コラム
ランドリールームのある家の実例3選!
後悔しないためのポイントも紹介
家づくり
2025.11.17
「使いやすいランドリールームにしたいけど、どうすればいいかわからない」「ランドリールームをつくって後悔しない?」と、不安な方もいらっしゃるでしょう。
本記事を読めば、ランドリールームとはどんな部屋でどのようなメリットがあるのかが分かります。また、ランドリールームを作るにあたって、後悔しないためのポイントも解説しています。
コラボハウスが手がけたランドリールームの施工事例もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ランドリールームとはどんな部屋?
ランドリールームとは、単なる洗濯機置き場ではありません。「洗う」「干す」「畳む」「アイロンをかける」など、洗濯に関係する家事を一度にまとめて行える部屋のことです。
上記のような家事をそれぞれ異なる場所で行おうとすると、時間も手間もかかります。しかし、ランドリールームなら、効率よく一か所で作業を済ませられます。
新築の家にランドリールームを設置する際の費用目安は、約2〜3畳の広さの場合で15万〜35万円程度です。もちろん、広さや設備によっても変わります。
今ある家をリフォームしてランドリールームを設置する場合は、60万〜200万円程度かかることもあります。住宅によって給排水設備を新設したり、間取りを変えたりする必要があるためです。
ランドリールームのメリット
ランドリールームを設置すれば、より快適な生活を送れるでしょう。本章では、ランドリールームを設置するメリットをご紹介します。
家事が時短できる
メリットの一つ目は「家事の時短」です。
「洗濯」といっても、「干す」「畳む」「しまう」など、やらなくてはならない工程は数多く存在し、それぞれ時間や手間がかかります。
しかし、ランドリールームがあれば、各工程を一つの部屋だけで済ませることができ、家事の時短が可能です。作業ごとに部屋を移動する必要もなく、洗濯における時間と手間を削減できます。
また、ファミリークローゼットやキッチン、洗面所などとランドリールームをつなげれば、よりスムーズな家事動線を実現できます。
天候に左右されず洗濯できる
メリットの二つ目は「天候に左右されず洗濯できること」です。
洗濯に関するよくある悩みとして「雨の日や夜は洗濯できない」というものが挙げられます。外干ししかできないと天候に左右され、好きなタイミングで洗濯できないこともあるでしょう。
ランドリールームには、基本的に物干しスペースが含まれています。天気が悪い日だけでなく、花粉やPM2.5が舞う時期、排気ガスや外の臭いが気になるときにも便利です。夜間も気にせず洗濯物を干せます。
プライバシーが守られる
メリットの三つ目は「プライバシーが守られる」ことです。
洗濯物の外干しは、意図せず外部にプライベートな情報が流れる可能性があります。たとえば、体操服や制服から子どもが通っている学校がバレる、服のデザインやサイズで女性が住んでいるのがバレる、などです。
ランドリールームに洗濯物を干せば、上記のような心配がありません。プライバシーが守られるだけでなく、女性や子どもの下着など、外から見られたくないものでも安心です。
「いらなかった!」と後悔しないためのポイント
ランドリールームの設置にあたって「いらなかった、と後悔したらどうしよう」と悩み、決断に迷う方も多いでしょう。本章では、後悔しないためのポイントを解説します。
湿気に気を付ける
ランドリールームを設けたものの、カビの発生や洗濯物の生乾き臭に悩まされ、後悔するケースもあります。水を使う空間である以上、湿気対策は避けられない課題です。
特に注意したいのが、ランドリールームの設置場所です。日当たりや風通しが悪いと、湿気がこもりやすくなります。建築段階で適切な換気計画と乾燥方法を十分に考慮することが、失敗を防ぐための鍵です。
収納場所を確保する
ランドリールームでよく聞かれる後悔の一つが、洗剤や衣類をしまうスペースの不足です。広さの制約から、洗剤類やストック、タオルなどを置く場所が手狭になり、使い勝手が悪くなる事例が見受けられます。
