家づくり先輩ルポ
家づくりを考え始めたとき、多くの方が最初に思い描くのは
「駅から徒歩〇分以内」
「南向きで日当たり抜群」
「広くて形が良い」
といった理想の条件です。しかし、いざ土地探しをスタートすると、予算も含めたすべての条件を満たす“100点満点”の土地に出会うことは簡単ではありません。
今回、コラボハウスで土地探しを相談し、家を建てた「家づくり先輩」124組に、土地決定のプロセスに関するアンケートを実施しました。その結果から見えてきたのは、最初の理想の条件と完全に一致する土地でなくても、9割以上がその選択に満足しているという事実でした。
5割が「最初の理想通りではない土地」を選んでいる
アンケートによると、購入した土地が最初の理想通りだったかという問いに対し、次のような回答が集まりました。

最初に思い描いていた理想の条件と一致する土地を選んだ人は、「理想通り」が13%、「ほぼ理想通り」でも37%の回答と、全体の約半数にとどまりました。
一方で、「一部に妥協はあるが納得している」「理想とは異なるが満足している」といった回答も同じく約半数を占めており、多くの方が理想と現実のバランスを取りながら土地を選んでいることが分かります。
土地探しでは、価格、立地、広さ、周辺環境、土地形状など、複数の条件を同時に満たす必要があります。そのため、すべての条件が完璧に揃う土地に出会うことは多くありません。
家づくり先輩からも、こんな声が寄せられていました。
「土地に100点満点はあり得ず、何かしら気になる点はあります。」
(愛媛県、N様)
「理想を追いすぎると、いつまでも家が建たないと感じました」
(愛媛県、F様)
理想と現実のバランスをどう取るか。ここが土地選びの大きな分岐点になります。
「この土地でどんな家が建つかを提案してもらえた」
では、理想とは違う土地を、なぜ最終的に選ぶことができたのでしょうか。

アンケートで挙がったもっとも多い理由は「この土地に合う間取り・建物の提案があった」(42件)でした。「暮らし方のイメージができた」も21件。
土地の条件だけで判断するのではなく、その土地にどんな家が建ち、どんな暮らしができるのかまで、具体的にイメージできたことが、最終的な決断につながっていることがうかがえます。実際に「この土地でどんな家が建つかを提案してもらえた」(香川県 O様)という声も寄せられました。
言い換えれば、単に「理想の条件に近い土地」を探すというより、「そこでどんな暮らしが実現できるか」を想像できる土地が選ばれていると言えるのかもしれません。
「土地探しと建物イメージは同時が理想。敷地の不利な部分を建物で解決できます」
家づくり先輩たちの声を見ていくと、設計士のアドバイスによって土地の見え方が変わったという意見が寄せられています。
たとえば大阪府のM様は「土地探しと建物のイメージは同時に考えるのが理想。敷地の不利な部分も、建物の工夫で解決できることがあります」と回答されています。
実際に、次のようなケースがあります。
変形地:「いびつな形の土地でも、視線の抜けを作る設計で広さを感じる家が建つと分かりました」(愛媛県、T様)

狭小地:「狭い土地でも設計で広さを感じる家が立つことが分かった」(愛媛県、N様)

周辺環境:「隣家が近く日当たりを心配していましたが、窓の配置や高さを工夫することで解決できました」(愛媛県、S様)

一般的に敬遠されがちな土地でも、設計の工夫によって魅力的な住まいになるケースがあります。
今回のアンケートでも、「この土地に合う間取り・建物の提案があった」という回答が42件と最も多く、土地単体ではなく建物とあわせて考えることでその土地の見え方が変わったケースが多いことが分かりました。
「設計士さんの説明で、不安が解消されました」
最初の理想通りの土地を選んだ人は約1割でしたが、土地選びの満足度は「満足」「とても満足」を合わせて9割以上という結果でした。つまり、多くの方が、最初の理想の土地とは異なる土地を選びながらも、その選択に納得し、満足されていることが分かります。

では、その納得感はどこから生まれたのでしょうか?
土地選びで「相談してよかった」と感じたポイントを尋ねたところ、「設計士さんの説明で、不安が解消されました」(香川県 K様)との声も寄せられました。

特に多く挙げられたのが、
いい点だけでなく注意点も教えてもらえた:46件
土地だけでなく、建てる家まで含めて判断できた:43件
家の金額だけでなく、土地の金額も含めた予算計画を提案してもらえた:36件
といった点です。
土地の条件だけを見て判断するのではなく、「この土地にどんな家が建ち、どんな暮らしが実現するのか」まで含めて検討できたことが、満足度の高さにつながっていることがうかがえます。
また、金額についても同様です。土地価格だけを見るのではなく、土地代・建物費用・諸経費を含めた総額で考えることで、現実的な判断がしやすくなります。
土地と建物は切り離して考えるものではなく、セットで検討することで、その土地の本当の価値が見えてくるのです。
土地選びは「土地だけ」で決めない
家づくり先輩たちから、これから土地探しをする方へのアドバイスとして寄せられたのは、まず条件に優先順位をつけることでした。
「何か重きを置くポイントを必ず持って探したほうがいい」(愛媛県 A様)
「希望の条件を整理しておくこと」(愛媛県 M様)
土地探しでは、すべてが理想通りの条件でそろうことは多くありません。だからこそ、何を優先するかを決めておくことが大切です。
また、気になる土地は実際に何度も見に行くべきという声も目立ちました。
「候補地の周りを実際に見てみることを勧めます。」(香川県 T様)
「気になる土地はネットの情報だけでなく足を何度も運んで暮らしてからのイメージ等を考えて検討するのが良いと思います。」(香川県 U様)
長く暮らす場所だからこそ、現地の雰囲気や周辺環境は、自分の目で確かめることが欠かせません。
そして、もうひとつ挙がったのが、土地と建物は切り離して考えないほうがいいということです。
「土地探しも含めてコラボハウス様に相談すると良いと思います。」(愛媛県 S様)
「家のコンセプトと土地の大きさや形状を相談するべきです。」(愛媛県 H様)
「この土地ならばこのような家が建てられると例を挙げてもらい、数か所の候補地から決定しても良いと思います。」(愛媛県 U様)
「設計士さんがなんとかしてくれます。」(愛媛県 S様)
今回の調査から見えてきたのは、土地探しの成功は、100点の土地を見つけることではなく、その土地でどんな暮らしができるかまで考えて判断することにある、ということです。
コラボハウスでは、設計士が土地探しの段階から関わり、土地と建物を切り離さずにご提案しています。
「理想の土地が見つからない」と迷ったときこそ、ぜひ一度ご相談ください。
