Phone
  • ホーム
  • コラム
  • ガルバリウム鋼板の家とは?メリット・デメリットと施工事例を紹介

ガルバリウム鋼板の家とは?
メリット・デメリットと施工事例を紹介

家づくり

2025.03.11

ガルバリウム鋼板の家とは?メリット・デメリットと施工事例を紹介

おしゃれで機能的な家を目指すなら、素材選びは重要なポイントです。中でも「ガルバリウム鋼板」は、近年注目を集める素材のひとつです。その理由は、耐久性やデザイン性の高さにあります。多くの新築やリフォームで採用されており、実際にガルバリウム鋼板を用いた家は独自の魅力を放っています。しかし、具体的にどのような特徴があり、どんな家づくりに最適なのでしょうか。本記事では、ガルバリウム鋼板の基本情報からメリット・デメリット、さらに実際の施工事例まで詳しく解説します。

ガルバリウム鋼板とは?

ガルバリウム鋼板とは?

ガルバリウム鋼板は、1972年に米国ベスレヘムスチール社によって開発された建材です。鉄板の表面に、アルミニウム(55%)、亜鉛(43.4%)、シリコン(1.6%)の合金をコーティングすることで、優れた耐食性・耐熱性を実現しています。
また、軽量であるため、建物への負荷を軽減しつつ、耐久性とコストパフォーマンスのバランスが良い点も特徴です。つまり、豪雨や地震などの自然災害が多い日本では、ガルバリウム鋼板は適した建築材といえます。現在は外壁や屋根材として幅広く活用され、シンプルモダンなデザイン住宅にも適しています。

ガルバリウム鋼板の色の種類

ガルバリウム鋼板の色はシルバーやグレー、ブラックなどのシンプルな色が主流でした。しかし最近では木目調やアイボリー、ブラウン、ブルーなど、カラーバリエーションが豊富になり、モダンやカフェ風、和モダンなど、さまざまな建築デザインに対応できるようになりました。特に外壁全体に濃淡のあるカラーを使うことで、スタイリッシュさと温かみの両立が図れます。

ガルバリウム鋼板を外壁に採用する際の張り方

ガルバリウム鋼板を外壁に採用する際の張り方には、「縦張り」「横張り」「斜め張り」の3種類があります。縦張りは雨水が流れやすく、防水性が高いため、特に雨の多い地域に適しています。また、モダンな印象を与えるため、現代的なデザインの家に人気です。横張りは安定感があり、建物を幅広く見せる効果があるため、広い外観を求める方に向いています。斜め張りはデザイン性が高く、個性的な外観を演出できるため、アートな印象を持たせたい方におすすめです。

その他の外観デザインについては、こちらの記事で詳しく紹介しております。

外壁を塗り壁にするメリット・デメリット、おしゃれなデザイン事例も紹介

かっこいい住宅のポイントはモダンな外観!建築時の仕上げるコツとは(後日公開予定)

ガルバリウム鋼板を使うメリット

ガルバリウム鋼板を使うメリット

先に触れた通り、ガルバリウム鋼板には長持ちする耐久性、防錆性、軽量性といった特徴があります。また、さまざまなデザインに対応可能なため、低コストでおしゃれな家づくりが実現します。以下で詳しい特徴を見ていきましょう。

耐久性と防錆性に優れている

ガルバリウム鋼板は、アルミと亜鉛の合金メッキによって高い耐久性を発揮します。雨や湿気にも強く、適切なメンテナンスを行えば、耐用年数は25年から30年、場合によっては40年以上持続することもあります。特にサビにくい特性があり、外壁や屋根材としての信頼性を高めています。

軽量で地震に強い

ガルバリウム鋼板は、瓦やスレートに比べて圧倒的に軽量です。屋根や外壁に使用しても建物の構造に大きな負担をかけません。軽量であることで、地震発生時には建物が受ける揺れを軽減する効果があります。そのため、地震リスクが高い地域では特に注目されており、耐震性を意識した住宅設計に取り入れられています。

