コラム
おしゃれなビルトインガレージの住宅
事例や間取りのポイントを解説
家づくり
2025.06.03

マイホームに駐車スペースを確保するには、住宅と一体となったビルトインガレージを設置する選択肢があります。せっかく家づくりをするのであれば、おしゃれで実用的なビルトインガレージをつくりたいと考える方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、ビルトインガレージの施工事例とメリット、おしゃれに仕上げるために重要なポイント、設置前に気をつけたい注意点についてまとめました。初めて家づくりをする方は、ぜひ参考にしてください。
おしゃれなビルトインガレージの家の施工事例
まずは、コラボハウスが手がけた注文住宅の中から、おしゃれなビルトインガレージの施工事例を紹介します。
車椅子でかっこよく暮らすビルトインガレージ
車椅子ユーザーが快適に暮らせるビルトインガレージの施工事例です。床は車椅子での移動を考慮したバリアフリー仕様で、ガレージと室内をスムーズに行き来できます。十分な広さを確保したビルトインガレージの奥には、一部屋分の趣味スペースがあり、作業をしたりくつろいだりと、暮らしを豊かにする空間としても活用できます。
猫と暮らす薪ストーブのあるビルトインガレージ
片流れの屋根とブラックのカラーが印象的なデザインに、機能的なビルトインガレージを組み込んだ施工事例です。ガレージ奥のドアから直接室内に入ることができ、パントリーを経由してキッチンへと行ける効率的な動線を確保しています。南向きで広々としたガレージでは、大切な愛車のメンテナンスなども快適に行えます。
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暮らしも遊びも楽しむ新居浜ベースのビルトインガレージ
ボックス型の平屋に、車やバイクのある生活を楽しむためのビルトインガレージを設置した施工事例です。木目をそのまま生かした壁と、ガレージ内に置かれたツール類がワイルドな雰囲気を演出しています。バイク2台を前後に並べても余裕のある広さで、愛車をいじりながら充実した時間を過ごせます。ビルトインガレージからは玄関とワークスペースに出入りでき、機能性も十分です。
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おしゃれなビルトインガレージをつくるメリット
ビルトインガレージをつくるには決して安くない費用が発生しますが、コストをかけるだけのメリットがあります。以下では、ビルトインガレージのメリットを紹介します。
室内と駐車場の行き来が楽になる
車を日常的に使う家庭では、ビルトインガレージから直接室内に出入りできるようにすることで、日々の移動が楽になるでしょう。車から降りた後にわざわざ玄関を通る必要がなくなり、車から荷物を運び入れるときの手間や労力を減らせます。また、雨の日でも傘を差す必要がなく、小さな子どもや介護が必要な家族がいる場合にも便利です。
駐車以外にも多用途に活用できる
ビルトインガレージは、屋内でありながら土足で入れるスペースです。汚れを気にすることなく、愛車のメンテナンスをしたり、自転車を置いたり、アウトドア用品を保管したりと、ライフスタイルに合わせた使い方ができます。また、子どもの遊び場やバーベキュースペースなど、家族が集まって過ごす場所としても利用可能です。駐車以外のことにも使いたい場合は、必要な広さを確保しておきましょう。
個性的な外観になる
ビルトインガレージを設けることで外観に個性が生まれ、おしゃれな印象を与えます。特にガレージ部分の開口部が大きいと存在感が増し、外観のアクセントになります。ビルトインガレージをデザインの一部として生かすには、アシンメトリーなデザインを取り入れたり、シャッターにこだわったりするのがおすすめです。
いつでも愛車を眺めながら暮らせる
愛車とともに暮らせるビルトインガレージは、車好きの方にとって魅力的な間取りです。ガレージと部屋の間の壁に大きな窓を設ければ、ショールームのようになり常に愛車を眺めながら暮らせます。また、車が雨風にさらされることが減るため、綺麗な状態をキープしやすくなる点もメリットです。
おしゃれなビルトインガレージの仕上げ方
