計にすることで、大型犬の寝床としてはもちろん、庭遊びの出入り場としても活躍しています。

玄関からリビングに通じるL字の土間がある住まいの施工事例を見る

タイル張りの土間リビングがある住まい

建物の中央に設けた中庭が特徴的な住まいです。四方に大きい窓を設けることで、より開放感のある空間に仕上げました。リビングに取り入れたタイル張りの土間は掃除がしやすく、犬のケージを置く場所としてもぴったりです。

タイル張りの土間リビングがある住まいの施工事例を見る

コラボハウスで理想のデザインと機能性を備えた愛犬と暮らす家を手に入れよう

汚れに強く耐久性の高い土間は、犬を飼う家庭にとって便利な間取りです。換気や断熱性に配慮した設計にすれば、愛犬とより快適な暮らしが実現できるでしょう。

コラボハウスは豊富な施工実績を持ち、品質管理も徹底しています。犬の習性や家族のライフスタイルに配慮した、高品質な住宅設計が可能です。見学会や相談会も定期的に行っていますので、気になる方はぜひ一度参加して理想の住まいづくりのヒントを探してみてはいかがでしょうか。