春を待つ家
西条市小松町
周桑平野を見渡す高台に位置する歴史ある寺院。隣のため池の桜は春になるたび、見事な咲きっぷりを見せる。住職やその家族が過ごす庫裡(くり)と呼ばれる建物の老朽化のため、建て替えることに。ご主人の希望は、隣の桜を見ながら食事できること。ダイニングのみの借景では勿体ないとリビング、鉄骨階段からも見えるようプランニング。北側の借景だが、断熱性能の高さから肌寒さは感じないという。施工事例の写真や住宅雑誌を見ながら決めたことで、どこも妥協せず、思い描いていた通りの家が完成した。