Phone
  • ホーム
  • 腕きき職人ルポ
  • 庭づくりから“暮らし方”をデザインするおうち時間が楽しくなるエクステリアを提案
#17

庭づくりから“暮らし方”をデザインする
おうち時間が楽しくなるエクステリアを提案

外構・エクステリア/加藤 篤志

「継がんでもええよ」と言われていたけれど
物心ついたときには、同じ道に進もうと決めていました

庭づくりやシンボルツリーの植樹、門柱やポストの設置、駐車場やカーポートの施工など、建物の外側を彩るエクステリアの施工を手掛ける加藤さん。

造園業を営む父親の背中を見て育ち、幼い頃から“お小遣い稼ぎ”と称して、自分から進んで手伝いをしていたそう。高校から本格的に造園を学び、日本庭園、公共事業、外構とエクステリアにまつわる企業を渡り歩いたのち、家業である「加藤グリーン産業」へ。職人として働くなかで、営業からデザイン、施工までトータルプロデュースしたい思いが強くなり、社内の一部門として「クラフトガーデンワークス」を立ち上げたのが15年前。現在は法人化し、6年目を迎えています。

メリット・デメリットも説明し、納得のいく提案を
アフターメンテナンスまで手厚くフォロー

左手の建物が事務所、奥の建物が自宅。広大な敷地には、“実験場”としてさまざまな植物が植えられています。なかには、国内ではなかなか見られない、めずらしい植物も。一度ここで生育してみて、地元・新居浜(にいはま)の環境に馴染むかを確かめてからお客さまへ勧めています。

最近では、“管理のしやすい植物”というリクエストが多いそう。事務所を見て「同じものを植えたい」と言われるときは、手入れの仕方やリスク、剪定などのアフターメンテナンスまで説明して、納得してから植えるようにしています。

建物とエクステリア、同時に計画を始めれば
新たな住まいでの暮らしは、もっと豊かに楽しくなる

コラボハウスとの仕事は、年間で約20棟。東予(とうよ)と呼ばれる愛媛県東部が対応可能エリアで、新居浜スタジオからは「だいたい加藤さんに依頼している」と言わしめるほど。

依頼内容は、“カーポートと植樹”のようなシンプルなリクエストが一番多いそうですが、年に1、2回ほどは、建物を含めた敷地全体のトータルデザインから携わることも。計画の段階からエクステリアを考えることで、見た目だけでなく“暮らし方”までデザインできるといいます。家を引き立てながら、敷地全体の“世界観”まで美しくデザインしてくれる加藤さんの手腕には、新居浜スタジオの設計士たちも全幅の信頼を置いているそうです。

外構・エクステリア

加藤 篤志 ATSUSHI KATO

愛媛県新居浜市生まれ。クラフトガーデンワークス代表取締役。造園業を営む父の背中を見て育ち、幼い頃から同じ道へ進むことを決意していた。高校から造園を学び、数社での経験を経て独立。プライベートでは3人のお子さんのパパ。事務所と同じ敷地内に自宅とモデルガーデンがあり、子どもたちの恰好の遊び場になっているそう。