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平屋リビングがおしゃれになる間取りアイデア集
目安の広さも紹介

家づくり

2025.10.25

平屋リビングがおしゃれになる間取りアイデア集目安の広さも紹介

平屋での暮らしを検討中の方にとって、住まいの中心部ともいえる「リビング」は特に大切にしたい、こだわってつくりあげたい空間の一つでしょう。

平屋で満足のいくリビングを完成させるには、どのような設計にすればよいでしょうか。

本記事では、平屋のリビングに取り入れるべき間取りアイデアや、魅力的なリビングがある住まいの施工事例を紹介します。リビングの間取りを考える際の注意点にも触れていますので、お役立てください。

平屋リビングがワンランク上質になる間取りアイデア10選

平屋のリビングにおすすめの間取りアイデアを、10種類紹介します。

勾配天井

勾配天井

勾配天井は、平屋の魅力を最大限引き出してくれる王道の設計デザインです。

屋根の傾斜を活かすことで天井に高さと奥行きが生まれ、空間全体を開放的にしてくれます。また床面積を広げなくても、縦の余白に立体感がプラスされ、おしゃれな雰囲気を演出できるのも大きな強みです。

デザイン性をアップさせる手法として、勾配天井に「見せる梁」を組み合わせてもよいでしょう。

吹き抜け

勾配天井を採用する場合、吹き抜けとの組み合わせもおすすめです。吹き抜けがあるだけで、生活感が出にくいおしゃれな雰囲気に仕上がります。

たとえば、先の項目でも紹介した見せ梁、シーリングファン、照明を添えることで、ホテルラウンジのような洗練された空間になるでしょう。

スキップフロアやダウンフロア

スキップフロアは1.5階のように高さをプラスした空間、ダウンフロアは反対に床を一段程度下げたスペースです。床に高低差をつけることで空間が立体的になり、仕切りがなくても自然にゾーニングができます。

スキップフロアやダウンフロアを活用すると、限られた広さのリビングに、書斎・子どもの遊び場・収納といった多目的に使えるスペースを増やせます。日々の過ごし方のバリエーションが広がるでしょう。

ただし、規格や用途によっては床面積に加算されるケースもあるため、必要性を十分に検討しましょう。

ロフト

天井の高さを活かして、リビング内にロフトを設置するのもおすすめです。

ロフトは、天井高1.4m以下かつ1階部分の床面積の半分以内であれば床面積に含まれず、収納や子どもの遊び場として幅広く活用できます。

リビングと一体化させれば、限られた空間でもゆとりが生まれ、遊び心と利便性を兼ね備えた融通の利く空間に仕上がります。

リビングの配置に沿ったおしゃれな窓

リビングを広々と見せるために、大開口窓を設置するのも定番のアイデアです。光をたっぷりと取り込めて、屋外との一体感を生み出しつつ、電気代の節約効果も期待できます。

一方で、外からの視線や防犯が気になる場合は、天井付近に設けるハイサイドライトや、床に近い部分に設置する地窓が心強い味方になってくれるでしょう。

大きな窓にこだわらずとも、住まいの立地やリビングの配置に沿った窓計画にすることで、自然光を取り込みながらもプライバシーを守れる安心の空間をつくれます。

畳の多目的スペース

畳の小上がりも、リビングを彩る上質なアクセントとなるでしょう。

くつろぎの場やゲストルーム、遊び場と、さまざまな用途に使えるところが畳スペースの魅力です。リビング内に他の家族がいても、適度な距離感を保ちながらゆったりと過ごせます。

オープンキッチン

オープンキッチンは、平屋の開放感を引き立てる理想的な間取りのひとつです。カウンター周りのデザインをおしゃれにしやすく、機能性も兼ね備えた人気のスタイルです。ぐるりと回遊できるアイランド型の場合、家事動線もスムーズになるでしょう。

