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土間収納のアイデア事例|玄関レイアウト時の注意点と対策も解説

家づくり

2026.01.21

土間収納のアイデア事例|玄関レイアウト時の注意点と対策も解説

土間収納は、置き場所に困るアイテムを保管でき、玄関をすっきりと保てる便利な空間です。

しかし、物があふれて結果的に出し入れしにくくなったり、土間が他の居住スペースを圧迫したりといった失敗も起こりがちです。

本記事では、満足度の高い土間収納をつくるためのアイデアを紹介しますので、ぜひご活用ください。

<このような方におすすめ>

  • 土間収納には何を置くべき?土間収納の種類や基本のレイアウトを知りたい方
  • 土間収納にぴったりの棚は?すっきり見せるための収納アイデアを知りたい方
  • 土間収納はいらない?採用するメリットや失敗のポイントを知ってから検討したい方

<この記事のまとめ>

  • 土間収納は玄関内に設ける収納スペースで1~2帖が目安。オープン・クローゼットなど4タイプある
  • 土間収納を採用するメリットは、空間をすっきりさせつつ汚れ物も気にせず保管でき、手軽に清掃できること
  • 目的に応じて動線・収納方法を決めると、失敗を防げる

土間収納とは?基本的なレイアウトを紹介

土間収納は、玄関内に設けた土足で出入りできる収納スペースです。床の素材にはコンクリートやタイルを用いるため、靴を履いたまま物を片付けられるほか、汚れ物や屋外用品も気軽にしまえるのが特徴です。

靴や上着など外出用品を中心に収納する空間は、シューズクローク・シューズインクローゼットと呼ばれることもあります。

ここでは、土間収納の一般的な広さやレイアウト例を紹介します。

土間収納の広さ目安は?

土間収納の広さは、収納物の種類や設置の目的によっても変動しますが、一般的には1〜2帖が目安です。この程度であれば、アウトドア用品やベビーカーなどは問題なく収納できます。

自転車やタイヤの保管、趣味用の作業スペースとしても使うのであれば、3帖以上あると安心です。

土間収納の主な種類

土間収納のレイアウトとしては、以下の4タイプが代表的です。

タイプ 特徴
オープン
  • 扉のない収納棚を設置する
  • 靴を多くしまうのに向いている
  • 出し入れしやすいが、棚の中が外から見えやすい
クローゼット
  • 収納スペース前に扉を設置する
  • プライバシーを守れるが、ニオイがこもりやすい
  • 扉の開閉が可能な広さが必要
ウォークイン
  • 1カ所の出入口を設けており、部屋のように歩き回れる
  • 収納スペースを多く確保できる
  • 通り抜けは不可
ウォークスルー
  • 2カ所の出入口を設けており、通り抜け可能
  • 玄関からでも室内からでもアクセス可能で回遊性が高い
  • 広い空間の確保が必要

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土間収納を採用するメリット

土間収納を採用すると、多くのメリットが得られます。

玄関周りをすっきりと保てる

家族が出入りする玄関は、靴や傘、ベビーカー、スポーツ用品などで物があふれて煩雑な状態になりやすいですが、収納があれば出しっぱなしを防げてすっきりとした空間を保てます。

急な来客に、落ち着いて対応できる点も魅力です。

靴のまま出入りできて便利

土間収納では、靴を履いたまま収納へアクセスできるため、物を取りに行くたびに靴を脱いで室内へ上がる手間を減らせます。

たとえば、コートや雨具といった外出の必需品をまとめておけば、身支度や帰宅時の片付けもスムーズです。

汚れ物や一時的に保管したい物など置いておく空間ができる

室内でありながらも土足で過ごせる土間収納は、アウトドア用品やベビーカーなどの置き場所に困る屋外用品や、汚れた靴・傘などを室内に持ち込まずに保管できます。汚れはさっと拭き取れば保管できる状態になるため、帰宅時の慌ただしいときも助かります。

