Phone
  • ホーム
  • コラム
  • 【実例付き】5LDKの2階建て住宅の間取りづくり建築時の価格帯やポイントとは

【実例付き】5LDKの2階建て住宅の間取りづくり
建築時の価格帯やポイントとは

家づくり

2025.07.31

【実例付き】5LDKの2階建て住宅の間取りづくり建築時の価格帯やポイントとは

注文住宅を建てる際に悩む要素の一つとして、間取りのプランづくりが挙げられます。2階建て5LDKを建てる場合「家全体にどのくらいの広さが必要なの?」「建築費用の相場はいくらかかるの?」と、疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、2階建て5LDKの注文住宅に必要な広さや建築費用の相場、メリット・デメリット、住みやすい家にするためのポイントなどを解説します。また、デザインや間取りにこだわった施工事例も紹介していますので、2階建て5LDKの注文住宅を計画している方は、ぜひ参考にしてください。

2階建て5LDKの間取りの特徴

2階建て5LDKの間取りの特徴

5LDKとは、リビング・ダイニング・キッチンのLDKに加えて、5つの居室を備えた間取りのことです。この場合の居室とは、寝室や子ども部屋など、住人が生活のために利用する部屋全般のことを指します。
5LDKの場合、家族全員が利用する団らんスペースのほかに、主寝室や家族の個室、客間、書斎などを確保しやすく、居住人数が多い家庭に向いているのが特徴です。例えば子どもが3人いる家庭であれば、子ども全員に個室を用意したうえで、夫婦それぞれの個室も確保できます。

2階建て5LDKの間取りに必要な広さ・費用相場

5LDKの間取りを実現するには、ある程度の延床面積を確保する必要があります。どの程度の広さが必要なのか、以下で確認しておきましょう。

広さの目安

5LDKの間取りは、5~6人家族に適した広さといえます。国が公表している住生活基本計画における居住面積水準によると、5~6人家族が快適に暮らせる広さの目安は次のとおりです。

  • 都市居住型(都心とその周辺):115~135㎡
  • 一般型(郊外や都市部以外):150~175㎡

35~53坪(115~175㎡)程度の延床面積を確保できると、5LDKの間取りがつくりやすくなるでしょう。

費用相場

一般的な木造住宅の場合、建築費の目安は坪単価で60万~80万円程度です。延床面積が45坪の住宅を坪単価80万円で建てる場合、建築費は3,600万円となります。
ただし、坪単価で算出する建築費とは本体工事費のことをいい、家づくりでは、本体工事費のほかに付帯工事費や諸経費がかかります。本体工事費は建築費全体の7~8割程度を占めるため、実際には4,500万~5,100万円程度の予算をみておくとよいでしょう。

2階建て5LDKの間取り事例

ここでは、2階建て5LDKの施工事例を紹介します。外観や間取りの工夫をチェックしてみてください。

【2階建て5LDK】屋根と出窓の水平ラインが美しい家

【2階建て5LDK】屋根と出窓の水平ラインが美しい家の外観

1階と2階に印象的な出窓を設けた住宅の施工事例です。脱衣所にカウンターとハンガーポールを造作したことで、洗濯機から出した洗濯物をその場でハンガーにかけ、まとめて干せる効率的な動線を実現しました。LDKの隣には和室があり、引き戸によって仕切ったり開放したりでき、来客時には客間としても使用可能です。

【2階建て5LDK】屋根と出窓の水平ラインが美しい家の施工事例を見る

【2階建て5LDK】木が薫る和モダンな家

【2階建て5LDK】木が薫る和モダンな家の内観

無垢材の質感を存分に生かし、和モダンな雰囲気を実現した施工事例です。リビングの横に和室を設置して、リビングから和室へと続く壁一面を障子戸にすることで、やわらかな光につつまれる空間が生まれました。また、回遊動線を取り入れることで、暮らしの快適性も確保しています。階段はリビング階段で、階段下のスペースをテレビ置き場として活用しています。

【2階建て5LDK】木が薫る和モダンな家の施工事例を見る

【2階建て5LDK】チークカラーの家

【2階建て5LDK】チークカラーの家の内観

経年変化を楽しめる工夫として、外壁にチークカラーの杉板を用いた施工事例です。吹き抜けから自然光が降り注ぐ明るいリビングは、家族が自然と集まる場所となりました。リビング併設の和室は小上がりのスタイルで、客間としても使用可能です。ギターを弾くための趣味室は防音仕様で、周囲を気にすることなく自分の時間に没頭できます。

【2階建て5LDK】チークカラーの家の施工事例を見る

2階建て5LDKの間取りのメリット

注文住宅の間取りを決める際は、間取りごとのメリットとデメリットを知っておくことが大切です。まずは、2階建て5LDKの家にはどのようなメリットがあるのかを紹介します。

大家族にも対応できる

5LDKは大家族をはじめ、さまざまな家族構成に対応できる間取りです。例えば、子どもが増える可能性がある場合や、いずれ親との同居を考えている場合は、将来を見越して広めの5LDKにしておくと、変化に対応できます。長く暮らすマイホームだからこそ、将来的にどのように暮らしていくのかを考えたうえで間取りを決めましょう。

