いつも泊まりに行っていた祖父の家。幼少の頃、祖父自身が設計したと聞いて尊敬すると共に楽しそうだと感じたのを覚えています。その頃から、建築という仕事に魅了されていたのかもしれません。工業高校、建築デザインの専門学校へ進み、工務店へ営業職として就職しました。私を信頼してくれて契約してくれたお客様が、実際に打ち合わせるのは設計士や現場監督という現実。

　「いつかは、自分でお客様の設計をしたい」

　そんな想いでコラボハウスに入社しました。今では、お引渡しのその日までしっかり担当できる喜びを感じています。大切にしているのは、一生に一度の大きな買物を失敗してほしくないということ。お客様には沢山の要望があり、また予算があります。自宅を建てた際の経験や前職の実例を活かし、要望に応える以上に使い勝手の良い家を提案します。

　小・中・高と部活でサッカーをしていました。私の家づくりでの立ち位置をサッカーで例えるなら、お客様がスローインしたボール（要望）をゴール前まで技巧的なドリブルで持っていき、足下に絶妙なパスを出す役目でしょうか。あとは、足をちょっと出すだけでゴール（間取り）が決まります。

　コラボハウスに入社して、向上心の高い人ばかりで驚くことがあります。日常的に互いにプランや外観について指摘しあい、設計力を日々高め合っている様子は、これまでにない刺激でした。私も、よりデザイン性が高く住みやすい間取りの家を作れるよう、さらに多くを学んでいこうと思います。