また、宅配便や買い物荷物などの荷物を、一時的に置く空間としても使えて便利です。

収納スペース内の掃除がラク

土間空間は土足で出入りすることから、泥・砂汚れや水滴などが付きやすい環境のため、頻繁に掃除をする必要があります。

しかし、土間の床材は手入れがしやすい素材が多いため、簡単な掃き掃除やブラシがけで完了するのが魅力です。

さっと掃除できれば、ゴミが出やすいDIY作業・ガーデニングなども気軽に取り組めて、生活の幅が広がります。

目的別の土間収納アイデア|施工事例も紹介

使い勝手が良く、見た目もすっきりとおしゃれな土間収納にするには、目的に応じたスタイルにするのが得策です。

ここでは、目的別の土間収納アイデアを施工事例と併せて紹介します。

子育て世帯は広めな空間で親子の動線を意識

子育て世帯では、ベビーカーやプール、三輪車、おもちゃなど汚れやすい物が多く、量も増えていきがちです。

そのため、土間空間を広めに設けて、大型アイテムもゆとりをもって収納できるように設計するのがおすすめです。

また、子どもが自分で片付けられるように棚の高さにも気を配ると、自発的にしまう習慣をつけられます。

広々とした空間で準備がラクな土間収納のある家

3.5帖の玄関コーナーを確保した住まいの事例です。玄関内には、シューズクロークを設け、収納棚やハンガーラックを設置し、お出かけ準備の時短が実現できました。

収納スペースからパントリーやキッチンへアクセスできる動線になっているため、買い物帰りの片付けもスムーズです。

また、子どもが座ってゆっくりとお出かけの準備できるよう、玄関内にベンチを設置するなど、収納を経由し出発するまでの動線にも配慮されています。

広々とした空間で準備がラクな土間収納のある家の施工事例を見る

増えていく趣味の道具は壁面も活用して収納

キャンプ用品、ゴルフグッズ、釣具、スキー用品、サーフボードなど趣味のアイテムはかさばる物も多く、量も増えがちです。

趣味用品が多い世帯では、壁面収納を活用すると効率的に片付けられます。

汚れやすいアイテムがある場合には、コンパクトなシンクを備えておくと、その場でさっと洗えて便利です。加えて、濡れた物を乾かすスペースも用意しておくと片付けがより一層ラクになるでしょう。

大型のSUPボードをディスプレイしてすっきり見せる土間収納のある家

こちらの住まいでは、玄関内に全長4mにも及ぶダイナミックな壁面収納を採用しました。趣味のSUPボードやパドルもさっと片付けられ、見た目もおしゃれにディスプレイできるスタイルです。

奥には靴やコートなどの外出用品をしまえる収納棚やハンガーラックを備えており、大容量な土間収納が完成しました。

大型のSUPボードをディスプレイしてすっきり見せる土間収納のある家の施工事例を見る

自転車・バイクの収納は安全性&機能性を確保

自転車やバイクを屋内で保管する場合は、本体だけでなくヘルメットやメンテナンス用品、バッテリーなど付随品の収納まで考慮する必要があります。

自転車は壁面にバイクハンガーを設置して吊るし、工具類は壁面収納で整理するのがおすすめです。作業がしやすいように、照明も設置しておくとよいでしょう。

壁面収納の活用で広々作業できる土間収納のある家

こちらの住まいでは、自転車を壁面に吊るし、その他のアイテムを壁面収納としました。

自転車を吊るす壁は紫が映え、見せるスタイルになっています。釣り・バイク・スケートボードなど多数の趣味用品も、壁面の有孔ボードや造作棚で余裕をもって片付けられ、インテリア性も抜群です。

玄関と土間は合わせて6帖とゆとりのある広さを確保しており、メンテナンス作業もしやすく、人の出入りがあっても混雑しません。

壁面収納の活用で広々作業できる土間収納のある家の施工事例を見る

土間収納で失敗しがちなポイントと対策

満足度の高い土間収納に仕上げるためには、あらかじめ失敗しやすいポイントを押さえて対策を講じておくのが成功への近道です。

ここでは、よくある3つの失敗を紹介します。

十分な収納を確保できず物があふれる

土間収納は手軽に多くの物を収納できるのが魅力ではあるものの、あれこれと詰め込みすぎると、かえって物が散らかりやすくなるのが難点です。

収納の目的が不明確であったり家族の成長を想定できていなかったりすると、将来的に収納スペースが不足するかもしれません。

解決策:目的に応じた広さと収納スタイルにする

収納不足を防ぐには、将来の家族構成の変化や子どもの成長を見据えて、ゆとりのある広さを確保するのが原則です。

収納方法も工夫すると、限られた空間でも効率良く片付けられます。たとえば、以下の方法を取り入れるとよいでしょう。

  • 棚の段数や高さをいつでも変えられる可動棚
  • フックや有孔ボードなどを活用した壁面収納
  • 小さいアイテムを区分けして整理できるラベル付きのボックス収納

