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#15

自然に任せて
好きな仕事を続けていきたい

大工/石川 明弘

高校卒業後、安定性を求めて異業界に就職していた石川さん。1年が経過したころ、ぼんやりとした違和感を覚えたそう。
「誰もがしていないようなことをやりたい。それこそ若手が少ない大工だったんです」。
父や親戚が建築業を営んでおり、学生のころから木を削るなど手伝いをしていた経験も大きかった。
「始めた頃は出来ることが少なく、挫折ばかり味わっていました。丁寧に教えてくれる人もいれば、見て覚えろという人、さまざまな職人さんに鍛えていただき知識や技術を身につけました」。

コラボハウスの家づくりは、図面を見た瞬間一軒一軒にこだわりの強さが感じられ、つくり手としても面白い。レッドシダーの天井を採用するなど木をふんだんに使っていることも特徴で、素材のぬくもりや質感を大切にしていることも伝わってくるそう。

大工になろうと決め、走り続けてきた30年。若い頃はパワーがあり、どんどん作業しようと意欲に燃えていたが、今は無理せず、安定して好きな仕事ができたらそれだけで十分と思うように。施主様との出会いを楽しみに、自分の気持ちに無理なく、ものづくりに向き合う。

大工

石川 明弘 Ishikawa Akihiro

1973年生まれ。愛媛県四国中央市出身。石川建築代表取締役。父の元で修業を重ね、タイミングが巡ってきたことをきっかけに独立。現在は、コラボハウスの専属職人として2か月に1棟のペースで家づくりを行う。プライベートはゆっくり家で過ごしたり、子どもの野球を観に行ったり、家族との触れ合いを大事にしている。