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水回りの間取りは家事動線が重要!
失敗しないポイントやおすすめの施工事例を紹介

家づくり

2025.11.13

水回りの間取りは家事動線が重要!失敗しないポイントやおすすめの施工事例を紹介

快適な水回りの間取りを実現したいなら、家事動線を意識するのがポイントです。しかし、新築住宅を検討しはじめたばかりの方のなかには「どのように間取り計画を立てるべきかわからない」と悩む方もいるでしょう。

本記事では、水回りの間取り設計で失敗しないためのポイントを解説します。イメージが湧くような施工事例も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

水回りの間取りで重要な家事動線とは?

水回りの間取りで重要な家事動線とは?

快適な住まいを実現するうえで重要なのが、家事動線を考慮した水回りの間取りです。家事動線とは、家事を行う際の人の移動経路や流れのことで、生活の質を向上させるのに欠かせません。

家事動線を意識した水回りの間取りにすると、以下のようなメリットを得られます。

  • 家事分担のしやすさが向上
  • 移動時間の短縮
  • 家事ストレスの軽減
  • 生活全体の快適さ向上

たとえば、キッチンの間取りを工夫すれば「完成した料理から順に配膳し、食べ終わったお皿はリビング側からシンクへ戻せる」といったスムーズな動きを実現できます。また、洗濯スペースやキッチン、リビングを隣接すれば「料理の合間に洗濯を回す」「炊事洗濯をしつつ子どもを見守れる」など利便性アップも図れるでしょう。

一方、家事動線を意識しないまま水回りの間取りを設計してしまうと、家事ごとに部屋の移動が生じたり、無駄な動きが増えたりして家事ストレスにつながります。

快適な住まいを実現するためには、家事動線を考慮して水回りの設計を決めるのがポイントです。

水回りの間取りの設計で失敗しないためのポイント

水回りの間取りで失敗しないためには、生活動線や収納スペースの確保などを考慮した設計が重要です。ここでは、間取り設計で失敗しないためのポイントを紹介します。

水回りを隣接させる

新築住宅の間取りを計画する際は、水回りを隣接させるのがポイントです。キッチン・洗面所・お風呂・トイレといった水回りを1か所にまとめることで、家事効率や生活の快適性が高まります。

また、排水設備を集約させる間取りは、メンテナンスのしやすさにも直結します。万が一、排水管が詰まったり劣化したりしても、原因究明がしやすく、交換する部品も最小限に抑えられ、工事費用の負担を軽減できるでしょう。

スムーズな生活動線・家事動線を意識する

快適な生活を実現するためには、生活動線や家事動線を意識した間取り計画が欠かせません。特に家事動線は、日々の家事を具体的にイメージしながら考えましょう。

たとえば、ランドリールームとキッチンを隣接させれば、料理の合間に洗濯作業を並行できます。また、パントリーや収納スペースを近くに設置すると、作業から片付けまでの流れもスムーズです。

さらに、回遊性のある動線を計画すれば、朝の忙しい時間帯でも家族同士の混雑を避けながら移動できるでしょう。

ランドリールームを活用する

洗濯作業のストレスを軽減したいなら、ランドリールームを活用するのがおすすめです。ランドリールームは洗濯を効率化できる専用の部屋で「洗う→干す→畳む」という一連の作業をスムーズに行えます。

たとえば、物干し金具を設置すれば室内干しができ、作業台を設ければアイロンがけや畳む作業もまとめて行えます。

また、ファミリークローゼットを隣接させることで、より家事がしやすい動線を実現できるでしょう。

十分な収納スペースを確保する

水回りの間取りを設計する際は、水回りに隣接して十分な収納スペースを確保することも大切です。家事の効率化にもつながります。

収納スペースを確保する方法として、ランドリールームやパントリー、ファミリークローゼットなどを検討するのがおすすめです。室内全体がすっきりと片付いてみえるよう、水回り設計と併せてしっかり計画しましょう。

玄関から水回りに直行できる間取りもあり

小さな子どもがいたり、キャンプやBBQといったアウトドアな趣味があったりする家庭では、玄関から水回りに直行できる間取りを取り入れるのがおすすめです。

玄関からそのまま水回りに直行できれば、汚れて帰宅しても部屋に上がる前に手足を洗えたり、すぐに服を洗濯できたりします。

玄関内にアウトドア用品を収納できる土間スペースを設ければ、お出かけ後の片付けも容易です。

家事動線の良い水回りの間取り施工事例5選

ここからは、家事動線の良い水回りがあるコラボハウスの施工事例を5つ紹介します。それぞれの特徴や設計のポイントも解説するので、ぜひ参考にしてください。

外観も動線も真っ直ぐな家

外観も動線も真っ直ぐな家の内観

水平の屋根のラインと垂直のタイル張りの壁が印象的な二階建て住宅の施工事例です。将来を見据え1階のみで生活できるように、LDKや水回り、主寝室をワンフロアにまとめました。

直線の動線を確保したことで、ジグザグの動きがなくどこでもスムーズに移動できます。独立洗面所の奥には脱衣所兼ランドリールームを配置し、洗濯を含む家事を効率化できる間取りを実現しました。

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子どもがぐるりと回れる平屋

子どもがぐるりと回れる平屋の内観

「家っぽくない家にしたい」という希望をもとに、グレーのガルバリウムを段葺きにしたスタイリッシュな外観の施工事例です。家事動線を考慮し、キッチンを中央に配置しました。回遊性のある動線のため、子どもたちものびのび走り回れます。

