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【実例付き】30坪の2階建て住宅の間取り
おしゃれな実例とともにアイデアを紹介

家づくり

2025.06.30

【実例付き】30坪の2階建て住宅の間取りおしゃれな実例とともにアイデアを紹介

30坪の2階建て住宅を建てる際、「狭さを感じさせない間取りにしたい」「おしゃれで暮らしやすい家にしたい」などの悩みを持つことがあります。間取りを工夫することで、家族にとって快適で開放感のある家づくりが可能です。

本記事では、30坪台で実現したおしゃれな住宅の実例を取り上げ、間取りの工夫ポイントやアイデアを紹介します。家づくりを検討中の方や、デザイン性と機能性が両立する家を建てたい方は、理想の住まいづくりにぜひお役立てください。

2階建て住宅の30坪の間取り

2階建て住宅の30坪の間取り

まずは30坪の2階建て住宅の間取りについて、広さの目安や家族構成に応じた間取りの考え方を解説します。

​​​広さの目安

30坪は㎡数だと約99.17㎡、畳に換算すると約60畳の広さです。住宅金融支援機構の調査によると、全体融資利用者の平均住宅面積は102.2㎡(約30.91坪)となっており、30坪前後は一般的な広さといえます。土地探しをする際には、どれくらいの広さの建物にしたいかをイメージし、必要な土地面積の目安を割り出すことが重要です。
※参照:住宅金融支援機構|2023年度 フラット35利用者調査

家族人数

誘導居住面積水準とは、国が定めた「健康で文化的な暮らしを実現するために必要な住宅の広さ」の目安です。以下の計算式を使い、世帯人数に応じて算出されます。

【都市居住型】

  • 単身者:40㎡ 
  • 2人以上の世帯:20㎡×世帯人数+15㎡

【一般型】

  • 単身者:55㎡ 
  • 2人以上の世帯:25㎡×世帯人数+25㎡

上記の計算式により30坪(約99.17㎡)の住宅の場合は、世帯人数が3~4人だとちょうどいい広さといえるでしょう。

※参照:厚生労働省|住生活基本計画における居住面積水準

30坪の2階建て住宅に取り入れたい間取りアイデア

30坪の2階建て住宅では、限られた空間をいかに快適に使うかが鍵となります。暮らしやすさと効率を両立する間取りの工夫を、具体的なアイデアとともに以下で紹介します。

吹き抜け

吹き抜けとは、天井や床を設けずに、上下階をつなげた開放的な空間のことです。特にリビングや玄関、階段などに取り入れられることが多く、広がりのある空間をつくれるのが特徴です。高い位置に窓を設ければ自然光が入りやすく、明るく心地よい室内環境を演出できます。

ファミリークローゼット

家族全員の衣類や荷物をひとまとめに収納できるファミリークローゼットは、整理整頓しやすく便利です。玄関近くに設ければ、外出・帰宅時の動線がスムーズになります。また、ランドリールームのそばに配置することで、洗濯から収納までの家事を効率よくこなせるでしょう。

畳コーナー

リビングの一角に畳を敷いた畳コーナーは、限られた面積でも和の雰囲気を楽しめる空間です。ちょっとしたくつろぎの場や子どもの遊び場として活用できるほか、来客時にはおもてなしの空間としても便利に使えます。

スキップフロア

スキップフロアは、建物のフロアの一部に半階分ずらして段差をつけることで、空間を立体的に使う間取りです。壁で仕切らずに空間を分けられるため、開放感を保ちながらもゆるやかなつながりが生まれ、メリハリのある住空間が実現します。

リビング階段

リビング階段

リビング階段は、リビングの中に階段を設けることで、空間を有効活用できる間取りです。階段だけの空間をなくせるため、その分居住空間を広く確保できます。また、吹き抜けとも相性がよく、開放感が生まれるほか、デザイン次第でインテリアのアクセントにもなります。

30坪の2階建て住宅をつくる際の間取りポイント

30坪の2階建て住宅では、限られたスペースを無駄なく活かす工夫が重要です。風通しや収納、動線などを意識することで、快適で機能的な住まいが実現します。以下では、間取りづくりの際に押さえておきたいポイントを紹介します。

開放感を演出する

限られた面積でも、実際の面積以上の広さを感じさせることが可能です。例えば、吹き抜けを設けることで天井が高くなり、空間に縦の広がりが生まれます。また、リビング階段やスキップフロアを取り入れることで視線が抜け、奥行きや立体感が加わるため、圧迫感のない伸びやかな印象に仕上がるでしょう。

採光・通風を確保する

30坪の住宅でも、敷地がコンパクトだったり隣家との距離が近かったりする場合、十分な採光や通風の確保が難しくなることがあります。そのため、窓の大きさや配置を工夫し、日常的に窓やカーテンを閉めっぱなしにしないような設計が必要です。
天窓や高窓を取り入れると、外からの視線を避けながらも光を取り入れることができ、中庭を設けるとプライバシーを守りつつ通風を確保できるなど、快適な室内環境を実現できるでしょう。

