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新築平屋の注文住宅
メリット・デメリットや費用相場まとめ

家づくり

2025.02.08

新築平屋の注文住宅メリット・デメリットや費用相場まとめ

近年、ファミリー世帯を中心に人気を集めているのが平屋住宅です。階段のない暮らしや家族のつながりを感じられる設計が魅力的ですが、「実際の住み心地がイメージできない」「2階建てと比べて費用感がわからない」と疑問を持つ方も多いでしょう。

本記事では、平屋住宅を新築する際に知っておきたいメリット・デメリットや、費用相場、施工事例などを詳しく解説します。家づくり初心者の方や家族みんなが快適に暮らせる家を目指す方にぴったりの内容です。ぜひ最後まで読み進めて、理想の住まいを形にするヒントを見つけてください。

新築平屋のメリット


新築平屋を建てるメリットは、主に以下の5つです。

  • 間取りの自由度が高い
  • 家事動線がラク
  • バリアフリーに対応できる
  • メンテナンスしやすい
  • 地震に強い

それぞれの詳細を解説していきます。

​​​​間取りの自由度が高い

平屋の新築は、間取りの自由度が高い点が魅力です。2階建てと異なり構造上の制約が少ないため、希望に沿ったレイアウトを実現しやすい利点があります。また、階段を設置する必要がないため、延床面積を居住空間や収納スペースとして最大限に活用可能です。家族全員が集まる広いリビングや、機能的な収納スペースも容易に設けられるでしょう。

家事動線がラク

平屋の新築は、家事動線をラクにする点で優れています。すべての部屋がワンフロアにまとまるため移動距離が短くなり、家事による身体の負担を軽減できます。また、洗濯や調理などの作業がスムーズに行えるよう、間取りを工夫しやすいことも魅力です。例えば、キッチンから洗濯機や物干しスペースが直線的に繋がる設計も可能です。家事効率を高め、日々の生活を快適にする住まいを実現できるでしょう。

バリアフリーに対応できる

平屋の新築は、バリアフリー対応に適した住まいにできます。階段を設置せず段差を最小限にすることで、高齢者にとって安全性が向上するでしょう。特に階段の上り下りが不要な設計は、身体への負担を軽減し、転倒やケガのリスクを抑える効果があります。将来的に介護が必要になる場合でも、移動しやすい環境を整えられる点が魅力です。

メンテナンスしやすい

平屋の新築は、メンテナンスをしやすい点も大きなメリットです。2階建てと比べて建物の高さが抑えられているため、外壁や屋根の点検や修繕時に足場を組む必要がなく、作業の手間や費用を削減できます。また、手軽にメンテナンスできることで、建物を良好な状態に保ちやすくなり、快適に長く住み続けられる住まいが実現します。平屋は、暮らしの安心感を高める理想的な選択肢の一つです。

地震に強い

平屋の新築は、地震に強い住まいとして注目されています。建物の高さが低いため重心が安定し、揺れの影響を受けにくい構造が特徴です。また、地震時に建物が受ける衝撃が少なく済むため、構造体へのダメージを抑えられ、結果的に建物の寿命を延ばすことも可能となります。耐震性の高さから、平屋であれば、万が一の災害に備えつつ、安心して長く住み続けられるでしょう。

新築平屋のデメリット

新築平屋にはメリットだけでなくデメリットもあります。コスト面やプライバシーの問題、採光の確保、浸水リスクへの注意も必要です。項目ごとにポイントを紹介していきますので、チェックしてみてください。

土地代や建築コストが高くなる

平屋の新築は、土地代や建築コストが高くなる点がデメリットです。2階建てと同じ延床面積を確保するためには、より広い土地が必要になります。また、外壁や屋根、基礎部分の面積が増えることで、建築資材や施工費がかさむ傾向があります。これらの要因から、予算とのバランスを十分に検討することが大切です。平屋を建てる際には、費用対効果を十分に考慮した資金計画が重要となります。

プライバシーを確保しづらい

平屋は、プライバシーを守りにくい点も課題の一つです。居住空間が1階に集中するため、外の通行人と目線が合いやすく、対策をしていない場合は室内が外から見える可能性があります。また、室内でも部屋同士の距離が近くなり、音や声が伝わりやすく、家族間でのプライバシーも制限されがちです。プライバシーの課題を解消するには、窓の位置やサイズ、間取りの工夫が欠かせません。

入念な防犯対策が必要

平屋の新築では、防犯対策を徹底する必要があります。居住空間が1階に集中しているため、侵入されるリスクが高まります。窓ガラスを防犯性の高い二重構造にしたり、防犯カメラを設置したり、建物周囲に砂利を敷いて足音が聞こえやすくするなどの対策が効果的です。防犯面の不安を軽減することで、平屋の魅力をより多く引き出し、安心して暮らせる住まいを実現できます。

採光の確保が難しい

平屋では採光を十分に確保することが難しい場合があります。家の中心部に窓を設置しにくいため、部屋によっては日差しが届きにくく、昼間でも照明が必要になるケースがあるでしょう。これにより電気代が増える可能性があるほか、十分な採光を確保するためには設計の工夫が求められ、建築費も高くなります。室内に十分な採光を確保するには、計画段階から慎重に検討することが大切です。