デザイン性が高い

ガルバリウム鋼板は、シンプルながらも高いデザイン性を演出できる特徴から、住宅はもちろん商業施設など、さまざまな建築スタイルに対応します。たとえば、濃色系のガルバリウム鋼板を縦張りにすることで、モダンで洗練された印象になります。また、カラーバリエーションが豊富で、木材やタイルなど異なる素材との組み合わせによって、家全体のデザインの幅を広げることが可能です。

ガルバリウム鋼板を使うデメリット

メリットの多いガルバリウム鋼板ですが、いくつかのデメリットも存在します。たとえば、素材が薄いため傷がつきやすく、断熱性や遮音性も懸念材料です。具体的なデメリットについて以下で解説します。

傷つきやすい

ガルバリウム鋼板は耐久性に優れているとはいえ、薄い素材のため硬い物が当たると凹みや傷が生じやすい特徴があります。たとえば、日常生活で傷がつく原因となるのが台風時の飛来物です。また、施工時や運搬時に傷をつけられるリスクがないとはいえません。傷を放置するとサビの原因となるため、見つけた場合は早めの補修が必要です。ただし、補修跡が目立つ可能性もあるため、専門業者へ依頼しましょう。

断熱性や防音性が低い

ガルバリウム鋼板は、断熱性や遮音性が低いという金属ならではのデメリットがあります。夏場には外気の熱が伝わりやすく、冬場には室内の暖気が逃げやすくなるのは避けられません。また、雨が降った際に屋根から伝わる雨音が気になる場合もあります。この欠点を補うには、断熱材や吸音材を併用する方法が効果的です。断熱材一体型の製品を採用することで、より快適な住環境が実現します。

定期的なメンテナンスが必要

ガルバリウム鋼板は耐久性が高いものの、完全にメンテナンスフリーではありません。特に劣化しやすい接合部やコーキング部分は、雨水の侵入を防ぐために定期的な点検と補修が必要です。また、定期的に清掃をしなければ、表面に汚れが付着して美観を損なうリスクがあります。ガルバリウム鋼板の美しさと機能性を長く維持させるためには、適切なメンテナンスを定期的に行うことが大切です。

ガルバリウム鋼板を使った施工事例

ここでは、実際にガルバリウム鋼板を使用して建てられた家の施工事例を紹介します。コラボハウスが手掛けたデザイン性と機能性を両立した家を例に、さまざまな活用方法を確認してみましょう。

レンガ色のガルバリウムを効かせた家

レンガ色のガルバリウムを効かせた家の外観

赤みがかったレンガ色のガルバリウム鋼板を屋根と外壁に使用したシンプルモダンのデザイン事例です。鮮やかなカラーが、周囲の景観に溶け込みながらも個性的な印象を与えています。屋根と外壁の色を揃えたことで、シンプルな外観ながらも存在感のある仕上がりになりました。さらに、植栽を効果的に配置することで、自然との調和が図られている点も特徴です。デザイン性と素材の特性を活かした、モダンでおしゃれな家の好例といえます。

レンガ色のガルバリウムを効かせた住まいの施工事例を見る

明るいホワイトカラーが眩しいガルバリウムの家

明るいホワイトカラーが眩しいガルバリウムの家の外観

明るいホワイトカラーのガルバリウム鋼板を外壁に使用したこの事例では、シンプルかつ清潔感あふれる外観が特徴です。横張りデザインにより、建物に広がりを感じさせています。さらに、木製の窓枠や玄関部分の塗り壁とのコントラストがデザイン全体のアクセントとなり、温かみを演出しています。また、周囲の自然環境とも調和し、開放感のある居住空間を実現しています。

明るいホワイトカラーが眩しい住まいの施工事例を見る

濃色のガルバリウム鋼板がモダンな家

濃色のガルバリウム鋼板がモダンな家の外観

濃いグレー系のガルバリウム鋼板を採用し、スタイリッシュで洗練された外観が目を引く住宅です。縦張りデザインによって建物の高さが強調され、シャープな印象を与えています。また、グレージュ色の塗り壁や木製の玄関ドアとの組み合わせにより、全体のバランスが取れたデザインに仕上がりました。メンテナンス性と耐久性を備えつつ、高いデザイン性を追求した住宅事例です。

