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ママに人気の間取り例!
家事動線を意識した家づくりのポイントとは

家づくり

2025.05.17

ママに人気の間取り例!家事動線を意識した家づくりのポイントとは

家づくりで大切な要素の一つが、スムーズな家事動線を確保することです。部屋の配置によって、暮らしの快適性は大きく変化します。効率的に家事をこなすにはどのような間取りにすれば良いのか、気になっているママやパパも多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、家事動線を意識した人気の間取りと施工事例を一挙に紹介します。マイホームの間取りを決める際の参考にしてください。

ママに人気の間取り例

ママに人気の間取り例

自由度が高い注文住宅の場合、間取り決めで迷うケースが多いです。ここでは、人気がある間取りの例を「家事動線」「子育て」「収納」「くつろぎ」という4つの視点から紹介します。

​​​​家事動線の良い間取り

家事動線を確保をするためには、以下のようなアイデアを取り入れましょう。暮らしを便利にする間取りは以下のとおりです。

回遊動線

回遊動線は行き止まりがなく、ぐるぐると回れるように設計された動線のことです。家の中で行ったり来たりすることが減るため、家事や移動がスムーズになります。家族間のコミュニケーションの活性化も期待できるでしょう。

まとまった水回り

キッチンやランドリールーム、洗面所、バスルーム、トイレなどの水回りを一箇所にまとめると、家事動線が短縮されて効率良く家事をこなせます。ただし、使いたいタイミングが被ることも多い洗面所などでは、2人が並んで使えるサイズにするなどコンパクトにしすぎないことも意識しましょう。

玄関・リビング土間

玄関やリビングと隣り合う形で土間を設けると、自転車やベビーカー、外遊び用のおもちゃ、アウトドア用品などをそのまま収納でき、片付けに手間や時間を取られません。室内でありながら屋外のように使え、DIYなどの趣味のスペースとしても活用できます。

ランドリールーム

ランドリールームとは、衣類の洗濯、干す(乾燥)、たたむ、アイロンがけ、収納といった家事を一箇所で行うための専用スペースです。洗濯は家事の中でも負担が大きいため、洗濯物を抱えての移動を省くことで、家事の効率が大幅に向上します。

勝手口

キッチンから直接外に出られる勝手口は、駐車スペースから荷物を運び入れたり、ゴミを出したりするのに便利です。ただし、外から目につきにくい場所に開口部が増えることになるため、防犯には気をつけなくてはなりません。

子育てに適した間取り

子育てに適した間取り

小さな子どもがいる家庭では、子どもにとっての安全性や快適性、親子間コミュニケーションの取りやすさなども重要なポイントです。以下では、子育て世帯に人気の間取りを紹介します。

オープンキッチン

リビングやダイニングと一体化したオープンキッチンは、家族とのコミュニケーションが取りやすい間取りです。視線を遮るものがないため、キッチンにいながらリビングの様子をチェックできます。また、配膳や片付けが楽になる点も魅力的です。

スタディスペース

リビングやダイニングの一角にスタディスペースを設けると、家事をしながら子どもの勉強を見守ることができ、子どもにはリビング学習の習慣が身に付きます。子どもが使用しない時間帯は、テレワークや読書のスペースとしても活用可能です。

小上がり畳コーナー

畳敷きの小上がりは、子どもの遊び場や家族のくつろぎスペースとなります。段差部分を収納にすれば、おもちゃや洗い替え用のクッションカバーなど、リビングでよく使うものをしまっておくのにも役立ちます。

リビング階段

リビング階段とは、リビング内に設けられた階段のことです。1階と2階を行き来する際に必ずリビングを通ることになるため、家族が顔を合わせる機会が増え、コミュニケーションの活性化につながります。また、インテリアとして空間をおしゃれに演出することも可能です。

収納を確保した間取り

家に収納が少ないと効率的な片付けができず、部屋の中が雑然としがちです。ここでは、十分な収納量を確保するためのアイデアを紹介します。

ウォークスルークローゼット

通り抜け可能なウォークスルークローゼットは、収納と動線確保の両方の役割を果たします。出入り口が2つ以上になることで通気性も確保できるでしょう。ただし、配置によってはかえって使い勝手が悪くなってしまうため、設置場所には注意が必要です。

ファミリークローゼット

ファミリークローゼットとは、家族全員分の衣類などを一箇所にまとめて収納するスペースのことです。洗濯した衣類をまとめて収納できるため、家事の効率がアップします。

パントリー

キッチンに隣接するパントリーは、食品や日用品、たまに使う調理器具などを収納するためのスペースです。日常的に使う消耗品を一箇所にまとめることで、キッチンがスッキリとした状態を保つのに役立ちます。また、非常用の備蓄品や防災グッズをしまっておくスペースとするのも良いでしょう。

造作棚

造作棚とは造り付けの棚のことです。部屋のサイズや収納したいものに合わせて、幅・奥行き・棚板の数などを自由に決められます。インテリアにもよくなじむものの、一度つくってしまうと後からの変更が難しい点には注意が必要です。

シューズクローク

玄関にシューズクロークがあると、靴やコート、ベビーカー、スポーツ用品など、外で使うものをまとめて収納できます。上着や屋外用品に付着したホコリや花粉などを家の中に持ち込まずに済むうえ、何かと散らかりがちな玄関を広く保つのにも役立ちます。

小屋裏収納

小屋裏収納とは、屋根裏の空間を活用した収納スペースのことです。クリスマスツリーや雛人形といった季節用品、子どもの思い出の品など、普段使わない品物の保管に適しています。