浸水リスクが高まる

新築平屋では、台風や津波の際に浸水リスクが高くなります。高さがないため、浸水した場合に上層階に避難することができません。平屋で浸水リスクを避けるためには、土地選びが非常に重要です。水害が予想される地域を避け、安全な場所に建てることでリスクを最小限に抑えられます。

新築平屋の費用相場

新築の平屋を建てる場合、20〜30坪(2〜3LDK)の広さであれば、建築費用は1,000万〜2,000万円程度が相場です。ただし、延床面積や間取り、使用する住宅設備などによって費用は大きく変動します。オプションの設備や選択する素材、土地の状況によっても予算が影響を受けるため、家族構成やライフスタイルに合わせて必要な広さと予算を事前に決めておくことが大切です。予算内で理想の家を建てるために、計画段階で十分な検討が必要です。

2階建てとの違い

平屋は、2階建てに比べて建築費が高くなるケースが多いです。理由は、外壁や屋根、基礎の面積が広く、それに伴い費用が増加する点が挙げられます。また、平屋は横に広がっているため、2階建てと同じ延床面積の住宅を建てるには平屋の方が広い敷地を要し、土地代も高くなりがちです。予算に合わせて、土地の広さや間取りを慎重に選びましょう。

新築平屋の施工事例

新築平屋のデザイン・スタイルにはさまざまなバリエーションがあります。以下で3つの施工事例を紹介しますので、新築平屋のデザインを考える際の参考にしてみてください。

外に閉じて内に開く三角ハウス

武骨さとスタイリッシュさを併せ持つ三角ハウスの事例です。背の高い三角屋根が印象的な平屋は、レンガ色の壁と屋根が際立ち、シンプルながらも洗練された佇まいです。屋根の大開口からは光が注ぎ、木々の緑が映える中庭と土間が広がります。外からの視線を遮りながらも、空と自然を取り込むコの字型の間取りが、家族のプライバシーと開放感を見事に両立させた住まいです。

外に閉じて内に開く三角ハウスの施工事例を見る

背の高い玄関が出迎える平屋

片流れ屋根が印象的な平屋は、住まいというよりモダンな美術館のような佇まいです。夜には植栽のシルエットが黒い外壁に浮かび上がり、まるで一幅の絵画のような美しさを演出します。背の高い玄関扉を開けると、ゆったりと広い土間が訪れる人をお出迎えします。グレーを基調とした空間にブラックのアクセントが映えるリビングでは、家族で上質な時間を過ごせるでしょう。

背の高い玄関が出迎える平屋の施工事例を見る

△・▢・白の平屋

遊び心が光る「おもちゃ箱」のような平屋の事例です。三角と四角のブロックを組み合わせたような外観は、愉快で愛らしい印象を与えます。白を基調にしつつ、グレーの縦葺きガルバリウム外壁がアクセントになっています。ダイニングを中心とした間取りは、家族の移動がスムーズで機能的です。木枠で囲まれたヌックリビングは安心感と温かみがあり、シンプルかつ計算されたデザインが映える邸宅に仕上がりました。

△・▢・白の平屋の施工事例を見る

新築で平屋を建てる際の3つのコツ

新築平屋で成功するためには、いくつかの工夫や注意点を押さえておくことが大切です。ここでは、新築で平屋を建てる際に特に気をつけておきたい3つのコツを紹介します。理想の平屋を建てるため、しっかり確認しておきましょう。

周辺環境を考慮した間取りにする

周辺環境を考慮した間取りにすることは、新築平屋の快適性を高める重要なポイントです。1階建ての平屋は外部からの視線が届きやすく、窓の配置やサイズ次第でプライバシーが損なわれる可能性があります。また、隣家が近い場合や日当たりが悪い方角では、窓を大きくしても十分な自然光を得られないことがあります。そのため、隣接する建物や方角を考慮しながら、安全性と快適性を兼ね備えた間取りを設計することが大切です。

土地選びは慎重に行う

平屋を新築する際には、土地選びを慎重に行うことも重要です。平屋は建築面積が広いため、平屋を建てるには一定の広さが求められます。住みたいエリアを基準に予算を考慮しつつ、水害リスクを避けるためにハザードマップを確認することも大切です。入念に条件を考慮した土地選びが、理想の平屋づくりへの第一歩となるでしょう。

平屋の建築実績が豊富な建築会社に依頼する

平屋の新築を成功させるには、建築実績が豊富な建築会社に依頼することが大切です。経験豊かな会社は、土地や周辺環境に合った優れたプランを提案してくれます。実績を確認するにはホームページや口コミ、モデルハウスの見学などを活用すると効果的です。信頼できる会社を選ぶことで、設計や施工のトラブルを回避し、理想の住まいを実現しやすくなるでしょう。

新築の平屋で長く快適な暮らしを実現しよう

新築平屋は、自由な間取りやスムーズな家事動線、バリアフリー対応しやすいなどメリットが豊富です。一方で、建築費用の高さやプライバシー面の課題があるため、慎重な計画が求められます。土地選びでは環境や予算を考慮し、信頼できる建築会社に依頼することで理想の住まいを実現しやすくなるでしょう。

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