コラム
アウトドアな家の間取りデザイン|事例からわかる活用アイデアとは
家づくり
2025.08.11

アウトドアが好きで、マイホームでもアウトドアな雰囲気の空間を楽しみたいと考える方もいるでしょう。アウトドアな家を実現する方法として、広い庭の設計や、外観・内装デザインの工夫などが挙げられます。
本記事では、アウトドアな家の施工事例や間取りアイデア、おしゃれにするためのポイントなどを解説します。これから建てる予定のマイホームにアウトドア要素を取り入れたい方は、本記事をぜひ最後までチェックしてください。
おしゃれなアウトドアな家の事例
まずは、コラボハウスで建築したアウトドアな家の事例から見ていきましょう。さまざまな特徴があるため、一つのアイデアとして参考にしてください。
内と外を土間がつなげる平屋
山が見渡せる、自然豊かな環境に建てられた平屋の事例です。リビングの掃き出し窓をまたぐ形で土間を設けることにより、庭と室内がゆるやかにつながり、開放的な空間を実現しています。庭では子どもが水遊びをしたり、家族でバーベキューを楽しんだりと、さまざまな楽しみ方ができます。室内から外に視線が抜けて、リビングを広く見せられることもポイントです。
セカンドリビングがある四角い平屋
アウトドア用品の収納スペースを、たっぷりと設けた住宅の事例です。釣りやサーフィン、キャンプなどに使用する道具をすっきりと収納できるように、玄関横へ土間収納を設置しています。使用後は洗濯や片付けがしやすいように、水栓や物干しスペースがある外の空間とつなげている点もポイントです。
お庭キャンプができる吹き抜けリビングの家
キャンプやドッグランなど、自宅にいながらアウトドアを存分に楽しめるスペースを設けた住宅の事例です。アメリカンフェンスや芝生などで洋風な雰囲気を醸し出す広い庭には、テントを設置しても十分なスペースがあります。オールマイティに使えるウッドデッキで、風を感じるだけでも豊かな時間を過ごせるでしょう。
SUPボードが迎える紺色ガルバの家
玄関の奥に土間収納を設けた、収納力たっぷりの住宅の事例です。壁にはご主人の趣味であるSUP道具や家族の帽子などを掛け、玄関から見えない奥の部分には、コートや靴を収納しています。水に濡れたり土が付いたりしやすいアウトドア用品は、玄関に土間収納を設置して収納するのがおすすめです。
おうちでアウトドアを楽しむのにおすすめの間取りアイデア
アウトドアを楽しむための間取りのアイデアとして、収納や土間、ウッドデッキ、広い庭などが挙げられます。具体的なアイデアを5つ紹介しますので、間取りを決める際の参考にしてください。
土間リビング
土間リビングとは、リビングの一部または全体をコンクリートやモルタルなどで加工し、土足で入れるようにした空間のことです。土間リビングは、さまざまなアイテムの収納や、趣味のスペースとして多目的に利用できます。土間空間で、屋内キャンプを楽しむのも一つのアイデアです。
アウトドア用品専用の収納スペース
アウトドア用品専用の収納スペースには、キャンプ用品やマリンアクティビティの道具などを収納できます。アウトドア用品は大きいものや重いものも多く、持ち運びは容易ではありません。玄関付近に収納スペースがあれば、荷物の出し入れがしやすくなるほか、室内に汚れや水分を持ち込まずに済みます。
ウッドデッキ・広い庭
ウッドデッキは庭に設置された木製の床のことで、室内と庭をつなぐ方法として人気の間取りです。アウトドアとの相性も抜群で、ソファやチェアを設置してくつろいだり、汚れて良いものだけを外に設置したりと、庭遊びをより楽しく快適にしてくれます。広い庭を併設することで、自宅キャンプや、子ども用プールなど、アウトドアの幅を広げられるでしょう。
屋上
屋上とは、建物の屋根を人が歩けるように整備したスペースのことです。屋上に庭を設置する間取りも可能で、通行人からの視線や車の騒音などを気にすることなく、プライベートな空間をつくれます。屋上には原則として土や草がないため、土ぼこりで靴や道具が汚れたり、虫に刺されたりするリスクが少ないこともメリットです。
