コラム
片流れ屋根でつくるおしゃれな家
実例で見る平屋・モダン・シンプルデザイン
家づくり
2025.03.20

片流れ屋根は、シンプルかつモダンなデザインが魅力の屋根スタイルで、採光性や開放感を最大限に活かすことができます。特に、平屋やモダン住宅、シンプルデザインの家づくりに適しており、近年、多くの住宅で採用されています。
本記事では、片流れ屋根を採用したおしゃれな住宅の実例を豊富に紹介するとともに、片流れ屋根のメリットや注意点など、住まいづくりのヒントを詳しく解説します。
片流れ屋根とは?
片流れ屋根とは、一方向に傾斜したシンプルな形状の屋根を指します。無駄のないすっきりとしたデザインが特徴で、現代的なスタイルと機能性が評価され、平屋や2階建ての住宅に多く採用されています。構造が単純なため、シャープでスタイリッシュな印象をつくりやすいのも魅力です。また、屋根の角度や素材の選び方によって、モダンテイストやナチュラルテイストなど、幅広いデザインに対応できるこため、近年人気を集める屋根形状となっています。
片流れ屋根のメリットとデメリット
片流れ屋根は、モダンで洗練された外観を演出できるのが大きな魅力です。また、大きな窓を設置しやすいため、自然光をたっぷり取り込める採光性の高い空間を実現できます。さらに、傾斜によって雨水が効率よく排水され、屋根に水が溜まりにくい点もメリットです。
ただし、雨水が片側に集中することで、一方向の外壁が汚れやすくなるデメリットがあります。また、風の影響を受けやすいため、地域によっては耐風対策が必要です。さらに、建物の形状によっては設計の工夫が求められる点も考慮しましょう。
切妻屋根については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
切妻屋根とは?構造やデザインまでわかりやすく解説!施工事例も紹介
片流れ屋根のおしゃれな外観実例7選
ここでは、コラボハウスが手掛けた数多くの施工事例から、片流れ屋根のおしゃれな外観の家を紹介します。
グレーと木が織りなす、洗練された片流れ屋根の家
グレーの片流れ屋根と外壁に、エントランスの木目調の壁がアクセントとなり、モダンで高級感のある外観に仕上がりました。広い窓とシンプルなデザインが、開放的でスタイリッシュな印象を与えます。夜はライトアップされた植栽のシルエットが黒い外壁に映え、より洗練された雰囲気が楽しめます。
グレーと木が織りなす、洗練された片流れ屋根の家の施工事例を見る
シンプル×緑で魅せるモダンな片流れ屋根の家
外壁にガルバリウムと塗り壁という異なる素材を採用しながらも、色をグレーに統一することで洗練されたモダンな外観に仕上がりました。無駄を削ぎ落としたシャープなフォルムが際立ち、スタイリッシュな印象を与えます。さらに、緑豊かな植栽を取り入れることで、クールなデザインに自然の柔らかさがプラスされました。直線的な屋根の美しさと植栽のバランスが、都会的でありながら温かみを感じさせる住まいです。
立体感が際立つ片流れ屋根の家
黒の片流れ屋根が映える、洗練されたモダンな外観が魅力の家です。立体感のあるファサードが独特の存在感を放ち、個性的なシルエットを生み出しています。直線的でクールな印象を持つ外観に対し、玄関周りに植栽を配置することで、柔らかさと温かみをプラス。屋根と外壁の黒が植栽の緑を引き立て、落ち着いた雰囲気を演出しています。
ツートンカラーと木のコントラストが映える片流れ屋根の家
黒と白のツートンカラーが印象的な片流れ屋根の平屋です。シンプルなフォルムにモノトーンの配色が際立ち、都会的な雰囲気を作り出しています。玄関ポーチに木材を取り入れることで柔らかさが加わり、無機質になりすぎない温もりのある佇まいになりました。屋根から伸びる薪ストーブの煙突がアクセントとなり、デザイン性だけでなく、快適な暮らしの工夫も施されています。
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優しさあふれるナチュラルモダンの片流れ屋根の家
柔らかなグレーの外壁に木のアクセントを加えた片流れ屋根の家は、優しく落ち着いた印象を与えます。水平ラインを強調したデザインが建物の広がりを感じさせ、周囲の植栽となじむナチュラルな雰囲気が特徴的です。窓にウッドサッシを採用することで木の温もりが加わり、モダンでありながらも心地よい温かみのある住まいが実現しました。
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2つの片流れ屋根が調和する家
2つの片流れ屋根を組み合わせたL字型の住まいは、個性的でありながら機能的なデザインが魅力です。L字型のプランにより駐車スペースと居住空間が一体化し、使い勝手の良い動線を確保。落ち着いたベージュの外壁と木製の扉が絶妙にマッチし、シンプルながらも温かみのある雰囲気になりました。片流れ屋根のスタイリッシュなラインとナチュラルな素材の組み合わせが、心地よい柔らかさを感じさせる住まいです。
片流れ屋根と白い外壁で魅せる、清潔感あふれる家