ビルトインガレージは一定のスペースを占有するため、住宅の外観に影響を与えます。おしゃれで使いやすいビルトインガレージをつくるにはどうすればよいのか、以下で解説していきます。
スムーズかつコンパクトな動線をつくる
日常的に車を使う家庭では、ビルトインガレージと室内のつながりを意識し、スムーズにルーティンをこなせるコンパクトな動線を確保することが大切です。リビングやキッチンにつながる動線だけでなく、手洗いをする洗面所につながる動線、土間収納につながる動線なども考慮しましょう。また、荷物を運ぶのに支障が出ないよう、出入り口のサイズや通路の幅に気を配ることも大切です。
立体的なデザインにする
ビルトインガレージをつくると、住宅の外観にも大きな影響を与えます。おしゃれな外観にするには、奥行きや立体感を持たせたデザインを取り入れましょう。外壁をツートンカラーにしたり、建物の形状に凹凸をつけたりすれば、立体感が生まれてのっぺりとした印象がなくなります。また、外壁とガレージのシャッターの色を変え、メリハリをつけるのもおすすめです。
素材・インテリアにこだわる
ビルトインガレージの内部は汚れやすいため、内装には掃除や手入れがしやすい素材を選ぶことも重要です。また、シャッターが開いた状態だと敷地外からでもガレージの内部が見えるため、内壁や照明、収納などインテリアにもこだわると、よりおしゃれな印象を与えられます。センスのよい空間に仕上げることで、趣味や作業に没頭できる魅力的なスペースにもなり、暮らしに彩りが生まれます。
外観と調和させる
ガレージ部分だけでデザインを考えると、存在感は出しやすくなるものの、建物全体の外観とマッチしなければ、まとまりのない印象になりかねません。ビルトインガレージはあくまでも建物の一部であるため、調和させることを意識しましょう。色使いを考慮するだけでもバランスがよくなり、まとまりが出ます。庭やフェンスなどの外構と雰囲気や色を合わせると、さらに効果的です。
ビルトインガレージをつくるときに気をつけるポイント
住宅の間取りは簡単には変えられません。そのため、家づくりを計画する段階で、間取りが生活にどのような影響を与えるのかを知っておくことが大切です。以下では、ビルトインガレージをつくる際に注意したいポイントについて解説します。
耐震性に配慮する
ビルトインガレージをつくると必然的に開口部が大きくなり、内部は柱がない空間になります。そのため一般的な住宅と比べると、耐震性が低くなる可能性がある点に注意が必要です。建物そのものの構造を強化する、強度の高い部材を使用するなど万が一のことを考えて、安心して暮らすための対策を取り入れましょう。
将来を見据えてスペースを確保する
家族構成やライフスタイルの変化によって、車の台数や種類が変わる可能性があります。例えば、大きな車に買い替えたことでスペースに余裕がなくなると、車の乗り降りに支障が出てしまいかねません。また、年齢を重ねて車に乗る機会が少なくなれば、スペースを持て余す可能性もあります。ビルトインガレージを設置するときは、将来のことも考えたうえで広さを決めることが大切です。
ニオイ・音対策をする
ビルトインガレージがあると、居室の隣に車やバイクを置くことになるため、ニオイや騒音への対策が欠かせません。排気ガスのニオイやエンジン音、シャッターの開閉音などは、ストレスの原因になることもあります。
ニオイ対策には、ビルトインガレージ内に小窓や換気口、換気扇を設置するのがおすすめです。騒音対策には、壁や天井に防音材を使用する、電動シャッターを採用するなどの工夫を取り入れましょう。早朝や夜間にビルトインガレージを使う場合は、寝室をガレージから離して配置するのがおすすめです。
おしゃれなビルトインガレージで魅力たっぷりの住宅に仕上げよう
ビルトインガレージは、車を使う家庭にとって便利な間取りです。天候に左右されることなく車の乗り降りが可能で、愛車を風雨から守ることもできます。さらに子どもの遊び場や趣味のスペースとしても使えるため、活用方法をイメージしつつ、将来のことも考えて広さや内装を決めましょう。
ビルトインガレージのある注文住宅をご検討の際は、ぜひコラボハウスの無料相談をご利用ください。豊富な実績を持つ設計士に、間取りや費用のことをご相談いただけます。
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