また、家族の顔が見える距離感で自然な会話が生まれ、家族が調理や片付けに参加しやすい雰囲気を生み出せる点も魅力です。

中庭

リビングと中庭を隣接して採光性をアップさせると、室内が一段と明るくなり、気持ちの良い空間に仕上がります。リビング内の窓や出入り口を通して日の光や風を取り込めるほか、中庭の緑がリラックス感も与えてくれるでしょう。

テラス・ウッドデッキ

屋内外がゆるやかにつながるテラスやウッドデッキも、平屋リビングにぴったりです。設置することでリビングに横の広がりが生まれ、床面積以上ののびやかさを感じられます。

昼間は自然光を浴びながらリラックスし、夜は星空を眺めて一息つけるアウトドアリビングとして活用が可能です。バーベキュースペースや、ペットと遊ぶ空間としても使えます。

土間スペース

室内外をゆるやかにつなぐ別の方法として、土間スペースを設置するのも有効です。土間は室内にありながらもテラスやウッドデッキのように使える空間で、セカンドリビングのような存在にもなるでしょう。

アウトドア用品の収納スペースにも使えて、利便性も抜群です。

リビングを中心にした平屋の間取り施工事例

ここからは、リビングが魅力的な平屋の施工事例を見てみましょう。どのようなポイントにこだわるかで、同じリビングでも全く異なるテイストになるのがわかります。

畳スペースがあたたかみを添える和モダンリビングの平屋

畳スペースがあたたかみを添える和モダンリビングの平屋の内観

畳の小上がりをリビングに採用し、家族が自然と集まるくつろぎの空間を実現した住まいです。

障子や格子、間接照明で上質な和の雰囲気を出しつつ、ほっと一息つけるあたたかみをプラスしています。

キッチンはオープンスタイルで、ダイニング・水回り・収納への動線がスムーズになるよう考えられており、家事効率の面も優秀です。キッチンカウンターの周りは、見せる収納でリビングに生活感を出さないよう配慮しています。

畳スペースがあたたかみを添える和モダンリビングの平屋の施工事例を見る

面積以上のゆとりを感じられるピットリビングつきの平屋リビング

面積以上のゆとりを感じられるピットリビングつきの平屋リビングの内観

一段下げたピットリビングがアクセントになっている間取りの事例です。床に高低差をつけることで、視線が自然に抜ける広々とした空間に仕上がりました。

ピットリビングでは、腰を掛けてテレビを見たり、ビーズクッションに埋もれたりと思い思いの過ごし方でゆったりできます。ゲストを招いて食事会を開催する際も、椅子の代わりに段差を利用できるため、座る場所に困りません。

隣接した畳コーナーやスタディスペースで子どもが過ごしてくれると、家事をしながらでも見守りができて安心です。

面積以上のゆとりを感じられるピットリビングつきの平屋リビングの施工事例を見る

勾配天井×セカンドリビングでリゾートのような雰囲気の平屋リビング

勾配天井×セカンドリビングでリゾートのような雰囲気の平屋リビングの内観

約30帖もの広々としたスペースに、平屋ならではの勾配天井を取り入れて、開放感をプラスしたリビングです。

複数のゲストを招いても狭さを感じず、のびのびとくつろげるように海外リゾートのような雰囲気を演出しました。たとえば、メインリビングの横には、デイベッドを置けるセカンドリビングを設けたり、ハンモックスペースをつくったりしています。

キッチン横にデスクも配置し、リモートワークやちょっとした家事もできるように設計しました。

勾配天井×セカンドリビングでリゾートのような雰囲気の平屋リビングの施工事例を見る

平屋リビングの間取りを決めるうえでの注意点

平屋リビングの間取りを決めるうえでの注意点

平屋リビングの間取りアイデアを紹介しましたが、設計を決める際には注意すべき点もあります。

冷暖房効率を考慮する

リビングの面積を広くとりすぎると、窓などの開口部から入る外気の影響を受けやすくなるため注意が必要です。夏は蒸し暑く、冬は底冷えしやすい空間になり、冷暖房費がかさむ可能性があります。