キッチンからはすぐにウォークインクローゼットへ移動できるほか、アイロンがけやハンガーラックのある収納力抜群の洗面所も魅力です。キッチンには、調理したものをすぐに出せるよう一体型のダイニングテーブルを採用し、使い勝手の良い間取りを実現しました。

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庭とつながる、家族と愛犬の心地いい平屋

庭とつながる、家族と愛犬の心地いい平屋の内観

南向きの大きな窓から光がたっぷりと差し込むLDKが魅力的な平屋の施工事例です。大きな庭との一体感がある室内は、のびのびとできる開放感を演出しています。

空間に溶け込むフルフラットのキッチンは、動線も視線もすっきりと整うデザインが特徴です。また、造作洗面はナチュラルな木の質感がやさしい印象を演出するほか、明るいランドリールームへとつながるスムーズな動線も確保しています。

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屋根と出窓の水平ラインが美しい家

屋根と出窓の水平ラインが美しい家の内観

「家事ラク」を意識した平屋の施工事例です。キッチン裏には大きなパントリーを配置し、買い置きの食品や洗剤はもちろん、生活感の出る細々したものをすべてしまえる仕様に仕上げました。

特に秀逸なのが洗濯動線です。脱衣所にカウンターとハンガーポールを設置したことで、洗濯機から出した洋服をその場でハンガーにかけ、まとめて物干しまで持って行けます。

乾いた洗濯ものは、そのままファミリークローゼットに収納できるため、洗濯時間の短縮も叶いました。

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3つの箱が重なるグレーな家

3つの箱が重なるグレーな家の内観

黒いガルバリウム外壁と塗り壁の質感が異なる3つの箱が組み合わさった、外観が特徴的な二階建て住宅の施工事例です。室内に十分な収納スペースを設けたことで、いつでもホテルのような上質な空間を演出できます。

1階部分には洗濯・アイロンがけ・収納を1か所にまとめたスペースを確保し、家事がしやすい動線を実現しました。横広の洗面台は、忙しい朝の時間帯でも混み合う心配がありません。

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2階に水回りを配置するメリット・デメリット

老後を見据えて1階に水回りを集約する間取りが多いですが「2階に配置したい」と考える家庭もあります。2階に水回りを配置するメリット・デメリットは以下のとおりです。

メリット デメリット
・2階ベランダに洗濯ものを干す際に便利

・採光や通風が良くカビが発生しにくい

・1階に広々としたLDKを実現しやすい

・老後は2階への上下移動が大変

・工事費が高額になる可能性がある

2階に水回りを配置すると、洗濯時の「干す」作業の負担を軽減できます。また、2階部分は採光や通風が良い傾向にあり、湿気がこもりにくく、カビが発生しにくい点もメリットです。

一方、長く住むことを考えると、高齢になったときに上下移動が大変になる点はデメリットといえます。「1階と2階に水回りを設置する」「キッチンは1階、その他の水回りは2階にまとめる」などの方法もありますが、工事費が割高になりやすいため、注意が必要です。

将来の生活も考慮したうえで、水回りを1階にまとめるのか、2階に集約するのかを検討しましょう。

水回りの間取りをこだわり、より快適な生活動線を実現しよう

水回りの間取りをこだわり、より快適な生活動線を実現しよう

快適な住まいを実現したいなら、水回りの間取りにこだわるのがおすすめです。生活・家事動線を考慮した間取りを計画すれば、家族が長く快適に暮らせる空間を実現できます。

ただし「快適かつ便利な間取り」は家庭ごとで異なるため、実際の生活や家事をイメージしながら、自身の家族に合った間取りや動線を計画することが重要です。

コラボハウスでは、経験豊富な設計士や営業担当者が、お客さまのご希望をヒアリングしたうえで、最適な間取りをご提案いたします。住みやすさと使いやすさを兼ね備えた住まいづくりをサポートしますので、まずは気軽に無料相談へお越しください。

水回りの間取りに関するよくある質問

水回りの配置で一番大切なのは何ですか?

最優先は “回遊しやすい短い動線” です。特に人気の配置は以下の並びです。

脱衣室 → 洗濯 → 干す → しまう(ファミクロ)

水回り+収納を同一動線に集約することで、毎日30〜60分の時短につながります。

水回りは必ず1階に設置すべきですか?

必ずではありません。ただし目的に応じて以下が最適です。

1階向き:来客・家事動線重視、将来介護を想定

2階向き:洗濯物を干す・しまうを完結したい

分散型:家族が多い・混雑を避けたい

最近は、ランドリー+洗面2階、浴室のみ1階 という“分離型”も増えています。

洗面所と脱衣所は分けるべき?

家族が多い・来客がある家庭ほど分けた方が便利 です。

分ける場合のメリット

・入浴中でも洗面が使える

・収納を整理しやすい

・来客時にプライバシーが守られる

“脱衣は家族のプライベート、洗面は共用”という役割分けが、満足度につながります。

水回りの間取りでよくある失敗は?

もっとも多いのが「湿気とニオイ」に関するトラブルです。

・換気扇と24時間換気の併用不足

・窓がなく、湿気がこもる

・乾燥機を想定しない電源位置

・家族の動線と干渉する配置

水回りは “換気・空調・電源位置” をまとめて設計することが成功のカギです。

水回りの音問題は対策できますか?

できます。以下を取り入れると音のトラブルをほぼ解消できます。

・洗濯機まわりの防振マット

・寝室と隣接しない配置

・トイレの壁は二重石膏ボード+吸音材

・引き戸ではなく開き戸(遮音性が高い)

特にトイレは寝室・リビングの壁から離すだけで、生活音のストレスを大幅に減らせます。

 

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