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先輩ルポ

愛媛県伊予郡砥部町 N様邸

#04

住んで4年、経年変化も愛おしい
アメリカンテイストの家

今回の舞台は、「砥部焼(とべやき)」の産地である愛媛県伊予郡砥部町。
小春日和のさわやかな青空に、緑の山々とみかん畑、そして窯元が並ぶ風情あふれる坂道。
上った先に現れたのは、グレーのガルバリウム鋼板がクールで鮮烈な印象を与える、三角屋根の平屋でした。

アメリカンテイストと
車やバイクが好きなご夫婦

アメリカ西海岸のサーファーズハウスを彷彿とさせる鎧張りの外壁に三角屋根、“アメリカンフェンス”と呼ばれるスチール製のフェンス、自然の風合いを生かした庭。外に停められた、無骨な印象のハイラックスとジムニー。ワイルドでかっこいいアメリカンテイストが好きなご家族が住んでいると、ひしひしと伝わる外観です。

この家に住むN様は、ご夫婦と小学生のお子さんの3人家族。ご夫婦ともにアメリカンテイスト、そして車やバイクが大好き。愛車はどちらも外装から内装までこだわり尽くされたカスタムカーで、現在は生産していないもの。ジムニーは、なんと30年近く前の型だとか。バイク用のガレージには近々、四国中央市にある有名なショップでカスタムされたハーレーが加わる予定だといいます。

CMでひと目惚れした
「新居浜ベース」

家づくりをはじめた当初は、ガレージハウスやブルックリンスタイルといった、スタイリッシュでかっこいいテイストの施工例が多い建築会社に狙いを定めて、県内中を巡っていました。

そんなときに、目にしたのがコラボハウスのCM。さまざまな施工例を映すなかで目を引いたのが、平屋のガレージハウス。ある日、家族で海遊びをしている最中にふと、そのCMが脳裏をよぎり、「行ってみよう」と思い立ったのが、コラボハウスを訪れるきっかけでした。

「高いと思っていたけれど、意外と予算内でいけるかもしれない」

実際に訪れてみて、担当設計士のチャーミングな人柄とスタジオの雰囲気に好感を抱いたご夫婦。しかし、「高そうだし、予算内で建てられるかな」という不安も抱いていました。
多くの建築会社では、“標準仕様”と“オプション”があるもの。色の変更や設備の追加など、ちょっとした要望を盛り込むうちに、標準仕様の金額より数百万円も上がってしまった、なんて話はよくあります。

コラボハウスは、施主の希望に沿った本番さながらの設計図と金額見積もりを、ベースプランとして出すのが特徴。はじめからオーダーメイドの家づくりができ、後々の大幅な金額上昇も少ないので、予算が立てやすいメリットがあります。

加えて、担当設計士の熱いプレゼンに、「意外と予算内で理想の家が建てられるのかも」と思うようになったご夫婦。こうして、コラボハウスとの家づくりがスタートしました。

センス抜群の頼れる担当設計士

担当設計士のことは、4年以上経つ今でも時折話題にでるそう。おふたりとも親しみを込めて、下の名前を“ちゃん付け”で呼んでいます。ご夫婦よりも年下というフレッシュなかわいらしさ、仕事に対する熱意、そしてセンスのよさに一目置いていたそうです。

玄関にある古材風の化粧板、3センチ上げた“土足禁止”の土間リビング、「担当設計士にどうしても選んで欲しかった」というアルコーブベッド入り口の輸入クロス、無駄のないシンプルで使い勝手のよい間取り。好みにピッタリで、なおかつ期待を超える提案をたくさんしてくれて驚いたと、おふたりは口をそろえます。

ペレットストーブとの出会い

自然豊かなこの場所を選んだ理由は、近隣への生活音を気にせず過ごせる“ポツンと一軒家”を望んでいたから。アウトドアも好きで、土間リビングと薪ストーブのある家にあこがれを抱いていました。しかし、調べるうちに薪の調達や保管、鎮火に時間がかかることなど、デメリットが気になるように。

そこで見つけたのがペレットストーブでした。
ペレットストーブは、端材やおがくずを圧縮した“木質ペレット”が燃料のストーブ。薪ストーブと同様に炎の揺らめきが楽しめ、輻射熱によるじんわりとした温かさが得られます。煙や臭いが少なく、燃料は省スペース。スイッチひとつで簡単に着火・鎮火できる手軽さがメリットです。

燃料の投入や着火が電動ででき、家電感覚で使える自動着火式のペレットストーブが主流ですが、「自分で火を点けるひと手間を残したかった」と、あえて手動着火式に。着火担当はご主人。仕事の都合で長く家を空ける日もあるため、もっぱら休日の楽しみになっているそうです。

面積以上の開放感と
「ものを増やさない」覚悟

愛車2台が停められる駐車スペース、バイクをしまえるガレージ、土間リビングにペレットストーブ。やりたいことを最大限に叶えるため、家は必要な部屋や面積を最小限に抑えながら、開放感を演出する工夫が随所に施されています。

室内に入ってまず驚かされるのは、玄関。フラットなモルタルの土間に、ハンガーパイプとオープン棚。置かれている靴やヘルメット、脚立までもまるでインテリアの一部のようです。備え付けのシューズボックスや目隠しされた土間収納がある家が一般的で、ここまで隠し立てのできない玄関は、めずらしいもの。

N様「収納はあるだけものが増えてしまうので、『絶対にこれ以上増やさない』と決めて、必要な分だけ収納を作りました。」

LDKに目を向ければ、土間リビングにペレットストーブ、大きなカウンターテーブルのあるダイニングキッチン。アルコーブベッドの向こうには、みかん畑が広がります。
18帖という面積を感じさせない、圧倒的な開放感を演出する秘訣は、目線より上にものを置かないこと。時計、エアコン、IHコンロの上にあるレンジフード。目線より上にある家電は、この3つだけ。「頭より上に、食器や重いものを置きたくない」という地震対策が理由でしたが、室内がスッキリと、より広く見える副次効果も生んでいます。

経年変化で住むほどに味わい深くなる家

完成直後の姿とほとんど変わらない整然さを保ちながら、土間のクラック(割れ目)や無垢床の傷に月日の流れが感じられます。

土間リビングは、わずか3センチの段差が、玄関とリビングをきっちりと仕切っているので、意外と土足禁止を維持できるのだとか。靴を脱いで足をつけると、底冷えするような鋭い冷たさではなく、ほのかにひんやりとした心地よい感触。夏場は、お子さんが友だちと一緒にごろんと寝転んで、ほどよく涼を取りながらテレビやゲームを楽しむ姿が見られるそうです。

ダイニングや子ども部屋の床は、無垢のパイン材に塗装を施したもの。傷がついた箇所は、本来の黄みがかった明るい地の色が出ていますが、塗装や補修をせず、あえてそのままに。それがまた、得も言われぬ風合いを醸し出していて、「狙いどおりのヴィンテージライクな趣がでている」と、N様は満足そうに語ります。

カスタムを施しながら乗り継いでいる愛車たちと同じように、家もペレットストーブも、ひと手間やメンテナンスを楽しみながら、大事に使い込んでいる様子が見受けられます。経年変化でさらに味わいが深まり、住むほどに愛着がより一層増すことでしょう。