現場管理、職人さんの意識の高さも素晴らしい

同じ設計士だが住宅のプロに任せたいと

子ども達が独立して夫婦二人だけの生活になったタイミングで建物が古くなって痛んできていたので家を建て替えようと考えたのが始まりです。
私自身が設計士で住宅設計の経験はありませんが、いつか自分で設計したいなと。
ただ、住宅っていうのは一般建築と違うノウハウが必要なので、上手で慣れている住宅のプロにお願いした方が良いだろうなとも感じていました。

アンケートの職業欄に躊躇しながらも「設計士」と書いたところ、驚かれつつも興味を持って話を聞いてくれました。
設計士同士、分かりあえる部分もあり、私たちの想いに精いっぱい応えようとしてくれる姿が嬉しくて。
ここだったら一緒につくっていけると第一印象で思いました。

できない、じゃなくてできる方法を考え抜いてくれて

打ち合わせでは、数えきれないくらい思い出深いことが多々。
要望や設計経験上の提案などに対して答えを素早く見つけてくれて、提案を実現してくれて、一緒につくり上げた感があります。
定年間近の私たちは「費用を抑えつつ、こだわりを叶えたい」という想いがありました。
厳しいことをたくさん伝えましたが、全部こうしていきましょう、こうしたらコストダウンできますよ、と動いてくれました。
できない、じゃなくてできる方法を探し出してくれました。

家を見るたびにキュンキュンします

暮らして丸2年が経ちますが、帰宅時に家が見えたときに「なんて素敵な家なんやろう」と毎回ときめいています。
29坪とミニマムでストイックな建物ですが、私たちが望んでいたものが散りばめられています。
特に良かったなと思っているのは、玄関土間を広くつくったこと。
妻がお花に関わっているのでショップにしても良いし、陶芸をしている友人が多いのでギャラリーとしても使えます。
何か発信できる場所がほしかったので第二の人生のためにつくってもらいました。

また、窓をどの方角でどのくらいの大きさで取るかにこだわりました。
子ども達が通学していた道路を見たい、毎年夏に上がる花火を見たい、といった希望から窓の配置を決めました。
今、その窓から朝陽だったり、夕焼けだったり、花火だったり、綺麗なお月さんだったりが、調理しながら見られるのがすごく幸せで。
万博のブルーインパルスも見えたんです。美しい景色を見るたびに「コラボさんに感謝だな」と思っています。

現場の美しさに意識の高さが表れています

現場管理してくれた担当の現場監督さんにも感謝しています。
設計されたものを具体化するという使命の中で、難しい造作を工夫してくれて、何かあれば相談してくれて、会話のキャッチボールの中でさらに良いものができました。
職業柄、さまざまな現場を見てきましたが、こちらの現場は整理整頓されてとてもきれいで驚きました。大工さんの意識が高くてきっちりしているなと。
その部分をホームページで大々的に触れられていないのが悔しいなと思うくらいです。
皆さんに声を大にして言いたい。コラボさんは設計はもちろん、施工も素晴らしいです！