濃色のガルバリウム鋼板がモダンな住まいの施工事例を見る

縦張りのガルバリウム鋼板で高さが強調された家

縦張りのガルバリウム鋼板で高さが強調された家の外観

淡いグレーのガルバリウム鋼板を縦張りにし、落ち着いたモダンな雰囲気を醸し出す外観が特徴的です。建物をスッキリと見せる縦ラインのデザインにより、平屋には見えない高さのある家になりました。木目の軒天や玄関扉が温かみを加え、金属のクールさとのバランスを取った仕上がりになっています。機能性を保ちながら、シンプルで洗練されたデザインが魅力的な事例です。

縦張りのガルバリウム鋼板で高さが強調された住まいの施工事例を見る

深緑色のガルバリウム鋼板が自然と調和する家

深緑色のガルバリウム鋼板が自然と調和する家の外観

深緑色のガルバリウム鋼板を採用し、自然環境と調和する落ち着いた外観が特徴の住宅です。縦張りのデザインによって建物全体が引き締まり、スタイリッシュな印象の仕上がりになりました。ガレージと一体化した設計が機能性を高め、利便性も確保しています。さらに、木材をアクセントに取り入れることで、冷たさを感じさせない温もりあるデザインが完成しています。

深緑色のガルバリウム鋼板が自然と調和する住まいの施工事例を見る

ガルバリウム鋼板でおしゃれな家を建てる際の注意点

ガルバリウム鋼板を使った家づくりでは、デザイン性とメンテナンス性を両立させるための工夫が重要です。ここでは、色選びや施工時のポイント、周囲の環境との調和を考慮した注意点について解説します。

周囲の環境や家全体のデザインと調和する色を選ぶ

ガルバリウム鋼板はカラーバリエーションが豊富なため、周囲の環境や家全体のデザインと調和する色を選ぶことが大切です。たとえば、濃色系のカラーはモダンな印象、明るめのカラーはナチュラルな雰囲気に適しています。また、木材や塗り壁など、異なる素材との組み合わせを採用すると、より魅力的な外観が実現します。さらに、都市部では汚れが目立ちにくい色、海沿いや湿度の高い地域では錆びに強いタイプのガルバリウム鋼板など、地域の特性に合わせた素材選びも重要です。

メンテナンス性を考慮する

ガルバリウム鋼板は耐久性が高いものの、接合部やコーキング部分の劣化を防ぐために、定期的な点検と補修が必要です。特に防水施工の品質は、長期的なデザイン性と機能性を左右します。雨漏りなどのトラブルを防ぐためには、技術力の高い専門業者による施工が必須ですし、定期的なメンテナンス計画を立てることも重要です。

建築コストの予算とのバランスを考える

ガルバリウム鋼板でおしゃれな家を建てる際、デザイン性を重視するとコストが増加することがあります。例えば、特殊な形状や色合いの鋼板を選ぶと、その分材料費が高くなることが考えられます。また、断熱材や遮音材を併用することで快適性を高めることができますが、これも予算に影響を与える要素です。施工を依頼する会社の選定も重要です。豊富な施工事例がある業者に依頼することで、予算内で理想のデザインを実現しやすくなります。事前にしっかりと見積もりを取り、計画的に進めることが成功の鍵です。

コラボハウスで実現する、デザインと機能美が融合した唯一無二の住まい

コラボハウスで実現する、デザインと機能美が融合した唯一無二の住まい

ガルバリウム鋼板は、耐久性・防錆性・デザイン性を兼ね備えた建築材として、多くの住宅に採用されています。スタイリッシュでモダンな外観になりやすく、和風住宅にも調和しやすいなどデザインの自由度が高いのも魅力です。施工事例や注意点を踏まえ、ガルバリウム鋼板の特性を活かした家づくりを進めましょう。

コラボハウスは、設計士と家づくりを進めるため、デザイン性と機能性を兼ね備えた提案力があります。豊富な施工実績を持ち、おしゃれで耐久性の高い外観を実現できます。さらに、お客様の希望やライフスタイルに合わせたオーダーメイド設計が可能です。素材選びからメンテナンスまで専門家がサポートし、安心して理想の家づくりを進められます。愛媛・香川・徳島・大阪で理想の住まいを建てるなら、ぜひコラボハウスにご相談ください。