シンプルな片流れ屋根に白い外壁を組み合わせ、明るく清潔感のある外観が実現しました。低めの屋根ラインが建物の横への広がりを強調し、平屋ならではのゆったりとした雰囲気を引き立てています。さらに、プライバシーを守るために取り入れたウッドフェンスが、ナチュラルな温かみを演出。直線的な屋根のデザインと木の風合いがバランスよく調和し、シンプルでありながら洗練された落ち着きを感じさせる住まいです。
片流れ屋根と白い外壁で魅せる、清潔感あふれる家の施工事例を見る
片流れ屋根を活かしておしゃれな外観をつくるコツ
ここからは、片流れ屋根を活かしておしゃれな外観をつくるために意識したい4つのポイントを紹介します。
美しい全体像を描く
片流れ屋根をおしゃれに仕上げるには、建物全体のシルエットを意識し、屋根の傾斜角度や高さのバランスを調整することが重要です。傾斜が強めだとシャープで洗練された印象に、緩やかだとナチュラルで柔らかい雰囲気になります。求めるデザインに合わせて屋根の形状を調整し、統一感のある美しい外観を目指しましょう。
窓の配置でデザイン性をアップする
片流れ屋根のシンプルなデザインを活かすために、屋根の形状とバランスを考えながら、窓の大きさや配置を工夫しましょう。例えば、大きな窓を1つ設置すると開放的でモダンな印象に、小さな窓を複数並べるとリズミカルで個性的なデザインに仕上がります。傾斜のラインと調和するように配置することで、建物全体のシルエットがより美しく際立ちます。
軒の長さで雰囲気をコントロールする
軒の長さは、建物の雰囲気を大きく左右します。片流れ屋根の軒が短いとシャープで軽やかな印象になり、モダンなデザインと相性抜群です。一方で、軒を深くすると重厚感や高級感が増し、落ち着いた佇まいを演出できます。ただし、軒の長さは日差しの調整にも影響するため、デザイン性だけでなく機能面も考慮することが大切です。
屋根の素材と色選びで外観を仕上げる
屋根材の色や質感も外観の印象に大きく影響します。例えば、金属製の屋根材はスタイリッシュでシャープな印象を、瓦やスレートは落ち着いた雰囲気を演出します。色選びでは、ブラックやグレーはモダンで洗練された印象に、ブラウンやグリーンは自然と調和しやすくなります。周囲の景観や外壁とのバランスを考えながら、理想のデザインに合った屋根材と色を選びましょう。
片流れ屋根で起こりがちな課題とその解決策
片流れ屋根が映えるおしゃれな外観をつくるコツを把握したところで、片流れ屋根の設計・施工で起こりがちな課題と、その対策も押さえていきましょう。
外壁に雨水の跡が残る
片流れ屋根は雨水が片側に集中して流れるため、外壁が汚れやすい点に注意が必要です。特に軒の出が少ないデザインでは、外壁に直接雨が当たり、雨だれの跡が残りやすくなります。また、日当りが悪い方向では、カビや藻が発生することもあります。
対策として、まず適切な排水計画を立てることが重要です。さらに、防汚性の高い外壁材を選ぶことで、美しい外観を維持しやすくなります。
屋根の色あせが目立つ
片流れ屋根は屋根面が広く見えるため、太陽光による色あせが目立ちやすい傾向にあります。特に黒やグレーの屋根材は、紫外線の影響で白っぽくなりやすく、家全体が古びた印象になりがちです。
対策として、耐候性の高い屋根材を選ぶことをおすすめします。陶器瓦は塗装が不要で色あせしにくく、長期間美しい状態を維持できます。スレートやセメント瓦を使用する場合は、定期的な塗装メンテナンスを行うことで色あせを防ぎ、屋根の美観を保つことができます。
大雨で排水設備に負担がかかる
片流れ屋根は雨水が一方向に集中するため、大雨の際には雨どいに大きな負担がかかります。特に樹脂製の雨どいは劣化しやすく、台風や豪雨の際に破損するリスクが高まります。
対策として、適切な排水ルートを設計し、耐久性の高い金属製の雨どいや大容量の雨どいを設置するのが効果的です。また、定期的な点検・メンテナンスを行うことで、雨どいの劣化を早期に発見し、破損を未然に防ぐことができます。
素材によっては安っぽく見える
シンプルなフォルムが片流れ屋根の魅力の一つですが、素材選びによっては安っぽく見えてしまうことがあります。特にコストを抑えた屋根材や外壁材を使用すると、単調な印象になりがちです。
対策としては、屋根や外壁の素材は質感のあるものを選び、カラーコーディネートにもこだわることが大切です。さらに、アプローチや門柱など外構にも工夫を加えることで、全体に統一感が生まれ、高級感のある仕上がりになります。
片流れ屋根の家を建てるならコラボハウス!施工事例多数で理想の住まいを実現しよう
片流れ屋根はシンプルかつスタイリッシュなデザインが魅力ですが、採用する際は地域の気候に適しているかを考慮することが大切です。特に風や雪が多い地域では、耐久性や強度をしっかり確保する必要があります。そのため、片流れ屋根の施工経験が豊富な業者を選ぶことが重要です。
コラボハウスでは、多彩な施工事例と安心のサポート体制で、一人ひとりの暮らしに寄り添った、おしゃれで機能的な住まいを提案しています。デザイン性と機能性を両立した理想の片流れ屋根を実現するために、まずはコラボハウスにお気軽にご相談ください。
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