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コラボハウス愛媛一級建築士事務所

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BLOG

2019/12/25

塗り壁のメリット・デメリット

こんにちは!

久万ノ台オープンスタジオの松尾です。

 

本日はクリスマスですね!☆

皆さんはどんなクリスマスをお過ごしでしょうか?(^-^)

 

クリスマスムード一色の街を見ると今年ももう終わりなんだな~と少ししんみりした気持ちになってしまう松尾です。

 

 

そんなしんみりムードはさておき、

本日は、塗り壁のメリット、デメリットについてお話していこうと思います!

 

前回のガルバリウムに引き続き外壁シリーズですね。

 

もし外壁選びで悩まれている方がいらっしゃいましたら前回の

ガルバリウムのメリットデメリット」も是非読んでみてください!

 

 

外壁選びで悩ている方の多くは一度は塗り壁を検討されているのではないでしょうか。

そして、お家づくりはまだまだこれから!という方も塗り壁を知っているという方も多いのではないでしょうか。

 

ただ、何となくイメージはあるけど実際自邸に採用するとなるとどーなの?

といった疑問や不安は当然出てくると思います。

 

そういった外壁選びの参考になればと思い、

今回は塗り壁を検討する際のポイントをご紹介していこうと思います!

 

 

〇 塗り壁とは 〇

 

外壁(あるいは内壁)に、天然素材の土や人口の樹脂系の外壁材を、左官職人さんが外壁に塗り、仕上げていく壁のことです。

 

土壁やしっくい壁などの塗り壁は、古くから日本家屋で使われているため一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

 

ガルバリウムやタイルのように、既製品を施工して仕上げる外壁と違い、左官職人さんが手仕事で一から仕上げていくため、

全く同じ壁に仕上がることはなく、我が家オリジナルの壁に仕上げることができるオーダーメイド感も大きな魅力です。

 

 

ここからは余談ですが、「左官さん」がいるなら「右官さん」もいるのでは?

と思い、先輩に聞いてみたところ「右官」は今でいうところの大工さんのを指す言葉だったらしく、

土壁などの土系の左官、木材などの木系を扱う右官という風に分かれていたようです。

次第に右官という役職が棟梁や大工といった言葉に置き換わり、今では壁職人を指す左官という言葉だけ残っている。

とのことでした!(所説あるそうです)

 

 

〇 塗り壁の種類 〇

 

 

・珪藻土

植物性プランクトンの化石から作られた珪藻土(けいそうど)は耐火性があり、

ざらざらとした風合いが特徴。

 

 

・漆喰

消石灰を原料とする漆喰(しっくい)は、強アルカリ性の性質から抗菌力があり防カビ効果が期待できます。

耐火性が高く、お城などにも使われていた素材です。。つるつるとした肌触りが特徴です。

 

 

・樹脂系

天然素材系に比べ、色彩豊富なものが多いです。

また、科学的に設計されているため、伸びが良くひび割れに強かったり、

かびや藻等の微生物汚染に対して強い素材も発売されています。

 

 

〇 塗り壁のメリット 〇

 

 

・塗り壁ならではの風合い

やはり塗り壁は、他の既製品の外壁材では出せない、手作業の仕上げだからこそ出せる風合いが魅力です。

また、左官さんの技術によってさまざまなデザインを仕上げることができる為、幅広い要望を叶えてくれます。

 

↑ 【 プレスL 】 ↑

 

↑【 プロヴァンス 】↑

 

同じ白の塗り壁でも塗り方によってはここまで違いが出ます。

また左官さんの塗り方によって同じプロヴァンスの塗り方(画像2枚目)でも、癖の強さが違ったりするので、

塗壁を採用する際は実際にどのような仕上がりになるかしっかり確認しておくと間違いないでしょう。

 

コラボハウスの場合は、実際に現場で1m角の塗り壁サンプルを左官さんに作ってもらい

どのくらいの仕上がりになるのか確認していただいてます(^-^)

 

 

・つなぎ目ができないデザイン

他の既製品系の外壁材ではどうしてもつなぎめができてしまい、家に意図しないラインが入ってしまいます。

また、サイディングのようにつなぎ目からの劣化が目立つ材料もありますが、

塗り壁の場合つなぎ目なく一様に仕上げていくためそのような心配はありません。

 

 

〇 塗り壁のデメリット 〇

 

 

デザイン性が高くオーダーメイド間の強い塗り壁ですが、

実際に採用するとなるとデメリットの部分も気になるかと思います。

 

ここからは外壁に塗り壁を採用する際に注意すべきポイントやデメリットをご紹介していきます。

 

 

・施工コストが高め

外壁材そのものはそこまで高いものは少ないですが、

やはり既製品と違い、現場で左官職人さんにすべて手仕事で仕上げてもらうため

他の外壁材と比べるとコストがかかる場合が多いです。

 

 

・経年変化が目立ちやすい

ガルバリウムのご紹介の時も述べましたが、外壁にメンテナンスフリーなんてものは基本的にありません。

塗り壁も例外ではなく、経年変化で変色やひび割れ、汚れが目立ってきます。

一般的には10年程度で塗り替えが必要とされていいますので、メンテナンスも視野に入れて採用を検討していきましょう。

 

 

〇 塗り壁のメンテナンス 〇

 

塗り壁は仕上げのデザインによっては凹凸が多く、どうしても汚れがたまりやすい場合があります。

日々、外壁の掃除を定期的にしていただくことで長期間綺麗に保つことができます。

 

ここで注意なのが、塗り壁のこびりついた汚れに高圧洗浄機の使用はオススメできません!

 

必要以上に塗り壁を傷めてしまう場合がありますので、取れにくい汚れがある場合がある場合は、

サンドペーパー等で削り取ってあげるときれいに補修できます!

 

 

〇 まとめ 〇

 

 

今回は塗り壁のメリット、デメリットそれぞれをご紹介いたしました!

塗り壁はやはり左官職人さんにオーダーメイドで仕上げてもらえるという、特別感が一番の魅力かなと個人的には思います!

 

家全体でなくとも、部分的に使ったり、ガルバリウムと組み合わせたりと使い方も様々なので、

気になっている方はお近くの設計士に相談してみると、面白い塗り壁のアイデアが出てくるかもしれませんね!(^-^)

 

少しでも、皆さんのお家づくりの参考になりますと幸いです!☆

それではまた!

 

 

久万ノ台オープンスタジオ  松尾 政紀

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