家事の効率を考えると、乾燥後の洗濯物をその場で畳んで収納できる棚や、隣接するファミリークローゼットの有無が非常に重要です。
ランドリールームの設置前に「何を」「どれだけ」収納したいかを具体的にシミュレーションし、必要なスペースを確保しましょう。
コンセントを多めにする
ランドリールームは、洗濯機や乾燥機、アイロンなどの家電製品を使う機会が多いです。そのため、コンセントの数や配置が不適切だと「使い勝手が悪い」という後悔につながります。
計画段階で、エアコン、除湿機など、後から追加する可能性のある家電製品をリストアップし、必要なコンセントの数と位置を慎重に検討することが大切です。
ただし、水回りで電気を使うため、ショートや漏電の危険があるタコ足配線は厳禁です。安全性と利便性を考慮し、余裕を持ったコンセントの設置を心がけましょう。
家族の人数に応じて物干しの数を決める
ランドリールームでは、物干し設備について後悔するケースも珍しくありません。「物干しが1本では足りない」「物干しに竿を常時かけっぱなしにすることで動線の妨げになる」といった意見が見られます。
室内干しがメインとなる場合は、洗濯物の総量を具体的に把握して、設置数を決めることが重要です。特に、子育て世代の家庭では、お子様の成長に伴い洗濯物の量が大幅に増加します。
現在の状況だけでなく、数年後の家族構成や洗濯量を予測し、ゆとりを持った物干し計画を立てるのがおすすめです。
ランドリールームのある家の実例3選
本章では、コラボハウスが手掛けた建築実例をもとにランドリールームのデザインアイデアをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
外観も動線も真っ直ぐな家×脱衣所兼ランドリールーム
こちらの住まいは、老後も快適に暮らせるよう、LDK、水回り、主寝室を1階に集約した平屋風の間取りが特徴です。
家の中の移動が全て直線でジグザグの動線がなく、日々の家事や生活のストレスを軽減します。洗面所と脱衣所兼ランドリールームを奥に配置した設計は、非常にスムーズな生活動線を実現しています。
将来を見据えた設計で、今も老後も暮らしやすい理想的な住まいです。
上下の大窓で縦に広がる平屋×収納のあるランドリールーム
平屋でありながら天井高が開放感を生むLDKが魅力の住まいです。上下に大きく開いた大窓からは太陽の光がたっぷりと降り注ぎます。
見た目の美しさだけでなく、共働き夫婦の暮らしを支えるスムーズな家事動線も特長です。洗濯・乾燥・収納の全てがランドリールームで完結します。
二つの中庭がある平屋×天井にスチール配置のランドリールーム
中庭が重なり合うように配置され、ガラスに映る木々の緑が室内に広がることで、まるで林の中にいるような特別な感覚になる住まいです。外の喧騒を忘れさせる、静けさと奥行きのある空間が魅力です。
リビングに隣接した小上がりの和室は、ソファとしてくつろげるほか、洗濯物を畳むなど家事にも活用できます。ランドリールームには、デザイン性の高い黒のスチール製室内干しを天井に配置し、機能性と意匠性を両立しています。
ランドリールームを取り入れて、生活しやすい理想の家に
ランドリールームとは、「洗う」「干す」「畳む」「アイロンをかける」など、洗濯関係の家事をまとめて行える部屋のことです。ランドリールームがあれば、効率よく一か所で作業ができ、家事の時短を実現します。
ランドリールームの費用の目安は、新築で15万〜35万円程度、リフォームで60万〜200万円程度です。
ランドリールームの設置後に後悔しないためには、湿気に気を付け、収納場所を多めにとるのが重要です。また、コンセントを多めにとることで、より使い勝手が向上します。
将来の家族構成を見据え、ゆとりを持った物干しスペースを確保しましょう。
コラボハウスでは、お客様の将来設計や現在の家族構成に合わせ、使いやすいランドリールームをご提案致します。ぜひお気軽にご相談ください。
ランドリールームの実例に関するよくある質問
ランドリールームで人気の設備は?