家族がくつろげる間取り

マイホームは毎日を過ごす場所だからこそ、家族がくつろげることも大切です。ここでは、くつろぎを生み出す間取りアイデアを紹介します。

吹き抜け

リビングなどに上下階をつなぐ吹き抜けをつくると、縦に空間が広がり開放感が増します。高い位置に窓を設ければ自然光を効率的に取り込めて家の中が明るくなります。一方で、冬は寒さを感じることがあるため、断熱性を高めるなどの工夫が必要です。

吹き抜けのある注文住宅 メリットやデメリット、注意点とはに関して、こちらの記事で詳しく紹介しています。
吹き抜けのある注文住宅 メリットやデメリット、注意点とは

中庭

建物に囲まれた中庭は、家の中にいながら自然を感じられる癒しの空間です。プライバシーを確保しながらガーデニングやDIYなどを楽しめるほか、小さな子どもやペットの安全な遊び場にもなります。さらに、採光や通風の確保にも役立つでしょう。

中庭のある家のつくり方 メリット・デメリットや間取りのポイントを解説に関して、こちらの記事で詳しく紹介しています。
中庭のある家のつくり方 メリット・デメリットや間取りのポイントを解説

ヌック

ヌックとは、隠れ家のようなコンパクトなスペースのことです。読書をしたり趣味を楽しんだりと、個人がそれぞれリラックスできる場所として活用できます。子どもが小さいうちは、おもちゃを散らかしてもいい遊び場にするのもおすすめです。

書斎

書斎は、仕事や趣味に集中できるプライベートスペースです。テレワークが多い場合は、仕事とプライベートを切り替えるのにも役立ちます。個室として確保するのが難しい場合は、リビングの一角やスキップフロアの上などに設けてもよいでしょう。

家事動線の良い間取り施工事例

ここでは、効率的な家事動線を実現した施工事例を紹介します。

キッチンと水回りを集約した家事動線の良い間取り

キッチンと水回りを集約した家事動線の良い間取り

キッチンと水回りをまとめることで移動を最小限にし、日々の家事負担を減らした施工事例です。キッチンと水回りが近いと、調理しながら洗濯機を回したり、お風呂掃除のついでに洗面台を片付けたりと、複数の家事を同時進行しやすくなります。

キッチンと水回りを集約した家事動線の良い間取りの施工事例を見る

洗濯から収納までを最短距離で完結した家事動線の良い間取り

洗濯から収納までを最短距離で完結した家事動線の良い間取り

脱衣所で洗濯・乾燥まで済ませた衣類を、隣接したファミリークローゼットにまとめて収納できるようにした施工事例です。かさばる洗濯物を抱えて移動する必要がなく、最小限の手間で家全体を片付けられます。

洗濯から収納までを最短距離で完結した家事動線の良い間取りの施工事例を見る

玄関からキッチンへ直結し、ただいま動線を短縮した家事動線の良い間取り

玄関からキッチンへ直結し、ただいま動線を短縮した家事動線の良い間取り

玄関とキッチンを直結させ、買い物後に荷物の運び入れる動線を短くした施工事例です。家族の帰宅も把握しやすく、コミュニケーションの活性化も期待できます。さらに玄関脇には土間収納があり、アウトドア用品などをスムーズに収納可能です。

玄関からキッチンへ直結し、ただいま動線を短縮した家事動線の良い間取りの施工事例を見る

キッチン横にテーブルを設けた家事動線の良い間取り

キッチン横にテーブルを設けた家事動線の良い間取り

キッチンの横にダイニングテーブルを配置し、配膳や食後の片付けを効率化した施工事例です。キッチンとダイニング間の移動距離が最小限になり、流れ作業のように家事をこなせます。

キッチン横にテーブルを設けた家事動線の良い間取りの施工事例を見る

家事動線に加えて間取りをより良くするためのポイント

快適に過ごせる家づくりに必要なものは、効率的な家事動線だけではありません。家事動線以外の押さえておきたいポイントを、以下で解説していきます。

コンセントの位置や数を慎重に決める

コンセントの位置が悪かったり数が足りなかったりすると、家具の配置が難しくなります。タコ足配線は見た目が良くないうえに危険性もあるため、将来的に新たな家電を購入する可能性も検討しつつ、コンセントの配置や数を決めましょう。

ライフステージの変化を考慮して間取りを決める

同じ家で長く快適に暮らすには、家族のライフステージの変化を考慮することが大切です。子ども部屋は用途を変更できるように柔軟な設計にする、バリアフリー設計を取り入れるといった工夫が将来的に役に立つでしょう。

モデルハウスや見学会に参加して実物を見る

家づくりは図面だけではわからないことも多いため、見学会や住宅展示場に足を運び、効率的な家事動線を確保したモデルハウスを見学することをおすすめします。実際の移動距離や家事をする際の動線を体感することで、快適な間取りや必要な設備をイメージしやすくなるでしょう。

コラボハウスのイベント情報についてはこちら

ママに人気の間取りを採用して家事動線を意識した住空間に

ママに人気の間取りを採用して家事動線を意識した住空間に

注文住宅を建てる際は、効率的な家事動線を意識した間取りを取り入れることで、暮らしがぐっと便利になります。家事は毎日の積み重ねだからこそ、家族構成やライフスタイル、将来設計も考慮しつつベストな間取りをじっくりと検討しましょう。コラボハウスでは、家づくりに関するイベントを随時開催しています。ぜひお気軽にご参加ください。