BLOG松山久万ノ台スタジオブログ
設計士の自宅 失敗談 夏の暑さと対策
こんにちは☆
久万ノ台店 設計士 西村です。
前回は我が家の最大の失敗である
屋根一体型ソーラーについて書かせていただきました。
今回は、方位と窓配置について書こうと思います。
我が家の敷地は東西軸が実際の東西軸に対して40度傾いています。
図で見るとわかりやすいと思いますので↓の画像を見てください。
こんな感じです。
まあ、この地域特有の方位の振りなのですが、この点に配慮せずに設計したこと。
これが失敗の元でした。
少し分解していきます。
40度の傾きを敷地に合わせてそのまま設計していますのでいろいろと不具合がでてきます。
一般的に夏の太陽光は、できる限り室内に取り込まないように設計をするべきです。
室内に取り込んでしまいますと夏の暑い日に一般的な掃き出し窓(横幅1.6m×高さ2m程度)1つにつき1000wの電気ストーブを置いているのと同じくらいの熱を取り込んでしまいます。
なかなかの熱量ですよね、、、、
ですので、南面の窓にはできる限り軒の出やひさしを取り付けるようにして、直射日光を室内に取り込まないように設計しないといけません。
おおよそ、窓の高さの0.3倍程度の出幅が必要となります。
2mの窓の高さでしたら60cmが理想的です。
これに関しては我が家はクリアーしています。
ほかには、夏場は西日を室内にとりこまないようにするために、外壁西面には大きな窓をとらないように設計する必要があります。
この点についても我が家はクリアーしています。
下図をみてください。
このように、西日が入りにくくするために西面には小窓が1つあるだけです。
南面も軒の出をたっぷりと確保しているので問題なし。
ですが、ここで注目していただきたいのが朝日の出てくる日の出の角度です。
以前のブログに書きましたが、敷地の北側には田園風景があり、家の北面には景色を取り込む為に大きな窓をたくさん配置しております。
そう!この窓!! お気づきでしょうか???
夏の朝日がガンガンに家の中に入ってきます!!!
夏の午前中は家の中がめっちゃ暑くなるんです、、、、、これは大失敗、、、、ショック、、、、
西日と南の日は対策出来ているのに、、、思わぬ伏兵、朝日が潜んでいました。。。。
おまけに、、、、北側の屋根につけるから大丈夫だろうと、室内が明るいといいな~♪と、何気ないテンションでつけた
『トップライト(天窓)×4』
こいつらも凶悪です。
しっかりと光を取り込んでくれます!そして、、、熱も大量に取り込んでくれます(T_T)
数年前の夏休みに家族旅行で4日ほど家を空けて出かけたのですが、帰宅して玄関ドアを開けた瞬間、
ここはサウナか??(大袈裟、、w)
というほどの灼熱地獄(大袈裟、、w)になっていました。
急いで全窓を開けて換気をしました。これで解決!とおもいきや、壁や床が熱を持ってしまっているので、壁床天井からの放射熱のせいで二日くらいは冷房をかけていてもムシムシしていました。。
せっかく大きなローンを組んでお家を建てたのにこれでは絶望しかないですよね、、、。
ですが安心してください☆
これも対策はあります!
我が家でもこの対策により環境改善できました♪
まずは北面のおおきな窓にはYKKapさんの『アウターシェード』を取り付けしました。
お値段も意外とリーズナブルなので西日や朝日、軒の無い家の南の日などにお困りの方はぜひ検討してみてください☆
https://www.ykkap.co.jp/products/ex/item/series/outershade/
こんなビジュアルです。
メッシュなので景色も透けて見えます。
これを設置することにより、無事に夏の朝日問題はかなり改善されました☆☆
お困りの方、西村まで声かけてください!!
そして、、、凶悪なトップライト×4
こいつらへの対策は、当社スタッフの熱ゴロウとも色々な作戦を計画しましたがうまくいかず、
結局、トップライトの上に断熱材を載せて板金で蓋をしてふさぐことで解決しました。
(これしか思いつかず、、、無念、、、、)
☆まとめ☆
北面の窓だからといって油断は禁物!
夏は西日対策に気をとられがちだが朝日もなかなか容赦ない!
トップライトは駄目ゼッタイ!
今回は夏の暑さについての失敗を書きましたが次回は、冬の寒さについて書こうかなと思います。
それではまた☆