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犬と快適に暮らす家づくりポイント!
理想的な間取りと工夫アイデアも

家づくり

2025.03.24

犬と快適に暮らす家づくりポイント!理想的な間取りと工夫アイデアも

愛犬は大切な家族の一員です。だからこそ、犬も家族も快適で幸せに暮らせる家を実現したいものです。犬と共に暮らす家づくりでは、「間取り」や「素材選び」が重要なポイントになります。ちょっとしたアイデアを取り入れるだけで、愛犬も家族も心地よく過ごせる理想の住まいが叶うでしょう。

この記事では、実際の間取り例を交えながら、犬と快適に暮らすための家づくりのポイントをわかりやすく解説します。

犬と快適に暮らす空間設計の基本ポイント

犬と快適に暮らす空間設計の基本ポイント

犬と人が共に快適に暮らすためには、犬の習性を理解したうえで、お互いが心地よく過ごせる空間を設計する必要があります。ここでは、犬と暮らす家を考える際に意識すべき、空間設計の4つの基本ポイントを見ていきましょう。

犬専用スペースを確保する

犬はもともと群れで生活する生き物なので、人のそばで過ごすことを好むものの、ずっと人のそばにいるのは落ち着きません。家族と一緒に過ごせるようにしつつ、人から離れてリラックスできるスペースを設けることで、愛犬のストレス軽減につながり、お互いに安心して過ごせます。

おすすめは、リビングの一角や廊下の一部に犬専用のコーナーを設置する方法です。

・リビングの一角:家族との距離が近く、孤独感を感じにくい
・廊下の静かな場所:騒がしい環境が苦手な犬に最適

愛犬の性格に合わせたスペースを確保することで、より快適な暮らしを実現できます。

犬の動線を意識したレイアウトを心がける

犬と暮らす家の間取りを考えるにあたっては、犬も人もスムーズに移動できる動線づくりが理想的です。
例えば、廊下やリビングを広めに取ることで、犬が自由に動き回れる空間を確保できます。さらに、犬がケガをしないような設計や家具の工夫も重要です。

具体的な工夫
・家具の角に保護材をつける
・ジャンプによるケガを防ぐため、低めの家具を選ぶ
・犬の動線を妨げないように家具を配置する

動線を意識した間取りを考えることで、犬も人も快適に暮らせる空間を作れます。

窓を設けて外を眺められるようにする

犬は外の景色を眺めることが好きです。特に、留守番中に窓から外を見られると安心感が生まれ、ストレスの軽減につながります。他のメリットは以下の通りです。

・飼い主の帰宅を確認できる
・好奇心を満たし、退屈を防ぐ
・窓辺での日光浴で健康をサポート

愛犬の目線に合わせた窓を設計することで、より快適な環境を提供できます。

防音や臭い対策をする

室内で快適に暮らすためには、防音や臭い対策をしっかり講じることも重要です。

・防音対策

犬の鳴き声は窓を通して外に漏れやすいため、犬がよく過ごすスペースの窓や壁に防音対策を施すのがおすすめです

・臭い対策

ペット臭が気になる場合は、消臭機能のある壁紙やコーティング加工された床材、消臭カーテンを採用することで対策できます。これらの工夫を取り入れることで、犬も家族も快適に過ごせる住環境が実現できるでしょう。

玄関にも工夫を施す

玄関は犬が飛び出してしまう危険があるため、二重扉やゲートを設置することが効果的です。

  • おすすめ

①内側にゲートを設けることで、外出時に犬が急に外に出ることを防げる。
②散歩後の足元を清潔に保つために、犬用の足洗い場を設置するのも良いアイデア。
③足洗い場には、専用のブラシやタオルを用意しておくと、スムーズにお手入れができ、家の中をきれいに保つことができます。

犬に優しい床材を選ぶ

犬と快適に暮らすためには、犬に優しい床材の選定が重要です。滑りにくい素材を採用することで、犬の足腰への負担を軽減できます。

  • 素材

・厚みがあり耐傷性の高いクッションフロア
・弾力性のあるコルクタイル

  • フローリング

天然木は、犬の爪による傷がつきにくく、耐久性も高いため、長期間美観を保つことができます。
犬と共に快適に過ごせる空間を作るために、床材選びは慎重に行いましょう。

土間のある犬と暮らす家については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
犬と暮らす家におすすめの土間リビングとは?間取りや注意点を解説