ガレージ
ガレージは、車の保管やメンテナンスをする目的で設置するのが一般的です。ガレージから直接室内に入れる動線をつくることで、荷物の積み込みをスムーズに行えます。ガレージには屋根があるため、天候を気にせずバーベキューや、アウトドア用品の手入れができる点も特徴です。
おしゃれなアウトドアな家にするためのコツ
アウトドアな家をおしゃれに仕上げるには、どのようなポイントを意識すればよいのでしょうか。外観と内観に分けて、それぞれ見ていきましょう。
外観のコツ
アウトドアな家を建てるコツとして、まずは外観の要素を紹介します。
土地・環境選びにこだわる
アウトドアな家の実現に欠かせないポイントの一つが、立地へのこだわりです。たとえば、アウトドアと聞いて、自然豊かなキャンプ場を連想する方もいるでしょう。こうしたイメージに則る場合、都市部などの住宅密集地よりも、自然豊かで隣家との距離が離れた郊外の方が、アウトドアの雰囲気が出やすいといえます。広い土地に自宅を建てれば、キャンプ場に行かなくても日常的にキャンプを楽しめます。
建物と外構のデザインを統一する
アウトドアの雰囲気を出すには、建物だけでなく外構のデザインも工夫するのがおすすめです。たとえば、カントリーな雰囲気の建物にはウッドデッキや木製フェンスを組み合わせるのがおすすめです。アメリカンな雰囲気の家であれば、庭に芝生を敷いて、部分的に洋風の植栽を施すとよいでしょう。
自然と調和させる
田園や山林が広がる立地で家づくりをする場合、周辺の環境と調和させた外観デザインにすることも大切です。たとえば、外壁や屋根に木材や石などの自然素材を多く取り入れると、周りの緑になじむ外観が完成するでしょう。
内装のコツ
アウトドアな家をつくるには、外観だけでなく内装も工夫することで、より理想的でおしゃれな雰囲気に仕上げられます。次に、内装のポイントを見ていきましょう。
家具やインテリアにアウトドアアイテムを取り入れる
アウトドア用品を家具やインテリアに取り入れることで、室内でもアウトドアな雰囲気を楽しめます。ダイニングテーブルの代わりにキャンプ用のテーブルやチェアを使ったり、薪ストーブを設置したりすると雰囲気が出やすくなるでしょう。ランタンを照明代わりにする、寝室にタープを設置するといったアイデアもあります。
生活感をなくす
アウトドアな雰囲気を演出するには、非日常的な空間づくりが大切です。掃除機や炊飯器などの小型家電、ゴミ箱、コンセント・プラグなどを見えないように配置する、デザイン性が高いものを選ぶなどの工夫を凝らしましょう。アイテムは、素朴でナチュラルな雰囲気のものを選ぶと、アウトドアな雰囲気にマッチしやすくなります。
プライバシーを確保する
アウトドアな家は、外とのつながりを意識して開放的な空間にする間取りも珍しくありませんが、プライバシーには注意が必要です。特に、庭やベランダは通行人や道路からの視線が届きやすいため、目隠しをするのがポイントです。フェンスや植栽の設置で視界を遮ることにより、快適でリラックスできる空間が手に入ります。
自然をふんだんに感じられるアウトドアな家で趣味を楽しむ住空間を
キャンプやサーフィンなどのアウトドアが好きなご家庭は、マイホームをアウトドア仕様にすることで、日常生活に趣味を取り入れられます。自然と調和した素朴な雰囲気かつアウトドアに適した機能的な家を建てて、快適な住空間を手に入れましょう。
コラボハウスでは、本記事で紹介した事例のような、アウトドアを楽しめるおしゃれな家づくりのご提案が可能です。興味のある方は、ぜひお近くの店舗までお気軽にご相談ください。設計士による無料相談会を実施しています。
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