他の生活スペースが狭くなる

土間収納を広く取りすぎると、玄関や隣接する室内空間を圧迫してしまう可能性があります。

隣接しているのがLDKであれば、土間収納によってリビングが手狭に感じ、快適に過ごせないかもしれません。

解決策:家の間取りをベースに収納を考える

住まい全体でバランスを考えて土間収納の広さを決めると、不満につながりにくくなります。

たとえば、リビングやキッチンなどとつなげるウォークスルー型にすると、廊下が不要で空間の節約につながり、動線も効率的になるでしょう。

玄関の近くに階段を設ける間取りであれば、階段下のデッドスペースを収納とすることも可能です。

湿気によるカビやニオイが気になる

玄関内の土間は、室内外の温度差が大きい場所のため、結露が発生しやすいデメリットがあります。また、外から持ち込んだ雨具や傘、靴などに付着した水滴からも湿気は発生します。

結露や湿気は、玄関の嫌なニオイや収納物のカビ発生を招きやすく、玄関内を衛生的に保つのが難しくなるかもしれません。

対策:結露しにくくなる設備を検討する

土間収納を衛生的な空間にするには、空気の流れが発生しやすい窓や換気扇などを採用するのが有効です。

また、床や壁、窓、玄関ドアに断熱性の高い素材を使用すると、結露を防ぎやすくなります。

日常で取り入れやすい対策としては、除湿剤やすのこ、通気性の良い収納ボックスの設置がおすすめです。

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土間収納はレイアウト決めが肝心!アイデアをもとに満足できる空間をつくろう

土間収納は、さまざまな物を土足環境で手軽にしまえるのが魅力な一方、目的に応じた間取りにしないと収納不足を感じたり、他の部屋が狭くなったりするリスクもあります。衛生面においても工夫が求められます。

本記事で紹介したアイデアも参考に、失敗のない土間収納を計画しましょう。

コラボハウスは、快適な土間収納のある住まいを多数手掛けた実績を持つ設計事務所です。設計士が丁寧にヒアリングし、理想を叶えるためのプランをご提案します。無料相談会も開催中ですので、お気軽にご相談ください。

土間収納のアイデアに関するよくある質問

Q. 土間収納にはどんなアイデアがありますか?

シューズクローク、可動棚、ハンガーパイプ、アウトドア用品収納が代表的です。

Q. 土間収納を使いやすくする基本の考え方は?

使う物のサイズと頻度を整理し、動線上に配置することが重要です。

Q. 土間収納はどのくらいの広さが必要ですか?

1〜2畳程度が多く、収納量に応じて調整すると無駄がありません。

Q. ベビーカーや自転車は土間収納に入りますか?

広さと開口を確保すれば収納可能で、外部動線とつなげると便利です。

Q. 土間収納の棚は固定と可動、どちらが良いですか?

ライフスタイルの変化に対応できる可動棚が使いやすいです。

Q. 土間収納をおしゃれに見せる工夫は?

見せる収納と隠す収納を分け、素材や照明で雰囲気を整えます。

Q. 土間収納は臭いや湿気がこもりませんか?

換気や調湿素材を取り入れることで、臭いや湿気を抑えられます。

Q. 土間収納におすすめの床材は?

モルタルやタイルなど、汚れや水に強い素材が適しています。

Q. 家族用と来客用で動線を分けられますか?

玄関横に土間収納を設けることで、動線を分けやすくなります。

Q. 土間収納は平屋・2階建てどちらにも向いていますか?

どちらにも向いており、特に平屋では玄関周りを広く使えます。

Q. 土間収納とパントリーは兼用できますか?

可能ですが、温度や湿気を考慮したゾーニングが必要です。

この記事を書いた人

Writer’s profile

コラボハウス 設計士

2024年度 注文住宅施工棟数 「四国ブロックNo.1」
「愛媛・香川・徳島・高知・岡山・大阪・秋田」エリアで、完全自由設計の注文住宅を数多く手がけてきたコラボハウスの設計士。

「暮らしを自由にデザインする」を掲げ、設計士が土地探しから設計までを一貫して担当し、デザイン性と暮らしやすさを両立した家を実現します。

これまでの豊富な施工事例と設計現場で培った知見をもとに、間取り・動線・デザイン・性能に関する後悔しない家づくりのポイントをお伝えします。