コラム
印象に残るおしゃれなガレージハウスとは?
間取りの工夫ポイントを紹介
家づくり
2025.06.17

車の乗り降りや荷物の出し入れが楽で便利なのがガレージハウスです。おしゃれなガレージハウスをつくりたいものの、間取りやデザインで失敗したくないと悩む方も多いのではないでしょうか。せっかくガレージハウスを建てるのであれば、機能性はもちろん、おしゃれなガレージハウスに仕上げたいものです。
本記事では、印象に残るガレージハウスを実現するための工夫ポイントを詳しく解説します。ガレージハウスを検討中の方や、ガレージのデザインにこだわりたい車好きの方は、ぜひ参考にしてください。
ガレージハウスとは、住宅内にガレージを組み込んだ家のことです。ガレージ部分はインナーガレージやビルトインガレージと呼ばれます。
ビルトインガレージは建物の一部に組み込まれており、雨の日でも濡れずに車の乗り降りが可能です。一方、独立式ガレージは住宅とは別棟になっており、建物に直接つながっていないため、庭や敷地内に設けられることが多いです。
おしゃれなガレージハウスを建てるメリット
おしゃれなガレージハウスには、暮らしの幅を広げる魅力があります。ここでは、おしゃれなガレージハウスを建てるメリットを解説します。
車のキズや汚れを防げる
ガレージハウスは屋根と壁に囲まれた駐車スペースなので、雨風や紫外線、砂埃などから車を守れます。さらにシャッターを閉めることで、車へのいたずらや盗難、車上荒らしなどの被害も防げて安心です。
車や荷物の出し入れ、乗り降りが楽になる
屋根が付いたガレージ内で車に乗り降りできたり、荷物の出し入れができたりと、天気が悪い日でも人や荷物が濡れずに済みます。また、ガレージから直接室内に入れる設計であれば、移動が楽になるのも魅力です。広めのガレージであれば、車の出し入れもスムーズになるでしょう。
お手入れも楽しめる
一般的な庭部分に駐車スペースをつくると、洗車や車の手入れ時などに音や汚れ、ニオイが気になるため、周囲への影響に配慮する必要があります。ガレージハウスであれば、周囲を気にすることなく、ガレージ内で車のお手入れに集中できます。
ガレージハウスを建てるときの注意点
ガレージハウスは便利な動線になる一方で、設計や立地によっては思わぬ不便さが出ることもあるので注意が必要です。ここでは、ガレージハウスを建てるときの注意点を解説します。
騒音・換気対策が必要
ガレージは換気が悪いと排気ガスが溜まりやすく、エンジン音やシャッター音も響きやすいのが特徴です。そのため、換気口や小窓、換気設備の導入や、防音材・電動シャッターの採用、間取りの工夫などによる対策をしっかりと行いましょう。
動線を意識する
ガレージから室内へ直接アクセスできる動線を確保すると、行き来がスムーズになります。ガレージから土間収納、ガレージからキッチン、リビングなど、家族に合った動線を工夫することで暮らしやすさが向上するでしょう。
メンテナンス性を考慮した素材選びをする
ガレージ内は、排気ガスや外で付いた汚れ、洗車時の水や泡などで汚れやすくなります。そのため、ガレージを快適に長く使うためには、掃除のしやすい床材や壁材を選ぶことが重要です。
必要な広さを確保する
使い勝手のよいガレージハウスには、余裕のある広さが欠かせません。一般的には車1台分で4~5坪が目安ですが、車の台数や種類、ほかの用途なども踏まえて設計するのがおすすめです。
おしゃれなガレージハウスの施工事例
ここでは、おしゃれなガレージハウスの施工事例を3つ紹介します。具体的な工夫やアイデアをぜひ参考にしてください。
2つの平屋がつながるガレージハウス
家づくりのきっかけとなったのは、車好きのご主人が愛車をメンテナンスできるガレージが欲しいと思ったことでした。雨の日でも濡れずに車を移動できるガレージはとても快適です。庭仕事やバーベキューも楽しめるなど、趣味を満喫できる家が実現しました。
