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この家のシンボルツリーは大切な家族を連想させるハナミズキ。いつでも眺められるようにダイニングの窓やキッチンの配置を決めた。建物と植栽のバランスや外とのつながりを意識した間取りは暮らしに安らぎをもたらす。カーテンや設備を選ぶ際にはコーディネーターが同行し、選び方をアドバイス。さまざまな色合いや質感が混ざりながらも、調和のとれた上質なインテリアとなった。

▲二面に大きな窓があるダイニングは、外の景色とともに食事を楽しめる

▲ダイニング脇のピクチャーウインドウ

▲リビング横の和室は子どものお昼寝や遊び場として重宝

▲朝日が差し込む窓のおかげで清々しい気分に

▲天井から縦に張った木目の壁紙が奥行きを生む

▲床の段差で空間を分けたLDK。天井や石壁など変化に富むインテリアも見どころ

Designer’s comments

施主様とじっくり対話を重ね、建物と植栽のバランスや外とのつながりを大切にした住まい を設計しました。特に、ダイニングのピクチャーウィンドウは、奥さまにとって特別なハナミズキを室内からも楽しめるよう配置。 季節ごとに表情を変える景色が、暮らしに彩りを与えます。

LDKはステップフロアで空間を緩やかに分け、素材の変化を楽しめる設計に。 和室はお子さまの遊び場として活躍し、ステップ部分はベンチのように腰掛けることもできる多用途な空間になりました。

通りに面する窓は最小限に抑えつつ、大きな窓で開放感を確保。 生活の拠点でありながら、安らぎとゆとりを感じられる住まいになっています。

「やりたいことを伝えることが大切」と話す施主様。 対話を重ねることで、思いがけないアイデアが生まれ、細部にまでこだわりを反映した住まいが完成しました。