プライベート空間を確保しやすい

個室が多い5LDKでは、家族がそれぞれ専用のプライベートルームを持つことも可能です。そのため、家族全員で過ごすときはリビング、1人でゆっくり過ごしたいときは各自の部屋のように、お互いが程よい距離感で生活できます。特に、家族に生活時間帯が異なる人や在宅ワークをする人がいる場合は、個々のライフスタイルを尊重した暮らしを実現するのに役立つでしょう。

間取り変更しやすい

家族構成やライフステージの変化などにより不要な部屋が出てきた場合は、リフォームで間取りを変更しやすくなっています。部屋と部屋をつなげて広めの3LDKに変更すれば、広々とした開放的な空間が生まれ、将来的な介護にも備えやすくなります。基本的に、部屋は数を増やすよりも減らすほうが簡単なため、リフォームを前提とする場合は、はじめに部屋を多めにつくっておくとよいでしょう。

2階建て5LDKの間取りのデメリット

2階建て5LDKの間取りのデメリット

メリットの次は、2階建て5LDKのデメリットについても確認しておきましょう。

費用が高くなる

部屋数が多い5LDKでは、3LDKなどの注文住宅と比べると延床面積が広くなる傾向にあり、建築コストが割高になります。広い家を建てるにはその分広い土地を確保する必要があるため、土地代もかかる点に注意が必要です。
また、延床面積が広ければメンテナンス費用も高くなるうえ、複数の個室を同時に使うことが増えれば光熱費もかさみます。

掃除の手間が増える

延床面積が広く個室の数が多い間取りは、その分掃除の手間も増えます。また、動線を工夫せずに設計してしまうと、掃除や洗濯の際に移動距離が増え、身体的な負担やストレスを感じる原因にもなりかねません。
5LDKで快適に暮らすには効率的な家事動線を確保しつつ、ロボット掃除機を導入したり、家族で家事を分担したりして、手間を削減することが大切です。

将来的に部屋を持て余す可能性がある

5つの居室は、同居する人数が多い時期であれば、各自の個室を確保したり趣味部屋をつくったりしてフルに活用できます。一方で、子どもが独立した後などは部屋を持て余してしまい、空き部屋になったり物置化したりすることも珍しくありません。長年にわたってすべての部屋を無駄なく活用していくには、用途を変えて使用するなどの工夫が必要です。場合によっては、リフォームを視野に入れてもよいでしょう。

2階建て5LDKの間取りをつくる際に気を付けるポイント

最後に、暮らしやすい2階建て5LDKを建てるために、知っておきたいポイントについて解説します。

階段の配置を工夫する

2階建ての場合は階段の配置によって、家族間のコミュニケーションの取りやすさや、プライバシーの確保のしやすさが変わります。家族のコミュニケーションを活性化させるには、リビング階段を設置し、1階と2階を行き来する際に必ずリビングを通る設計にする方法が効果的です。一方で、2階に来客を通すことが多い家庭では、階段を玄関や廊下に配置することで、来客時にもプライバシーを確保しやすくなります。

家事動線を工夫する

5LDKの家づくりでは、効率的な家事動線を確保することを重視しましょう。さまざまな家事をスムーズにこなせる家にするには、部屋と部屋の移動距離を短くしたり、回遊動線をつくったりするのがおすすめです。また、水回りをまとめて配置したり、ランドリールームを設置したりすれば、特に負担の大きい洗濯家事の手間を減らせます。効率的な家事動線を実現することは、年齢を重ねてからの生活にもプラスになるでしょう。

将来的なライフスタイルの変化も考慮する

家づくりでは、将来的な変化に対応できるよう、時期に応じた活用方法を考えておくことが大切です。子どもが独立した後は、子ども部屋をリビングとつなげたり、ゲストルームや書斎として活用したりと、無駄なく活用することをおすすめします。また、親族の介護が必要になったときや、自分が介護を受ける側になったときは、広い空間が必要になる可能性もあります。設計時には、どの部屋とどの部屋をつなげられるようにするかを意識しておくとよいでしょう。

採光性・通風性も考慮する

2階建て5LDKの家では、すべての部屋に採光や通風を確保することが難しいケースがあります。プライバシーを確保しつつ、できる限り採光や通風を確保するには、家の中に吹き抜けを設けたり、天窓・高窓を設置したり、中庭をつくったりするのがおすすめです。窓の大きさや位置も工夫し、心地よく暮らせる家を目指しましょう。

5LDKの間取り活用法はプロに相談して決めよう

5LDKの間取り活用法はプロに相談して決めよう

2階建ての5LDKは、「家族全員がプライベートルームを持ちたい」「子どもが育ったらリフォームをしたい」といったファミリーにぴったりの間取りです。家族が快適に暮らせる2階建ての5LDKを建てるには、家事のしやすさや採光・通風、部屋を使わなくなったときの対策なども考慮したうえで、間取りを決めましょう。

コラボハウスでは、家族が快適に暮らせる家づくりのアイデアが詰まった資料を無料でお送りしています。こちらのページからお気軽にご請求ください。