犬と暮らす家の間取りアイデア3選

犬と暮らす家の間取りアイデア3選

犬と人が快適に暮らせる家を実現するために、間取りの工夫が欠かせません。ここでは、愛犬との生活をより快適にするための3つのアイデアをご紹介します。家づくりを検討中の方は、ぜひ取り入れてみてください。

玄関土間を活用する

雨の日や寒い冬など、外で遊べない日々が続くと、犬はストレスを感じやすくなります。そこで天候に左右されずに遊べる運動スペースを室内に設けることがおすすめです。
玄関に広めの土間があれば、愛犬が走り回るためのスペースとしても活用できます。土間は汚れやキズがつきにくく、水洗いで簡単に掃除できるため、衛生的に保ちやすいのも魅力です。また、タイルやコンクリートでできた土間は夏場でもひんやりとしているため、暑い日に愛犬が涼む場所としても適しています。

庭やバルコニーにドッグランを作る

運動量の多い犬種を飼っている場合、敷地内に愛犬が自由に走り回れるドッグランや中庭を設けると、ストレスの軽減につながります。天候に左右されずに遊べるよう、屋根付きエリアを確保するのがおすすめです。

フェンスの設置ポイント

  • 小型犬:90cm以上の高さ
  • 大型犬:1.5m以上の高さ
  • 隙間のない頑丈なフェンスを選ぶことで、犬の脱走や首を挟むリスクを防げる

足元の素材選び

  • 天然芝・人工芝:犬の足腰に優しく、クッション性が高い
  • ウッドチップ:消臭効果があり、泥汚れがつきにくい
  • 砂利:水はけが良く、雑草対策にもなる

フェンスを設置する場合、小型犬は90cm以上、大型犬は1.5m以上の高さを推奨します。犬が逃げ出したり首を挟んでしまったりしないよう、隙間がなく強固なフェンスを選ぶ必要があります。
理想の広さは、小型犬で5㎡以上、大型犬で10㎡以上です。さらに、水飲み場や日陰、トイレスペースを設けると、より快適な環境になります。また、排泄物の処理や清掃、害虫対策を適切に行い、衛生管理にも配慮しましょう。
バルコニーをドッグランとして活用する場合のポイントは以下の通りです。

  • 柵の隙間を埋めることで、安全性を確保
  • 滑りにくい床材を選ぶことで、足腰への負担を軽減

階段下のデッドスペースを愛犬の隠れ家として利用する

犬は狭い場所や閉鎖的な空間を好む習性があるため、階段下のデッドスペースは愛犬にとって理想的な隠れ家になります。また、人の居住スペースを削らずに活用できるのも大きなメリットです。

設計のポイント

  • 換気を確保:閉鎖的な空間になりやすいため、空気が滞らないように通気口を設ける
  • 掃除しやすい素材を選ぶ:床や壁紙は掃除しやすいものにし、こまめに清掃することで清潔な環境を維持
  • 収納スペースを確保:犬用品をまとめて収納できるようにすると、スペースを有効活用できる

階段下を工夫して活用することで、愛犬にとって安心できる居場所を確保しながら、住まい全体の機能性も向上します。

大切な愛犬を事故から守るためのポイントまとめ

犬と暮らす家では、家庭内でのケガや病気が大きなリスクとなります。愛犬を安全に守るために、日常生活の中で注意すべきポイントを4つご紹介します。

階段の安全対策もしっかり行う

階段は犬にとっても危険な場所のひとつです。足元に滑りにくいカーペットを敷く、上り口や下り口にゲートを設置して愛犬の立ち入りを制限するなど、安全対策を徹底しましょう。また、階段を使用させる場合は、段差が高すぎると脚や腰に負担がかかるため、低めの段差で勾配が緩やかな設計にしましょう。シニア犬や小型犬の場合は、スロープの活用も効果的です。

庭の安全性を確保する

庭で愛犬を遊ばせる場合、飛び出し防止のためにフェンスや塀で囲うことが必須です。特に小型犬は、フェンスのわずかな隙間から脱走する可能性があるため、隙間のないデザインのものを選びましょう。
また、庭に生えている植物にも注意が必要です。犬が誤って有害な植物を食べると、中毒を引き起こす可能性があります。
以下の植物は犬にとって有害とされているため、庭に植えたり飾ったりするのは避けましょう。

