小学生の頃、本棚を分解したり組み合わせを変えたり、ベッドの位置を変えたりとお部屋の模様替えが大好きでした。使いやすい自分好みの部屋にするのにあれこれ工夫しているうちに、いつか家の仕事がしたいと思うように。専門学校では、マンションの一室をリノベーションする企画に応募しました。いざ自分の手で採寸し、予算内でイメージ通りに仕上げるのは思っていたより難しかったですが…自分の案が採用され、実際に部屋になったときは嬉しくてたまりませんでした。誰かと同じじゃなく、ひとりひとりのイメージに合わせた提案が大切なのだなと感じました。その想いは、今も私の胸に刻んでいます。
　上棟やお引渡しの際によくお手紙をいただくことがあります。そこにはお家づくりに対する想いや打ち合わせ中の思い出、感謝の言葉が綴られていて、この仕事をしていて本当に良かったと感じます。また、お引渡しが済んでからＬＩＮＥでご相談いただくことも。「フックの色はどれがいいと思う？」「時計のデザインで迷ってる」など、インテリアの細やかな部分まで一緒に考えていけるのはとても嬉しいですね。
　趣味のひとつにカフェめぐりがあります。おしゃれな場所でおいしいご飯を食べるだけで心も身体も元気に。でも、つい照明器具や配置、明るさの加減、家具などをチェックしてしまいます。そして、スタッフの方に声をかけて許可をいただけたら、写真に残しておきます。いつか、お客様のインテリアのヒントになるかも！と思って。もう趣味なのか仕事なのか分からないくらい、インテリアのことが大好きです。