収納を適切な場所に配置する

収納スペースを設ける際は、適切な場所に配置することが重要です。収納する物の使用頻度が高い場所の近くに収納を設けることで、使い勝手が格段に向上し、片付けやすくもなります。
キッチンのすぐ横にパントリーを設置すれば、調理中の食材の出し入れがスムーズになり、ランドリールームの隣にファミリークローゼットを配置すると、洗濯から収納までの動線が短くなり効率的です。

デッドスペースを活用する

無駄なスペースを減らして最大限に空間を活用するためには、デッドスペースをうまく利用することがポイントです。屋根と天井の間の空間を活かして小屋裏収納やロフトを設けると、普段使わない物をすっきり収納できます。また、階段下のスペースは意外と広く、収納としてだけでなく、トイレや書斎コーナーなどにも活用可能です。

スムーズな生活動線・家事動線をつくる

間取りを決める際は、生活動線や家事動線を効率よくすることを意識しましょう。部屋から部屋への移動距離を短くすることで、日常の動きがスムーズになります。
また、洗濯や掃除などの家事をまとめて行いやすいように、水回りの設備を集中させると効率が上がります。動線の工夫によって移動の手間が減り、毎日の暮らしが快適で負担の少ないものになるでしょう。

30坪台の2階建て住宅の間取り事例

30坪台の2階建て住宅では、限られた空間を最大限に活かす工夫が重要です。ここでは、開放感や効率的な動線を意識した間取り事例を紹介し、快適な暮らしのヒントをお伝えします。

【30.95坪】アウトドア好きのワンルームな家

【30.95坪】アウトドア好きのワンルームな家の内観

「好きなものに囲まれて暮らしたい」というご希望から、すべてがつながるワンルームの家が実現しました。LDKの一角に寝室とトイレを配置し、玄関とはガラス扉でゆるやかに仕切ることで開放感を保っています。
玄関土間には有孔ボードを設置し、アウトドア用品を見せる収納にしています。ダイニングに設けられた吹き抜けが開放感を生み、キャンプ気分で食事を楽しめるなど、遊び心あふれるアジトのような住まいに仕上がりました。

【30.95坪】アウトドア好きのワンルームな家の施工事例を見る

【30.18坪】経年美化を待つ焼杉の家

【30.18坪】経年美化を待つ焼杉の家の外観

「家族しか使わない場所はすべて2階に配置する」というアイデアを活かし、洗面室や浴室、寝室などの水回りを2階に集約した住宅です。1階はパブリックスペース、2階はプライベートスペースとメリハリのある間取りになっています。
床や造作家具の天板はオーク無垢材で統一し、自然素材の美しさが深まる住まいに仕上がりました。窓と天井の高さを揃えて内外が一体化し、壁付けキッチンと収納付き作業台で使い勝手も抜群です。

【30.18坪】経年美化を待つ焼杉の家の施工事例を見る

【29.56坪】29坪でも広くて快適!三角が連続する家

【29.56坪】29坪でも広くて快適!三角が連続する家の外観

限られた29坪の住宅は無駄を削ぎ落とし、必要な空間を広く確保したメリハリのある間取りが魅力です。ワンフロアにまとめたLDKは和室まで含めて広々と感じられ、キッチンと水回りを集約して家事動線も効率的に設計しています。
南側の大きな窓からは明るい光が注ぎ、和室は子どもの遊び場や客間としても活躍しています。担当設計士同士の協力で、個々の強みが活かされた住まいです。

【29.56坪】29坪でも広くて快適!三角が連続する家の施工事例を見る

【31.56坪】室内窓のあるヴィンテージライクな家

【31.56坪】室内窓のあるヴィンテージライクな家の内観

使い慣れたダイニングテーブルを置けるよう、キッチンとの位置関係を決めるなど細部まで間取りにこだわった住宅です。リビングには2つの室内窓を設け、1つは玄関に光を届ける横長の窓、もう1つはワークスペースとの間に設置しており、作業中も家族の気配を感じることができます。リビングに大きな掃き出し窓があることで自然と外とのつながりを感じられ、心地よい広がりを体感できます。

【31.56坪】室内窓のあるヴィンテージライクな家の施工事例を見る

【32.32坪】友人をもてなす横長の白い家

【32.32坪】友人をもてなす横長の白い家の外観

念願の美容室を併設した、真っ白な外観が印象的な住まいです。お客さま用と家族・友人用の玄関を分けることで、生活空間と店舗をゆるやかに分離しています。友人を招くのが好きなご夫婦のLDKには、キッチン一体型のカウンターテーブルを造作し、まるでコーヒースタンドのようなもてなしができる空間になりました。上質なファブリックや家具が彩るLDKには南からたっぷり光が入り、自然と長居したくなる心地よさです。

【32.32坪】友人をもてなす横長の白い家の施工事例を見る

30坪の2階建て住宅は無駄のない間取りづくりを

30坪の2階建て住宅は無駄のない間取りづくりを

30坪の2階建て住宅では、限られた空間を効率よく使うことが重要です。生活動線を意識した配置や収納の工夫、視線が抜ける開放的な設計などを取り入れることで、実際の面積以上の広さや快適さを感じられます。

コラボハウスでは、設計士が直接お客さまと向き合い、理想の住まいづくりをサポートします。豊富な実績を持つ設計士が間取りに関するご相談にも対応していますので、ぜひ一度無料相談会をご利用ください。