ロの字中庭のあるガレージハウス
MINI COOPERのガレージハウス
時代を超えて愛される「ミニクーパーのような家」を夢見て形にした住まいです。小さな空間に好きなものを詰め込み、木や金属など素材の質感を生かしたデザインが、ミニクーパーの持つ魅力を見事に再現しています。
おしゃれなガレージハウスに仕上げるポイント
おしゃれなガレージハウスに仕上げるには、機能性だけでなくデザイン性や空間の使い方も重要です。ここでは、おしゃれなガレージハウスに仕上げるポイントを解説します。
用途に合わせて設備を決める
おしゃれなガレージハウスにするには、ガレージ内の設備を充実させることが大切です。駐車以外の使い道も考えて、照明や電源、水場、空調といった必要な設備を計画するとよいでしょう。
将来のライフスタイルの変化も考慮する
家族構成やライフスタイルの変化で、ガレージに必要な広さや用途が変わる可能性があります。後からスペースを広げるには、大規模な工事が必要になることもあるため、はじめからある程度ゆとりのある広さを確保しておくと安心です。将来のことを考え、バリアフリー設計にするのもよいでしょう。
外観の仕上げポイント
外観をおしゃれに仕上げるポイントは以下のとおりです。
立体感を演出する
建物の形を凹凸に変化させたり、2~3色でまとめたりすることで、メリハリが出て立体感のある外観に仕上がります。これにより、シンプルさを保ちながらも、個性的でおしゃれな雰囲気が生まれます。立体感は視覚的なアクセントとなり、住まいの印象を引き立ててくれるでしょう。
トータルコーディネートする
ガレージや外構も含めて外観デザインを統一すると、全体にまとまりが生まれおしゃれに仕上がります。素材や色をポイントで揃えたり、テイストに合った植栽を取り入れたりすることで、より洗練された印象を与えます。
シャッターのデザインにもこだわる
外観をおしゃれに仕上げるには、ガレージシャッターのデザインにもこだわることが大切です。家のスタイルに合った素材や色を選び、外壁とのバランスを考えて決めることで、全体の統一感が生まれやすくなります。
内装の仕上げポイント
内装をおしゃれに仕上げるポイントは以下のとおりです。
リビングなど室内からの見え方を考慮する
室内からガレージが見える設計にすると、おしゃれな空間が生まれやすくなります。ただし、ガレージ内が散らかっていると印象が悪くなるため、ガレージの内装や車の配置にも配慮し、壁面収納で工具や整備用品をまとめてスッキリ見せたり、車1~2台をゆったり魅せられたりするように配置することが大切です。
車を置いた状態でガレージ内のデザインを決める
車の色と床・壁・天井の色などが似ていると、車の存在感が弱まることがあります。ガレージの内装にはどのような色の車にも合う中立的な色を選んでおくと、将来車を買い替えても内装を変える必要がなく、長く快適に使い続けられるでしょう。
インテリアにこだわる
おしゃれに仕上げるには、インテリアにこだわることも大切です。物が増えがちなガレージには見せる収納を設けたり、照明で車を美しく照らしたりすることで空間がぐっと魅力的になり、お気に入りの場所になるでしょう。
見せ方にこだわったおしゃれなガレージハウスを建てよう
見せ方にこだわったガレージハウスは、機能性とデザイン性を両立させることで魅力が増します。収納や照明など細部にまで工夫を凝らし、おしゃれで居心地のよい空間を実現しましょう。
コラボハウスは、住みやすさと使いやすさを両立したデザインの住宅を提供しています。お客さまの想いを丁寧にくみ取り、家族のライフスタイルに寄り添う理想の住まいを実現します。まずは無料相談会に参加いただき、家づくりで不安に感じていることをお気軽にご相談ください。
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