実例で採用率が高い設備は以下の通りです。
・壁付け or 天井付けの室内物干し(ホスクリーンなど)
・ガス乾燥機(乾太くん) or ドラム式乾燥機
・造作カウンター(畳み・アイロン用)
・可動棚の収納
・除湿器 or エアコン
「干す・畳む・しまう」を一空間で完結できると満足度が非常に高くなります。
ランドリールームの実例で、後悔しやすいポイントはありますか?
よくある後悔は以下です。
・物干しスペースの“高さ”が合わない
・干す量を想定せず、物干し容量が足りなかった
・換気が不十分で洗濯物が乾きにくい
・コンセント不足(除湿機・アイロン・乾燥機用)
・動線が長く、結局リビングに干してしまう
特に多いのは「換気」と「動線」の後悔です。
ランドリールームはどこに作るのが使いやすい?
人気の配置TOP3はこちら。
・洗面脱衣室の横につくる(最短動線)
・キッチンの近く(家事動線をまとめる)
・2階ホール一体型(乾きやすく省スペース)
実例では「脱衣室+ランドリー+ファミリークローゼット」を一直線にする。回遊動線タイプが圧倒的に人気です。
ランドリールームの間取りで、失敗しない干し方のポイントは?
実例で成功している干し方の条件は以下です。
・干すスペースは“最低幅90〜120cm”確保
・動線上に干す場所をつくらない
・物干しは天井付けの方が回遊しやすい
・“幅2m”あると大人2人分の洗濯物が干しやすい
・換気+エアコン or 除湿機があること
干しスペースは「奥行きが浅くても横幅がある方」が使いやすいです。
ランドリールームの照明・換気の正解は?
実例で多いのは以下の組み合わせです。
照明:ダウンライト × 手元ブラケット
換気:24時間換気+個別換気扇
空調:エアコン or 除湿機
窓:小窓1つ(防犯のため採光のみ)
特に“湿気対策”は、快適さを決める最重要ポイントです。
ランドリールームは収納をどれくらい用意すれば良い?
実例では 幅90〜180cmの可動棚が主流。
収納内容例:
洗剤・柔軟剤
タオル類
下着・靴下
洗濯ネット
アイロン用品
収納ケース
特に“家族分の下着とタオル”をランドリーに置くと、脱衣→洗う→干す→しまう を一室完結でき、満足度が高いです。
ランドリールームは2階に作るべきですか?1階に作るべきですか?
結論:ライフスタイルと干し方で決まります。
▼1階がおすすめの人
干さないで乾燥機を使う
回遊動線を作りたい
脱衣所と動線をつなげたい
▼2階がおすすめの人
日当たりを重視
軽い洗濯物は2階ホールに干したい
スペースを広く取りたい
2階ランドリーは“乾きやすさ”の満足度が非常に高いです。
ランドリールームの施工費用はいくらくらいですか?
一般的な費用目安:
基本スペース(2〜3畳):20〜40万円
造作棚・カウンター:5〜15万円
乾燥機設置(乾太くん):15〜30万円
換気・電気工事:5〜10万円
総額で 30〜70万円前後 が多いです。
ランドリールームとファミリークローゼットを一体化した実例は多いですか?
非常に多いです。
メリット:
洗う→干す→しまう が完全に1か所で完結
忙しい家庭ほど家事効率が上がる
洋服の定位置が決まり散らかりにくい
実例で最も人気のある組み合わせです。
ランドリールームに窓は必要ですか?
必須ではありませんが、採光・換気のために小窓を1つ付ける実例が多いです。
ただし防犯性の観点から“高窓”の採用が主流です。
その他にランドリールームに関する記事は、こちらで詳しく紹介しています。
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