・ユリ
・チューリップ
・ポインセチア

安全な庭を整えることで、愛犬が自由に遊べる環境を確保できます。

必要に応じて犬の行動範囲を制限する

愛犬の安全を守るためには、ときに行動範囲を制限することも求められます。
特に、キッチンは火や刃物など危険が多いため、リビングとの間にペットゲートを設置するのがおすすめです。さらに、開閉可能なパーテーションや折りたたみ式の仕切りを活用すれば、普段はオープンスペースとして開放しつつ、必要なときだけ仕切ることができます。
また、仕切った状態でも犬の様子を確認できるよう、格子状の柵や透明な仕切りを採用すると安心です。愛犬の安全を確保しつつ、家族との適度な距離感を保つことができます。

室温調整と通気性を考慮する

犬は暑さや寒さに弱く、とりわけ夏場は熱中症のリスクが高まります。犬種や年齢によって適切な室温が異なるものの、一般的には20℃前後に保っておくのが理想とされます。愛犬の過ごす場所にはエアコンや床暖房を設置して、季節を問わず快適な室温を維持できる環境を整えましょう。
さらに、風通しの良い間取りを意識することで、湿気や臭いがこもりにくくなり、清潔で快適な空間を維持できます。窓の配置を工夫し、定期的な換気を心がけることも大切です。

犬と暮らす家の施工事例3選

ここでは、コラボハウスがこれまでに手がけた住まいのなかから、犬と快適に暮らせる工夫を施した施工事例を3つご紹介します。それぞれの特徴を参考に、愛犬との理想の暮らしをイメージしてみてください。

LDKにケージスペースがある平屋

LDKにケージスペースがある平屋の内観

最初に紹介するのは、シンプルな間取りが魅力の平屋の事例です。「将来、犬を飼いたい」という施主様の夢を叶えるべく、LDKの横に犬用のケージスペースを設置しました。
また、「家具が映える空間にしたい」というご希望から、床にはオークの無垢材を採用しています。オークやナラなどの硬い木材は、耐久性が高くペットの爪にも強いため、長く美しい状態を保てます。しかも無垢フローリングは滑りにくく、愛犬が走り回っても安心です。

LDKにケージスペースがある平屋の施工事例を見る

愛犬との散歩が楽になる動線の平屋

愛犬との散歩が楽になる動線の平屋の内観

次にご紹介するのは、小さな子どもと愛犬がいるご家庭向けの平屋です。「家族の一員である愛犬も、同じ屋根の下で快適に暮らせる家にしたい」という想いから、明るく開放的な中庭のある住まいに仕上げました。
この家の大きな特徴は、玄関から風呂場へ直行できる動線を確保していることです。散歩帰りにすぐに足を洗えるので、毎日の散歩がより快適で楽しい時間になります。
愛犬との暮らしに配慮した動線設計で、家族みんなが心地よく過ごせる住まいです。

愛犬との散歩が楽になる動線の平屋の施工事例を見る

犬と暮らす大きな土間のある平屋

こちらの平屋の特徴は、玄関からリビングまで続く5帖の土間です。「散歩から帰ってきた愛犬が、そのままリビングに行けるようにしたい」という施主様のご希望を叶えるために設計されました。
土間は、汚れても水で簡単に洗い流せるため、お手入れがしやすいのが魅力です。また、リビングに面した南側にはモルタルデッキと中庭がつながっており、窓を開ければ屋内外が一体化し開放的な空間になり、庭へ直接アクセスできるため、愛犬が自由に遊べることが可能です。
モルタルデッキ部分は1m80cmほどの深い軒を設けていて、雨の日でも愛犬がストレスなく遊べます。

犬と暮らす大きな土間のある平屋のルームツアーを見る

猫と暮らす家については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
猫と一緒に暮らす家づくり実例|間取りアイデアと設備の選び方

愛犬と快適に暮らせる理想の住まいはコラボハウスで建てよう

愛犬と快適に暮らせる理想の住まいはコラボハウスで建てよう

犬と暮らす家の間取りを考える際は、家族の使いやすさと愛犬の快適さを両立することが大切です。今回ご紹介した事例を参考に、犬も人も心地よく暮らせる住まいを実現しましょう。

コラボハウスの強み
コラボハウスでは、愛媛・香川・徳島・大阪で設計士とつくるデザイナーズ住宅を提供しています。

  • 設計士と直接相談しながら、愛犬に優しいオーダーメイドの間取りを実現
  • 美しさと機能性を両立した家づくりをサポート
  • 断熱等級5以上の高断熱仕様を標準採用し、犬も人も快適に暮らせる室内環境を確保

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コラボハウスでは、ほぼ毎日設計士による無料相談会を開催しています。愛犬と心地よく暮らせる美しい住まいに興味がある方は、ぜひ無料相談会のご予約や資料請求をお待ちしています。