そこで、サーキュレーターを設置して空気を循環させ、窓や壁の断熱性を高めるなどの対策が有効です。冷暖房効率に配慮した設計にすると、年間を通して快適な温度を保ちやすくなり、省エネにもつながるでしょう。

他の居室が狭くならないようにする

リビングの広さにこだわりすぎると、寝室や子ども部屋、収納など他の空間を削る必要性が生じ、日々の暮らしを圧迫する可能性があります。たとえLDKが快適な空間でも、居室が狭かったり移動がしづらかったりすると、住まい全体の居心地が悪くなりかねません。

家族構成や生活スタイルを長期的な視点で見据え、リビングだけでなく、各居室の広さや配置、プライバシー性のバランスを考えるようにしましょう。

防犯対策もしっかりと行う

平屋では、大きな窓を設けて採光性や通気性を高める設計が人気です。しかし、外からの視線や防犯面に不安を感じやすいのが課題といえます。

対策としては、すりガラスや高窓を活用して視線を自然に遮る手法が有効です。目隠しフェンスや植栽、中庭を組み合わせれば、開放感を失わないままプライバシーを守れます。

平屋リビングはどのくらいの広さを確保すべき?

LDKの広さは、一般的に16帖〜20帖が目安です。単身・夫婦世帯の場合は20帖前後、3〜4人家族の場合は22帖〜25帖あると、ゆとりのある空間を実現しやすくなるとされています。

ただし、理想の広さは家族構成や生活スタイルによって大きく変わるため、面積だけにとらわれないようにしましょう。勾配天井や窓の配置など、工夫次第では、限られたスペースでも実面積以上の広がりを感じられます。

また、広さを考える際はリビング単体ではなく、LDK全体のバランスを考えることも重要です。

間取りを工夫して自慢の平屋リビングを完成させよう

間取りを工夫して自慢の平屋リビングを完成させよう

平屋リビングでは、さまざまな間取りアイデアを組み合わせて設計すると、よりおしゃれで快適な空間を演出できます。ただし、デザイン性だけでなく、冷暖房効率を高める工夫や防犯対策を施すことも必要です。リビング設計時には、生活スタイルに合った間取りを考えましょう。

コラボハウスは、数多くの施工実績をもとにお客様一人ひとりに寄り添った理想の間取り提案をしています。平屋リビングを手掛けた経験も豊富ですので、まずはお気軽に無料相談でご希望のスタイルについてお話しください。

平屋のリビングに関するよくある質問

平屋リビングの広さはどのくらいが理想?

20〜25帖程度が目安です。ダイニング・キッチンを含めた一体空間で設計することで、動線のムダがなく使いやすい空間になります。

平屋のリビングで失敗しやすいポイントは?

日当たりと風通しを考慮せずに窓を配置してしまうことです。南面開口を確保し、隣家との距離や視線も踏まえて採光計画を立てることが重要です。

平屋リビングにおすすめの天井デザインは?

勾配天井や梁見せ天井が人気です。高さの変化で奥行きを感じられ、木の梁や板張り天井を組み合わせると温かみのある印象になります。

平屋リビングにおすすめの照明計画は?

昼は自然光、夜は間接照明でやさしく照らす2WAY設計がおすすめです。勾配天井にはコーブ照明、梁下にはスポットライトを組み合わせると立体的な光の演出が可能です。

平屋のリビングでおすすめの家具配置は?

大開口の方向を背にしないように、光と景色を感じられるレイアウトが良いです。テレビと窓の位置関係を事前に設計段階で決めておくとスッキリまとまります。

平屋リビングの断熱・冷暖房対策は?

吹き抜けや勾配天井では熱が上に逃げやすいので、断熱性能を高めることが重要です。シーリングファンや床暖房を併用すると、一年を通して快適に過ごせます。

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